宣戦布告!
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3日。
エースに会わなかった。
1日目はまあそんな日もあるかなぁと。
2日目は家に行った。
でも留守だった。
・・・・・・・・・こんなことなら無理にでも入っておくんだった。
「・・・・・・・・・・・エースの馬鹿」
「何でだよ」
「馬鹿。早く言ってよ・・・!!」
「・・・・別にいいだろ」
「良くない」
エースは不機嫌だ。
でも私だって、怒ってる。
「もう乗らないでねバイク」
「心配し過ぎだっつーの」
・・・・・・心配だってするよ。
「今回はたまたま軽傷だったけど!次どうなるかわかんないんだよ!?」
「また事故る前提で話すなって」
・・・・・エースがバイクで事故を起こした。
右腕の骨折。
不幸中の幸いで、他の誰を巻き込むこともなく、
エース自身の命にも問題はなかった。
それでも次は、って思ったら。
「怖いんだもん・・・・」
「そもそもどうやって知ったんだよ?事故のこと」
「ルフィから聞いた」
「・・・・・・口止めしておいたんだぜ?」
「何か隠してるのはわかったからお菓子あげたら教えてくれたよ」
「・・・・ルフィの奴」
エースが苦虫を噛み潰したような顔で呟く。
「それよりエース、私今日からここに通う」
「はぁ!?」
「だって見たよアレ」
台所。部屋。
溜まった洗い物。散らかしっぱなしの惨状。
「ルフィじゃ料理や片付けなんてマトモに出来ないでしょ?」
「俺1人で何とかする」
「その腕で?」
「・・・・・通うってお前」
「朝来てご飯作って片付けてまた夜来てご飯作る」
「帰り危ねェだろ」
「・・・・心配してくれてるんだ?」
「・・・一応女だからな」
ぶっきらぼうな言い方だけど心配っしてくれてるのが伝わって嬉しかった。
「大丈夫、そんなに遠くないし。・・・・駄目?」
「アコがそこまでする必要ねェだろ・・・・」
「私がしたいの」
「・・・・じゃあ、頼む」
「任せて!」
女子力アピールするチャンス!!
「エースって何が好き?」
料理の為にエースの好きなものをリサーチ。
「肉」
ルフィの簡単な答え。
「うんそれはわかってる。ハンバーグとかステーキとか、それ以外は?」
「・・・・・あと?あと何だろうなー」
「家で何食べてる?」
「カップ麺!」
「・・・・・・・・・エースは何作ってくれるの?」
「美味いモン!」
「・・・・・・わかったよ」
私頑張るよ。
頑張ってとにかく美味しいもの作るよそれでいいんでしょ!?
「ということでおはよう!」
朝早く起きて家から色々持ってきて。
気合も入れて来た!
「・・・・朝から元気だな」
「珈琲でいい?」
「それくらいなら俺がやる」
「いいからエースはルフィ起こして来て」
「・・・ルフィに変なモン食わすなよ」
・・・・・甘い言葉を期待してた訳じゃないけどさ。
「じゃあエースには惚れ薬でも入れようかな」
思わずそう毒づいてみた。
「絶対効かねェ」
・・・・もう少し優しくしてくれてもいいのに。
思いながらお湯を沸かして食パンをトースターにセットした。
「はい、いただきます!」
「いただきます」
「いっただきます!」
トーストにバター、目玉焼きにサラダ。
簡単だけど頑張った。
「んめェ!」
早速の反応はルフィ。
エースはもくもくと食べてる。
「・・・・エース、どう?」
「普通に美味い」
・・・・とりあえずはほっとした。
「食べたら一緒に学校行こうねールフィ」
「おう!」
ルフィの高校とは途中まで一緒の道だから。
「帰りは一緒に買い物しよう?好きなお菓子1つだけ買ってあげるから」
「いいぞ!」
「エース夕飯何食べたい?」
「・・・別に何でも」
「・・・何が好き?」
「肉」
あくまでも素っ気ない態度にさすがに悲しくなった。
「・・・・・私、迷惑だった?」
「え」
ルフィが子供で私とエースが夫婦みたい、なんて少し喜んでた私の馬鹿。
「ごめんねっもう帰るから!」
泣きそうになったので立ち上がって、
荷物を持って玄関に向かったら、
「待てよアコ!」
エースに腕を掴まれた。
「・・・・エース」
私の、こと。
「片付け、してけよ」
・・・・・・ときめきを返せ。
引き留めてくれるなんて嬉しいと思ったのに。
エースももしかして私のこと、なんて。
・・・・思ったのに。
「俺も手伝うから」
「え、エース?」
「・・・・あんまりやらせんのも悪ィだろ」
少しだけ気まずさそうに顔を背けながらぽつりとエースが呟いた。
「私・・・・邪魔じゃない?」
「助かる」
「ほんと?」
「あァ。だから・・・・アレだ、夕飯は別に俺の好きなモンとか気にしねェでいい」
「でも」
「アコの好きなモンとか作りやすいのでいいから、よ」
「頑張る!!」
ちょー頑張る!!
「んで帰りは送る」
「えっいいよ」
「いいから送らせろ。片腕でもその辺の奴らになら負けねェ」
・・・・うん、エースならそうだと思う。
ホントに強いから。
「・・・・ありがと」
・・・・・・・これは断然やる気が出てきましたよ!!
+女子力! 終+
エースに会わなかった。
1日目はまあそんな日もあるかなぁと。
2日目は家に行った。
でも留守だった。
・・・・・・・・・こんなことなら無理にでも入っておくんだった。
「・・・・・・・・・・・エースの馬鹿」
「何でだよ」
「馬鹿。早く言ってよ・・・!!」
「・・・・別にいいだろ」
「良くない」
エースは不機嫌だ。
でも私だって、怒ってる。
「もう乗らないでねバイク」
「心配し過ぎだっつーの」
・・・・・・心配だってするよ。
「今回はたまたま軽傷だったけど!次どうなるかわかんないんだよ!?」
「また事故る前提で話すなって」
・・・・・エースがバイクで事故を起こした。
右腕の骨折。
不幸中の幸いで、他の誰を巻き込むこともなく、
エース自身の命にも問題はなかった。
それでも次は、って思ったら。
「怖いんだもん・・・・」
「そもそもどうやって知ったんだよ?事故のこと」
「ルフィから聞いた」
「・・・・・・口止めしておいたんだぜ?」
「何か隠してるのはわかったからお菓子あげたら教えてくれたよ」
「・・・・ルフィの奴」
エースが苦虫を噛み潰したような顔で呟く。
「それよりエース、私今日からここに通う」
「はぁ!?」
「だって見たよアレ」
台所。部屋。
溜まった洗い物。散らかしっぱなしの惨状。
「ルフィじゃ料理や片付けなんてマトモに出来ないでしょ?」
「俺1人で何とかする」
「その腕で?」
「・・・・・通うってお前」
「朝来てご飯作って片付けてまた夜来てご飯作る」
「帰り危ねェだろ」
「・・・・心配してくれてるんだ?」
「・・・一応女だからな」
ぶっきらぼうな言い方だけど心配っしてくれてるのが伝わって嬉しかった。
「大丈夫、そんなに遠くないし。・・・・駄目?」
「アコがそこまでする必要ねェだろ・・・・」
「私がしたいの」
「・・・・じゃあ、頼む」
「任せて!」
女子力アピールするチャンス!!
「エースって何が好き?」
料理の為にエースの好きなものをリサーチ。
「肉」
ルフィの簡単な答え。
「うんそれはわかってる。ハンバーグとかステーキとか、それ以外は?」
「・・・・・あと?あと何だろうなー」
「家で何食べてる?」
「カップ麺!」
「・・・・・・・・・エースは何作ってくれるの?」
「美味いモン!」
「・・・・・・わかったよ」
私頑張るよ。
頑張ってとにかく美味しいもの作るよそれでいいんでしょ!?
「ということでおはよう!」
朝早く起きて家から色々持ってきて。
気合も入れて来た!
「・・・・朝から元気だな」
「珈琲でいい?」
「それくらいなら俺がやる」
「いいからエースはルフィ起こして来て」
「・・・ルフィに変なモン食わすなよ」
・・・・・甘い言葉を期待してた訳じゃないけどさ。
「じゃあエースには惚れ薬でも入れようかな」
思わずそう毒づいてみた。
「絶対効かねェ」
・・・・もう少し優しくしてくれてもいいのに。
思いながらお湯を沸かして食パンをトースターにセットした。
「はい、いただきます!」
「いただきます」
「いっただきます!」
トーストにバター、目玉焼きにサラダ。
簡単だけど頑張った。
「んめェ!」
早速の反応はルフィ。
エースはもくもくと食べてる。
「・・・・エース、どう?」
「普通に美味い」
・・・・とりあえずはほっとした。
「食べたら一緒に学校行こうねールフィ」
「おう!」
ルフィの高校とは途中まで一緒の道だから。
「帰りは一緒に買い物しよう?好きなお菓子1つだけ買ってあげるから」
「いいぞ!」
「エース夕飯何食べたい?」
「・・・別に何でも」
「・・・何が好き?」
「肉」
あくまでも素っ気ない態度にさすがに悲しくなった。
「・・・・・私、迷惑だった?」
「え」
ルフィが子供で私とエースが夫婦みたい、なんて少し喜んでた私の馬鹿。
「ごめんねっもう帰るから!」
泣きそうになったので立ち上がって、
荷物を持って玄関に向かったら、
「待てよアコ!」
エースに腕を掴まれた。
「・・・・エース」
私の、こと。
「片付け、してけよ」
・・・・・・ときめきを返せ。
引き留めてくれるなんて嬉しいと思ったのに。
エースももしかして私のこと、なんて。
・・・・思ったのに。
「俺も手伝うから」
「え、エース?」
「・・・・あんまりやらせんのも悪ィだろ」
少しだけ気まずさそうに顔を背けながらぽつりとエースが呟いた。
「私・・・・邪魔じゃない?」
「助かる」
「ほんと?」
「あァ。だから・・・・アレだ、夕飯は別に俺の好きなモンとか気にしねェでいい」
「でも」
「アコの好きなモンとか作りやすいのでいいから、よ」
「頑張る!!」
ちょー頑張る!!
「んで帰りは送る」
「えっいいよ」
「いいから送らせろ。片腕でもその辺の奴らになら負けねェ」
・・・・うん、エースならそうだと思う。
ホントに強いから。
「・・・・ありがと」
・・・・・・・これは断然やる気が出てきましたよ!!
+女子力! 終+