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「アコ最近太った?」
「・・・・・・・・・・・・!!」
シンシアさんの唇から発せられた衝撃の台詞。
・・・・・・・確かに。
エースさん自身もよく食べるけど、
私にもあれも美味いこれも美味いぞとおススメしてくれて。
またこれが美味しいもんだからぱくぱく食べてしまう。
東京に居た時は貧乏だったし、
食べれなかったから良かった。
・・・・・・・・・・・・どうしよう。
胸がばんと出てて、でもきゅっとしぼられたスタイル抜群のナースさん達。
これはヤバイ。
ダイエット。
しなきゃ。
「アコ飯そんだけか?」
「う。・・・・・・はい、ちょっと食欲がなくて」
「具合でも悪ィのか?シンシアに診えもらえよ」
食事の時は必ず私の隣に座るエースさんには、今までとの違いが一目瞭然。
でも絶対バレる訳にはいかない。
特にエースさんには。
乙女として!
「いえ、大丈夫です」
「でも食欲ねェんだろ?」
「食欲がないだけで他は何ともないので!」
「・・・・・・・・・ほんとかよ」
「本当です!という訳でご馳走様でしたっ」
「あ、おいアコ!」
まだ何か言おうとしたエースさんに会釈して私は席を立った。
部屋に戻って、まだ腹八分なお腹が情けなくなる。
でもここは頑張らねば!
とりあえず大事なのは運動だよね。
軽い準備運動をして、スクワット開始。
「1・・・・・2・・・・3・・・・4」
久し振りにやるから結構キツイ。
「ご、ぉ・・・・ろく・・・な、な、はち・・・」
段々息切れしてきて。
「・・・・じゅうきゅ、・・っは、んにじゅう!」
駄目だ、20回が限界。
次は腹筋にしよう。
そう決めたところで、
「何やってんだアコ?」
「ふわああ!?」
ドアのところに怪訝な顔をしたエースさんが立っていた。
「具合悪いんじゃねェのか?」
「だッ大丈夫です!」
悪いのは私の食欲ですから!
とも言えずただそれだけ言えば、エースさんの顔が変わった。
「・・・・・・・・・・俺には言えないってことか」
「え、」
「悪かったな」
「あ、」
バタン、とドアの閉まる音が耳に響いて、
胸が痛んだ。
このままじゃ、駄目だ。
エースさんは私のこと心配してくれたのに。
「エースさんっ」
慌ててドアを開ければエースさんは隣にある自分の部屋に入ろうとしてたとこで。
「・・・・・何だよ」
ああ、怒ってる。
「あ、のっ!お話、したいです」
「・・・・・・・・・わかった」
エースさんは変わらず怒った顔のまま、それでも私の部屋まで戻ってきてくれた。
「で、何してたって?」
「・・・・・・・・・・スクワットを少々」
「スクワット?運動不足か?」
「いえ、その。・・・・・・あの、今から言うことは他の人には内緒にして欲しいんですけど」
「わかった、約束する」
エースさんが頷くのを確認して私も覚悟を決めた。
「ダイエット。・・・・・しようと思いまして」
私からしたら真剣で、必死のことなんだけど。
「・・・・・・・・・・・・・はァ?」
とエースさんは思い切り顔を顰めた。
「ダイエット?ってお前必要ねェだろ」
「でも最近太ったかなって思うんです」
そう言えばエースさんは少し呆れたようにはァ、とため息を吐いた。
「じゃあ何でそれをすぐに言わねェんだよ。隠すことでもねえだろ?」
「だって恥ずかしいじゃないですか!シンシアさん達は皆スタイル良いのに」
「アコだって別に悪い訳じゃねェだろ?」
「でも同じ女とは思えない程スタイル抜群ですよ」
だって私美味しいの好きだし食べるの好きだし。
基本的に好き嫌いないし甘いのも大好き。
「そもそもあいつらはあんまり食わねェからな。甘いモンは食うけど」
「そうなんですよねー。でも私これからは甘いのも控えないと」
「別にいいだろ。食いたきゃ食えよ」
「そうはいきません!」
これ以上ぶくぶくになる訳には!
しかしエースさんはそんな私の意志を知ってか知らずか、
「俺アコが飯食ってる時の顔好きだぜ?」
・・・・・・・・・っ恥ずかしい!
「っていうかですね!エースさんはあんなにいっぱい食べてるのに何でそんな細いんですか!?」
ていうか筋肉隆々だし。
「何でだろうなァ。考えたことねえからわかんねェ」
「く・・・っ!!とりあえず私は汗をかかねばなのです!」
健康的に痩せないと!
「汗かきゃいいのか?ならいい方法があるぜ」
「何ですか!?」
「俺にくっついてりゃいい」
いい方法、と聞いて目を輝かせた瞬間のエースさんの爆弾発言。
「・・・・・・・・・・・・・・とおっしゃいますと」
「俺がメラメラの実食ったことは知ってるだろ?だから俺の身体は普通の奴より熱い」
「なるほど!・・・・じゃないですよっ」
一瞬納得しかけた!
「汗かきたいんだろ?」
「そうですけど・・・ってふやああ!!」
言ってる間に簡単に閉じ込められしまった。
「な?あったけェだろ」
「・・・・・・・・・・・・熱いです」
「ずっとこうしてりゃいい」
一気に身体が熱くなってきて。
「・・・・・・・・・エースさん」
「ん?」
「私やっぱりダイエットやめます」
耐えられなくなった私が小声で呟くと、
「そりゃ残念だ」
と本当に少しだけ残念そうなエースさんの顔が印象的で。
そのまま離された身体。
消えた熱が、
惜しくて。
・・・・・・・・・・あれ、私。
もしかして、
・・・・・・・・・もしかして、
エースさんのこと、好きなの?
+乙女の試練 終+
「・・・・・・・・・・・・!!」
シンシアさんの唇から発せられた衝撃の台詞。
・・・・・・・確かに。
エースさん自身もよく食べるけど、
私にもあれも美味いこれも美味いぞとおススメしてくれて。
またこれが美味しいもんだからぱくぱく食べてしまう。
東京に居た時は貧乏だったし、
食べれなかったから良かった。
・・・・・・・・・・・・どうしよう。
胸がばんと出てて、でもきゅっとしぼられたスタイル抜群のナースさん達。
これはヤバイ。
ダイエット。
しなきゃ。
「アコ飯そんだけか?」
「う。・・・・・・はい、ちょっと食欲がなくて」
「具合でも悪ィのか?シンシアに診えもらえよ」
食事の時は必ず私の隣に座るエースさんには、今までとの違いが一目瞭然。
でも絶対バレる訳にはいかない。
特にエースさんには。
乙女として!
「いえ、大丈夫です」
「でも食欲ねェんだろ?」
「食欲がないだけで他は何ともないので!」
「・・・・・・・・・ほんとかよ」
「本当です!という訳でご馳走様でしたっ」
「あ、おいアコ!」
まだ何か言おうとしたエースさんに会釈して私は席を立った。
部屋に戻って、まだ腹八分なお腹が情けなくなる。
でもここは頑張らねば!
とりあえず大事なのは運動だよね。
軽い準備運動をして、スクワット開始。
「1・・・・・2・・・・3・・・・4」
久し振りにやるから結構キツイ。
「ご、ぉ・・・・ろく・・・な、な、はち・・・」
段々息切れしてきて。
「・・・・じゅうきゅ、・・っは、んにじゅう!」
駄目だ、20回が限界。
次は腹筋にしよう。
そう決めたところで、
「何やってんだアコ?」
「ふわああ!?」
ドアのところに怪訝な顔をしたエースさんが立っていた。
「具合悪いんじゃねェのか?」
「だッ大丈夫です!」
悪いのは私の食欲ですから!
とも言えずただそれだけ言えば、エースさんの顔が変わった。
「・・・・・・・・・・俺には言えないってことか」
「え、」
「悪かったな」
「あ、」
バタン、とドアの閉まる音が耳に響いて、
胸が痛んだ。
このままじゃ、駄目だ。
エースさんは私のこと心配してくれたのに。
「エースさんっ」
慌ててドアを開ければエースさんは隣にある自分の部屋に入ろうとしてたとこで。
「・・・・・何だよ」
ああ、怒ってる。
「あ、のっ!お話、したいです」
「・・・・・・・・・わかった」
エースさんは変わらず怒った顔のまま、それでも私の部屋まで戻ってきてくれた。
「で、何してたって?」
「・・・・・・・・・・スクワットを少々」
「スクワット?運動不足か?」
「いえ、その。・・・・・・あの、今から言うことは他の人には内緒にして欲しいんですけど」
「わかった、約束する」
エースさんが頷くのを確認して私も覚悟を決めた。
「ダイエット。・・・・・しようと思いまして」
私からしたら真剣で、必死のことなんだけど。
「・・・・・・・・・・・・・はァ?」
とエースさんは思い切り顔を顰めた。
「ダイエット?ってお前必要ねェだろ」
「でも最近太ったかなって思うんです」
そう言えばエースさんは少し呆れたようにはァ、とため息を吐いた。
「じゃあ何でそれをすぐに言わねェんだよ。隠すことでもねえだろ?」
「だって恥ずかしいじゃないですか!シンシアさん達は皆スタイル良いのに」
「アコだって別に悪い訳じゃねェだろ?」
「でも同じ女とは思えない程スタイル抜群ですよ」
だって私美味しいの好きだし食べるの好きだし。
基本的に好き嫌いないし甘いのも大好き。
「そもそもあいつらはあんまり食わねェからな。甘いモンは食うけど」
「そうなんですよねー。でも私これからは甘いのも控えないと」
「別にいいだろ。食いたきゃ食えよ」
「そうはいきません!」
これ以上ぶくぶくになる訳には!
しかしエースさんはそんな私の意志を知ってか知らずか、
「俺アコが飯食ってる時の顔好きだぜ?」
・・・・・・・・・っ恥ずかしい!
「っていうかですね!エースさんはあんなにいっぱい食べてるのに何でそんな細いんですか!?」
ていうか筋肉隆々だし。
「何でだろうなァ。考えたことねえからわかんねェ」
「く・・・っ!!とりあえず私は汗をかかねばなのです!」
健康的に痩せないと!
「汗かきゃいいのか?ならいい方法があるぜ」
「何ですか!?」
「俺にくっついてりゃいい」
いい方法、と聞いて目を輝かせた瞬間のエースさんの爆弾発言。
「・・・・・・・・・・・・・・とおっしゃいますと」
「俺がメラメラの実食ったことは知ってるだろ?だから俺の身体は普通の奴より熱い」
「なるほど!・・・・じゃないですよっ」
一瞬納得しかけた!
「汗かきたいんだろ?」
「そうですけど・・・ってふやああ!!」
言ってる間に簡単に閉じ込められしまった。
「な?あったけェだろ」
「・・・・・・・・・・・・熱いです」
「ずっとこうしてりゃいい」
一気に身体が熱くなってきて。
「・・・・・・・・・エースさん」
「ん?」
「私やっぱりダイエットやめます」
耐えられなくなった私が小声で呟くと、
「そりゃ残念だ」
と本当に少しだけ残念そうなエースさんの顔が印象的で。
そのまま離された身体。
消えた熱が、
惜しくて。
・・・・・・・・・・あれ、私。
もしかして、
・・・・・・・・・もしかして、
エースさんのこと、好きなの?
+乙女の試練 終+