宣戦布告!
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・・・・・すっかり忘れてたけど。
エース、好きな女の子居るんだよね。
誰だろ。
私の知ってるコかなぁ。
告白しないのかな。
・・・・・してフられればいいんだ。
と思ってしまうのは悪いだろうか。
でもエースに告白されたら大抵の女の子はOKしちゃうんじゃないかしら。
・・・・・・・・・エースに告白するな、とは言えないけど。
「どうなの!?」
食堂でお昼ご飯中のエースに突撃。
「・・・・何がだよ」
「だから、好きな子」
「・・・・が、何だって?」
エースはラーメンを啜りながら怪訝な顔。
でもちゃんと聞いてくれてる。
優しい。
「もう告白したの?」
「・・・・・してねェ」
「しないの?」
「・・・・・・うるせェな」
ちっと舌打ちしながら私を睨みつける。
「・・・しないで、とは言わないけど。聞く権利くらいあると思わない?」
私エースに告白してるんだし。
しかも返事ももらってない。
「しねェよ」
「しないの?何で?」
「・・・最近まではしようと思ってたんだ、俺も」
「うんうん」
「でもやめた」
「だから何で」
エースは私の質問に軽く考える様子を見せた後、
「タイミングが合わねェ」
ぼそっと呟いた。
「タイミング?」
「言おうとするといつも邪魔が入る。・・・つーか、他に好きな奴がいるかもしれねェ」
「え・・・・そうなの?」
エースには申し訳ないけどこれはチャンス!
「わかったらさっさと戻れよ」
「・・・・わかった!」
「あァ、じゃあな」
「応援はしないけどフられたら私のとこに来て」
「・・・・おい」
「・・・・・・・ところでさ。その子、どんな子?」
「どんなだっていいだろ別に」
「可愛い子?」
「・・・・まァな」
「・・・いい子、なんだ」
「・・・・・・・・・・アコには関係ねェよ」
不機嫌マックス。
・・・・そんな感じだ。
・・・・まあね。
私だって返事を聞く勇気、ないし。
・・・聞いたところでこんな状況じゃ99%フられるだろうし。
「ねえ、エース・・・・・もし」
もし私がフられたら慰めてね。
そう言おうと口を開いた途端、
携帯が鳴った。
「・・・・出ねェの?」
「・・・・出るけどっ!!もしもし!?」
誰よこんな時に!
『アコやべェ!』
「ルフィ?・・・どうしたの?」
ルフィ、と名前を呼んだらエースの耳がぴくりと動いた。
『ゾロが迷子になっちまった!』
「はァ!?」
『一緒に探してくれよ!』
「わ・・・わかった、とりあえず合流しよう?」
『頼む!』
通話を切った瞬間エースが飛びついて来た。
「ルフィに何かあったのか!?」
・・・・・ルフィのこととなるとコレだよこの人。
「ゾロが迷子なんだって」
「はァ!?」
あ、私と同じ反応。
「だからこれから一緒に探すんだけど、エースも一緒に」
「行かねェよ」
「・・・・ルフィの友達なのに」
ゾロのこと嫌いなのかな、エース。
「アイツなら何とかするだろ。ガキじゃねェんだ」
「じゃあ私1人で行くよ?行っちゃうよ?」
「・・・行けよ」
・・・・・むぅ。
不機嫌どころじゃない、今のエースからは殺意すら感じる。
「・・・・・・ねえエース」
「ンだよ」
「私がエースにフられたらちゃんと慰めてよね!何回でも告るけど!!」
「は、」
「好きだよエース!だーいすき!!」
・・・・・と、言い逃げ。
で、ルフィと合流。
「ゾロと連絡は?」
「さっきまで繋がってたんだけど今は繋がらねェんだ、電池切れだろうってウソップが言ってた」
「・・・・皆探してるんでしょ?」
「探してるけど見つからねェんだよー・・・・」
「ゾロ何か言ってた?何が見える、とか」
「でっかい電気屋が見えるって言ってた」
でっかい電気屋ってこの辺りにはないよ!?
あるとしたら2つ先の駅から更に歩いたところ・・・・!
「とりあえず私思いついたとこ向かってみるから、何かあったら連絡してねルフィ」
「わかった!」
・・・・・で、ルフィと別れたはいいけど。
ゾロだって動いてるはず。
でもってゾロはあの辺詳しくないからな。
連絡も取れないのに下手にうろついても危険だし。
・・・・・どうしよう。
とその時。
目の前に1台のバイクが飛び込んできた。
「・・・・え」
「乗れよ」
「・・・・エース!?」
バイクの運転手は、まさかのエース。
「ほら」
エースは私にヘルメットを投げて、
「探すんだろ?ロロノア」
ぶっきらぼうに言い放った。
「っエース・・・!!」
急いでエースの後ろに飛び乗って、
「掴まってろよ」
「お願いします!あ、2つ先の駅の電気屋さんのあたり」
「了解」
エースの大きい背中にしがみついて。
・・・・こんな時になんだけど幸せかも。
「見つけたら言えよ、止めるから」
「・・・うん」
走り出したバイク。
「・・・・させるかよ」
エンジン音がうるさい中で、エースがぼそりと何か言ったけど聞こえなかった。
「エース?何?」
「・・・・何でもねェ」
「・・・・そっか」
無言のまま電気屋さんのあたりには着いた、けど。
「・・・居そうか?」
「・・・・居ない」
ゾロ大丈夫かなぁ、変な奴に絡んでたりして。
警察沙汰、とか。
想像して思わず顔が青ざめたところで携帯が鳴った。
「もしもし!?」
『アコ!ゾロ居たぞー!!』
「居たの!?」
『ナミが見つけた!ありがとなー!!』
「・・・よ、良かったね」
・・・・・良かった。
「エース、ゾロ居たって」
「・・・良かったな」
「うん、ありがと。・・・・・・・でもさ」
「・・・何だよ」
ヘルメットかぶったエースの横顔見つめて。
「このままデート、しない?」
「・・・・・アコの奢りならな」
「・・・・・・・喜んで」
エースの顔が少し赤く見えたのは、気のせいかな。
+あなたのためなら 終+
エース、好きな女の子居るんだよね。
誰だろ。
私の知ってるコかなぁ。
告白しないのかな。
・・・・・してフられればいいんだ。
と思ってしまうのは悪いだろうか。
でもエースに告白されたら大抵の女の子はOKしちゃうんじゃないかしら。
・・・・・・・・・エースに告白するな、とは言えないけど。
「どうなの!?」
食堂でお昼ご飯中のエースに突撃。
「・・・・何がだよ」
「だから、好きな子」
「・・・・が、何だって?」
エースはラーメンを啜りながら怪訝な顔。
でもちゃんと聞いてくれてる。
優しい。
「もう告白したの?」
「・・・・・してねェ」
「しないの?」
「・・・・・・うるせェな」
ちっと舌打ちしながら私を睨みつける。
「・・・しないで、とは言わないけど。聞く権利くらいあると思わない?」
私エースに告白してるんだし。
しかも返事ももらってない。
「しねェよ」
「しないの?何で?」
「・・・最近まではしようと思ってたんだ、俺も」
「うんうん」
「でもやめた」
「だから何で」
エースは私の質問に軽く考える様子を見せた後、
「タイミングが合わねェ」
ぼそっと呟いた。
「タイミング?」
「言おうとするといつも邪魔が入る。・・・つーか、他に好きな奴がいるかもしれねェ」
「え・・・・そうなの?」
エースには申し訳ないけどこれはチャンス!
「わかったらさっさと戻れよ」
「・・・・わかった!」
「あァ、じゃあな」
「応援はしないけどフられたら私のとこに来て」
「・・・・おい」
「・・・・・・・ところでさ。その子、どんな子?」
「どんなだっていいだろ別に」
「可愛い子?」
「・・・・まァな」
「・・・いい子、なんだ」
「・・・・・・・・・・アコには関係ねェよ」
不機嫌マックス。
・・・・そんな感じだ。
・・・・まあね。
私だって返事を聞く勇気、ないし。
・・・聞いたところでこんな状況じゃ99%フられるだろうし。
「ねえ、エース・・・・・もし」
もし私がフられたら慰めてね。
そう言おうと口を開いた途端、
携帯が鳴った。
「・・・・出ねェの?」
「・・・・出るけどっ!!もしもし!?」
誰よこんな時に!
『アコやべェ!』
「ルフィ?・・・どうしたの?」
ルフィ、と名前を呼んだらエースの耳がぴくりと動いた。
『ゾロが迷子になっちまった!』
「はァ!?」
『一緒に探してくれよ!』
「わ・・・わかった、とりあえず合流しよう?」
『頼む!』
通話を切った瞬間エースが飛びついて来た。
「ルフィに何かあったのか!?」
・・・・・ルフィのこととなるとコレだよこの人。
「ゾロが迷子なんだって」
「はァ!?」
あ、私と同じ反応。
「だからこれから一緒に探すんだけど、エースも一緒に」
「行かねェよ」
「・・・・ルフィの友達なのに」
ゾロのこと嫌いなのかな、エース。
「アイツなら何とかするだろ。ガキじゃねェんだ」
「じゃあ私1人で行くよ?行っちゃうよ?」
「・・・行けよ」
・・・・・むぅ。
不機嫌どころじゃない、今のエースからは殺意すら感じる。
「・・・・・・ねえエース」
「ンだよ」
「私がエースにフられたらちゃんと慰めてよね!何回でも告るけど!!」
「は、」
「好きだよエース!だーいすき!!」
・・・・・と、言い逃げ。
で、ルフィと合流。
「ゾロと連絡は?」
「さっきまで繋がってたんだけど今は繋がらねェんだ、電池切れだろうってウソップが言ってた」
「・・・・皆探してるんでしょ?」
「探してるけど見つからねェんだよー・・・・」
「ゾロ何か言ってた?何が見える、とか」
「でっかい電気屋が見えるって言ってた」
でっかい電気屋ってこの辺りにはないよ!?
あるとしたら2つ先の駅から更に歩いたところ・・・・!
「とりあえず私思いついたとこ向かってみるから、何かあったら連絡してねルフィ」
「わかった!」
・・・・・で、ルフィと別れたはいいけど。
ゾロだって動いてるはず。
でもってゾロはあの辺詳しくないからな。
連絡も取れないのに下手にうろついても危険だし。
・・・・・どうしよう。
とその時。
目の前に1台のバイクが飛び込んできた。
「・・・・え」
「乗れよ」
「・・・・エース!?」
バイクの運転手は、まさかのエース。
「ほら」
エースは私にヘルメットを投げて、
「探すんだろ?ロロノア」
ぶっきらぼうに言い放った。
「っエース・・・!!」
急いでエースの後ろに飛び乗って、
「掴まってろよ」
「お願いします!あ、2つ先の駅の電気屋さんのあたり」
「了解」
エースの大きい背中にしがみついて。
・・・・こんな時になんだけど幸せかも。
「見つけたら言えよ、止めるから」
「・・・うん」
走り出したバイク。
「・・・・させるかよ」
エンジン音がうるさい中で、エースがぼそりと何か言ったけど聞こえなかった。
「エース?何?」
「・・・・何でもねェ」
「・・・・そっか」
無言のまま電気屋さんのあたりには着いた、けど。
「・・・居そうか?」
「・・・・居ない」
ゾロ大丈夫かなぁ、変な奴に絡んでたりして。
警察沙汰、とか。
想像して思わず顔が青ざめたところで携帯が鳴った。
「もしもし!?」
『アコ!ゾロ居たぞー!!』
「居たの!?」
『ナミが見つけた!ありがとなー!!』
「・・・よ、良かったね」
・・・・・良かった。
「エース、ゾロ居たって」
「・・・良かったな」
「うん、ありがと。・・・・・・・でもさ」
「・・・何だよ」
ヘルメットかぶったエースの横顔見つめて。
「このままデート、しない?」
「・・・・・アコの奢りならな」
「・・・・・・・喜んで」
エースの顔が少し赤く見えたのは、気のせいかな。
+あなたのためなら 終+