もう1つの家族
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『風呂 異世界トリップ』
で検索してみた。
でも参考になるようなことは何も載っていなかった。
念のためお風呂場もじっくり調べてみたけど何も出てこなかったし。
どうしてエースがウチに来たのか、
どうやったら帰れるのか。
それは未だにわからないまま。
私は明日の早起きの為、
電気を消してベッドに潜り込んだ。
「行ってきまーす!」
私はエースと一緒に家を出た。
約束の日。
色々悩んだけど、楽しめる場所なら遊園地、と決めた。
道中、エースは電車に乗るのが初めてだったり、そういえば地元から離れたことなかったなあと改めて思った。
たまには遠出もいいよね。
「アコは今みたいなのが好きなのか?」
「ジェットコースター?好きだよ」
「そっか。・・・アコがストライカー乗ったら楽しんでそうだな」
「うわ!乗ってみたい!」
「そうだな、俺も乗せてやりてェ」
そんな会話をして、
2人で顔を見合わせて苦笑い。
そんなことはあり得ない、とわかってるから。
エースが1人向こうの世界に帰れても私が行くことはきっとないから。
「あ、次はあそこ行ってみよーぜ」
「うんいいよー・・・って、ええ・・・」
エースが指さしたその場所は、
お化け屋敷。
するとエースは意地悪な笑みを浮かべる。
「何か出るとこなんだろ?」
「や、何かっつーかお化けだけど」
「アコ、怖いのか?」
「こわ!怖くなんか!・・・ないけども」
「へーえ?」
ニヤニヤするエース。
うぐ、ムカツク。
「お化けは怖くないんだよ?でも不意打ちに弱いっていうか」
「気配読めよ」
「読めるか」
そんなの読めるのエースくらいだっての。
「怖くないなら大丈夫だよな?」
「よ、よーし!行ってやろうじゃないの」
「はは、楽しみだな」
大丈夫、お化け屋敷なんて子供だましよ!
そう自分に言い聞かせる。
「行ってらっしゃいませー!」
場違いなほど明るいお姉さんのお見送りによって私達は中へ。
中は足元が辛うじてわかるくらいの薄暗さ。
そしていきなりのお墓。
出るよね。
コレ絶対出るよね!?
「怖いなら手ェ握っててやろーか、アコ」
「だ!だいじょーぶ!むしろお化けなら大丈夫!」
「お化けなら?」
「生きてる人間の方が私的にはアウトだもん」
いやお化けも怖いけどね!不意に来るから!
せめて今から行くよって一言いって来てくれるならいいと思うよ!うん!
「だから・・・だいじょうぶだからね、エース」
「え?」
「絶対、守るから」
あれ、何か自分でも何言ってるのかわかんなくなってきた!
「・・・・・・あり?エース?」
ふと今まで隣に居たハズのエースの気配がなくなった気がした。
「エース?」
名前を呼んでみても、返事はない。
ど う し よ う !!
すると目の前に突然、
顔面血まみれの女の人の姿。
そして一言。
「幸せそうなお前が・・・憎い・・・」
ぷっちん。
何かが切れた音がした。
「今それどころじゃないっつーの!つか何処が幸せそうに見える訳!?お前の目は節穴か!」
「・・・・え、あ、すみません・・・・」
「あ」
ああああお化け役の人ごめんなさいいいい!!
血まみれの女の人はすごすごと引き下がって行った。
は!それどこじゃない!エース!
「えー「ぶははははは!!!ははは!」」
もう一回名前を呼ぼうとしたところで聞こえた笑い声。
振り返るとそこにはお腹を抱えて笑うエースの姿。
「えーす?」
名前を呼んで駆け寄る。
うわ、すごい大爆笑してる。涙まで出てますけど!
「やっべえ!すげえ面白かった今の!」
「・・・・・全部見てたの?」
「おう!」
最悪だ!
「ホントは怖ぇんじゃねえのって思ってたけど、違ったんだな!悪ィ悪ィ」
「・・・・・エースの馬鹿」
悪い、なんて言いながら全然反省の色を見せないエース。
心配したのに。
「悪かったって。ほら、行こうぜ」
言ってエースは私の手を取る。
自然と繋がれた手。
この手はいつまで私の隣に、あるんだろうか。
+とりあえず定番ですよね 終+
で検索してみた。
でも参考になるようなことは何も載っていなかった。
念のためお風呂場もじっくり調べてみたけど何も出てこなかったし。
どうしてエースがウチに来たのか、
どうやったら帰れるのか。
それは未だにわからないまま。
私は明日の早起きの為、
電気を消してベッドに潜り込んだ。
「行ってきまーす!」
私はエースと一緒に家を出た。
約束の日。
色々悩んだけど、楽しめる場所なら遊園地、と決めた。
道中、エースは電車に乗るのが初めてだったり、そういえば地元から離れたことなかったなあと改めて思った。
たまには遠出もいいよね。
「アコは今みたいなのが好きなのか?」
「ジェットコースター?好きだよ」
「そっか。・・・アコがストライカー乗ったら楽しんでそうだな」
「うわ!乗ってみたい!」
「そうだな、俺も乗せてやりてェ」
そんな会話をして、
2人で顔を見合わせて苦笑い。
そんなことはあり得ない、とわかってるから。
エースが1人向こうの世界に帰れても私が行くことはきっとないから。
「あ、次はあそこ行ってみよーぜ」
「うんいいよー・・・って、ええ・・・」
エースが指さしたその場所は、
お化け屋敷。
するとエースは意地悪な笑みを浮かべる。
「何か出るとこなんだろ?」
「や、何かっつーかお化けだけど」
「アコ、怖いのか?」
「こわ!怖くなんか!・・・ないけども」
「へーえ?」
ニヤニヤするエース。
うぐ、ムカツク。
「お化けは怖くないんだよ?でも不意打ちに弱いっていうか」
「気配読めよ」
「読めるか」
そんなの読めるのエースくらいだっての。
「怖くないなら大丈夫だよな?」
「よ、よーし!行ってやろうじゃないの」
「はは、楽しみだな」
大丈夫、お化け屋敷なんて子供だましよ!
そう自分に言い聞かせる。
「行ってらっしゃいませー!」
場違いなほど明るいお姉さんのお見送りによって私達は中へ。
中は足元が辛うじてわかるくらいの薄暗さ。
そしていきなりのお墓。
出るよね。
コレ絶対出るよね!?
「怖いなら手ェ握っててやろーか、アコ」
「だ!だいじょーぶ!むしろお化けなら大丈夫!」
「お化けなら?」
「生きてる人間の方が私的にはアウトだもん」
いやお化けも怖いけどね!不意に来るから!
せめて今から行くよって一言いって来てくれるならいいと思うよ!うん!
「だから・・・だいじょうぶだからね、エース」
「え?」
「絶対、守るから」
あれ、何か自分でも何言ってるのかわかんなくなってきた!
「・・・・・・あり?エース?」
ふと今まで隣に居たハズのエースの気配がなくなった気がした。
「エース?」
名前を呼んでみても、返事はない。
ど う し よ う !!
すると目の前に突然、
顔面血まみれの女の人の姿。
そして一言。
「幸せそうなお前が・・・憎い・・・」
ぷっちん。
何かが切れた音がした。
「今それどころじゃないっつーの!つか何処が幸せそうに見える訳!?お前の目は節穴か!」
「・・・・え、あ、すみません・・・・」
「あ」
ああああお化け役の人ごめんなさいいいい!!
血まみれの女の人はすごすごと引き下がって行った。
は!それどこじゃない!エース!
「えー「ぶははははは!!!ははは!」」
もう一回名前を呼ぼうとしたところで聞こえた笑い声。
振り返るとそこにはお腹を抱えて笑うエースの姿。
「えーす?」
名前を呼んで駆け寄る。
うわ、すごい大爆笑してる。涙まで出てますけど!
「やっべえ!すげえ面白かった今の!」
「・・・・・全部見てたの?」
「おう!」
最悪だ!
「ホントは怖ぇんじゃねえのって思ってたけど、違ったんだな!悪ィ悪ィ」
「・・・・・エースの馬鹿」
悪い、なんて言いながら全然反省の色を見せないエース。
心配したのに。
「悪かったって。ほら、行こうぜ」
言ってエースは私の手を取る。
自然と繋がれた手。
この手はいつまで私の隣に、あるんだろうか。
+とりあえず定番ですよね 終+