宣戦布告!
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勢い余ってエースに告白したら、
「俺もエースのこと好きだぞ!しししっ」
ルフィも満面の笑みでエースに告白。
・・・・って意味が違うんだけどね!
肝心のエースの反応はと言えば、
「俺は肉が食いてェ」
「・・・・・・ちょいとあなた私の一世一代の告白を肉にすり替えるのはどうかと思うよ?」
「早くしないと混んでくるぜ」
・・・・・やっぱ行かない、とか言い出さないあたりエースらしい。
「俺も肉が食いてぇ!」
ぐーぎゅるるる、とルフィの盛大なお腹の音と、
「・・・・行かねェの?」
エースのニヤ、という挑戦的な笑みに負けて、
「行く!」
・・・・歩き出した。
行くけどさ!
私が手に入れた食べ放題のチケットだし!
予約済みだし!!
でもやっぱり何となく納得いかないというか釈然としないというかだね。
せめてもう一言何か言ってやろうと口を開いたところで、
ぐー。
・・・・・私のお腹も悲鳴を上げた。
「今日のメインは?」
「・・・ローストビーフ」
「ま、悪くねェな」
・・・・あれ、何か。
エース機嫌いい?
食べ放題がそんなに嬉しいのか・・・・。
まあ私の奢りだからっていうのもあるんだろうけど。
・・・・・仕方ない。
エースと一緒に出掛けられるだけでも今はよしとしようじゃないか。
「・・・・・た、食べ過ぎた」
「情けねェな、それで終わりか?」
「なふぁふぇええほアコ!」
「はいルフィ、ごっくん」
何言ってるかわからないルフィに食べ物を飲み込ませて、
「情けねェぞアコ!俺おわかり!」
「・・・・はいはい、行ってらっしゃい」
ルフィがおかわりを取りに行って、
私はエースと2人きり。
・・・エースは、さっきの私の告白どう思ってるんだろう。
ちら、と横目でエースを見ると美味しそうにローストビーフを頬張っている。
・・・・・・・・・肉に負けた気分。
「・・・・ねえ、エース」
「あ?」
「さっきの私の・・・・・っ」
思い切って顔を見ようと横を向いたら。
「・・・・・・・・・・・・こんにゃろ」
・・・・・エースはお皿に顔を突っ込んでいた。
寝たの!?
ねえホントに寝たのこの子!?
このタイミングで寝るか・・・・!!
エースはご飯の最中に寝る癖があるから。
・・・・・仕方ない、か。
「肉持ってきたぞ!この肉最高ー!!」
エース寝てるうちにルフィも戻って来たし。
「私デザート持ってくる」
ルフィに告げて席を立ったら、
「アコ。俺コーラ」
・・・・エースが顔を上げて一言。
「はいはい」
・・・・何か今のくだり、夫婦みたい。
エースは何とも思ってないんだろうけど。
自分のデザートと、エースのコーラをゲットして席に戻ったら、
・・・・・・・楽しそうなエースとルフィ。
私にはあんな笑顔見せてくれないくせに。
「・・・・はい、コーラ」
「ん」
・・・・・・コーラを渡してもそれだけ。
昔は笑顔でお礼言ってくれたのに。
「ご馳走様でした!」
皆でお腹いっぱい。
でも私は、モヤモヤ。
「んじゃ、俺達先帰るからな」
「・・・・・・はい?」
勿論帰りも一緒に帰るつもりでいた私に衝撃の台詞を放ってくれちゃったエース君。
「お前買い物とかして帰るんだろ?」
「か・・・・っ帰るよ私だって」
そんな私1人、置いて行かなくたって。
「この後ここの地下にあるスーパータイムセールだぜ」
「う・・・・っ」
・・・・・1人暮らしの身にはときめく言葉。
タイム、セール。
・・・・確かに買い物して行きたい。
でも一緒に帰りたい・・・・!!
「ねえ、ルフィ?ちっちゃいお菓子買ってあげるから一緒に、」
「駄目だ。行くぞルフィ」
「あ」
「菓子なら家にでっかいのあるもんな!」
「・・・・ルフィの裏切者ぉ」
・・・・・・ルフィだけが私に手を振って、
2人は帰って行った。
・・・・何買おうかな。
肉・・・・は何か嫌だから。
・・・・っていうか食べ放題で何でも食べて来たから。
作る気もしない。
惣菜コーナー。
「・・・・・・っは」
タイムセール半額コーナー!!
まとめて買わねば!!
冷凍しとけば何とかなるでしょ!!
・・・・・・と勢いよく買ったらコレだよ。
買い物袋にして3つ。
・・・・・はあ、重いわ。
心も腕も重いわ。
・・・・1人だからか何だか知らないけど、
家までの道のりが遠い。
「んなことだろうと思ったぜ」
「え」
ん、と差し出された逞しい腕。
・・・・・居るはずのない、
エース。
目の前に、居る。
「タイムセールだからって大量買いして冷凍ってとこまで考えたんだろ?」
「・・・・うん」
「1人で持って帰るのも頭に入れねェで。馬鹿」
「・・・・・・・・・・エース」
全部、わかってくれてた。
わかって迎えに来てくれたんだ。
・・・・嬉しい。
「・・・貸せよ」
・・・・エースが荷物を2つも持ってくれた。
「あ、ありがと」
「ったく・・・・・」
「・・・・ねえ、エース」
「・・・なんだよ」
「持つの1コでいいから手繋ぎたいって言ったら怒る?」
「お前が2コ持ったらどうやって繋ぐんだよ」
「・・・・ですよね!!」
・・・・・・買い過ぎた私の馬鹿。
しゅん、と俯いた私にエースがしし、と笑った。
・・・・・その笑顔が見れて、
嬉しいやら悲しいやら。
+わかって 終+
「俺もエースのこと好きだぞ!しししっ」
ルフィも満面の笑みでエースに告白。
・・・・って意味が違うんだけどね!
肝心のエースの反応はと言えば、
「俺は肉が食いてェ」
「・・・・・・ちょいとあなた私の一世一代の告白を肉にすり替えるのはどうかと思うよ?」
「早くしないと混んでくるぜ」
・・・・・やっぱ行かない、とか言い出さないあたりエースらしい。
「俺も肉が食いてぇ!」
ぐーぎゅるるる、とルフィの盛大なお腹の音と、
「・・・・行かねェの?」
エースのニヤ、という挑戦的な笑みに負けて、
「行く!」
・・・・歩き出した。
行くけどさ!
私が手に入れた食べ放題のチケットだし!
予約済みだし!!
でもやっぱり何となく納得いかないというか釈然としないというかだね。
せめてもう一言何か言ってやろうと口を開いたところで、
ぐー。
・・・・・私のお腹も悲鳴を上げた。
「今日のメインは?」
「・・・ローストビーフ」
「ま、悪くねェな」
・・・・あれ、何か。
エース機嫌いい?
食べ放題がそんなに嬉しいのか・・・・。
まあ私の奢りだからっていうのもあるんだろうけど。
・・・・・仕方ない。
エースと一緒に出掛けられるだけでも今はよしとしようじゃないか。
「・・・・・た、食べ過ぎた」
「情けねェな、それで終わりか?」
「なふぁふぇええほアコ!」
「はいルフィ、ごっくん」
何言ってるかわからないルフィに食べ物を飲み込ませて、
「情けねェぞアコ!俺おわかり!」
「・・・・はいはい、行ってらっしゃい」
ルフィがおかわりを取りに行って、
私はエースと2人きり。
・・・エースは、さっきの私の告白どう思ってるんだろう。
ちら、と横目でエースを見ると美味しそうにローストビーフを頬張っている。
・・・・・・・・・肉に負けた気分。
「・・・・ねえ、エース」
「あ?」
「さっきの私の・・・・・っ」
思い切って顔を見ようと横を向いたら。
「・・・・・・・・・・・・こんにゃろ」
・・・・・エースはお皿に顔を突っ込んでいた。
寝たの!?
ねえホントに寝たのこの子!?
このタイミングで寝るか・・・・!!
エースはご飯の最中に寝る癖があるから。
・・・・・仕方ない、か。
「肉持ってきたぞ!この肉最高ー!!」
エース寝てるうちにルフィも戻って来たし。
「私デザート持ってくる」
ルフィに告げて席を立ったら、
「アコ。俺コーラ」
・・・・エースが顔を上げて一言。
「はいはい」
・・・・何か今のくだり、夫婦みたい。
エースは何とも思ってないんだろうけど。
自分のデザートと、エースのコーラをゲットして席に戻ったら、
・・・・・・・楽しそうなエースとルフィ。
私にはあんな笑顔見せてくれないくせに。
「・・・・はい、コーラ」
「ん」
・・・・・・コーラを渡してもそれだけ。
昔は笑顔でお礼言ってくれたのに。
「ご馳走様でした!」
皆でお腹いっぱい。
でも私は、モヤモヤ。
「んじゃ、俺達先帰るからな」
「・・・・・・はい?」
勿論帰りも一緒に帰るつもりでいた私に衝撃の台詞を放ってくれちゃったエース君。
「お前買い物とかして帰るんだろ?」
「か・・・・っ帰るよ私だって」
そんな私1人、置いて行かなくたって。
「この後ここの地下にあるスーパータイムセールだぜ」
「う・・・・っ」
・・・・・1人暮らしの身にはときめく言葉。
タイム、セール。
・・・・確かに買い物して行きたい。
でも一緒に帰りたい・・・・!!
「ねえ、ルフィ?ちっちゃいお菓子買ってあげるから一緒に、」
「駄目だ。行くぞルフィ」
「あ」
「菓子なら家にでっかいのあるもんな!」
「・・・・ルフィの裏切者ぉ」
・・・・・・ルフィだけが私に手を振って、
2人は帰って行った。
・・・・何買おうかな。
肉・・・・は何か嫌だから。
・・・・っていうか食べ放題で何でも食べて来たから。
作る気もしない。
惣菜コーナー。
「・・・・・・っは」
タイムセール半額コーナー!!
まとめて買わねば!!
冷凍しとけば何とかなるでしょ!!
・・・・・・と勢いよく買ったらコレだよ。
買い物袋にして3つ。
・・・・・はあ、重いわ。
心も腕も重いわ。
・・・・1人だからか何だか知らないけど、
家までの道のりが遠い。
「んなことだろうと思ったぜ」
「え」
ん、と差し出された逞しい腕。
・・・・・居るはずのない、
エース。
目の前に、居る。
「タイムセールだからって大量買いして冷凍ってとこまで考えたんだろ?」
「・・・・うん」
「1人で持って帰るのも頭に入れねェで。馬鹿」
「・・・・・・・・・・エース」
全部、わかってくれてた。
わかって迎えに来てくれたんだ。
・・・・嬉しい。
「・・・貸せよ」
・・・・エースが荷物を2つも持ってくれた。
「あ、ありがと」
「ったく・・・・・」
「・・・・ねえ、エース」
「・・・なんだよ」
「持つの1コでいいから手繋ぎたいって言ったら怒る?」
「お前が2コ持ったらどうやって繋ぐんだよ」
「・・・・ですよね!!」
・・・・・・買い過ぎた私の馬鹿。
しゅん、と俯いた私にエースがしし、と笑った。
・・・・・その笑顔が見れて、
嬉しいやら悲しいやら。
+わかって 終+