Thank you for...
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
エースさんに抱きしめられて、
落ち着いたのはいいんだけど。
落ち着くと今度は恥ずかしさがこみあげてくるもので。
「あの、エースさんっ・・・有難う御座いました、もう大丈夫、ですよ」
そう言ってエースさんから離れようと試みるも、
ぎゅ。
っと更に強くなった腕の力に敵うわけもない。
「・・・・・・・・エースさーん?」
どうしよう、と思いつつ困惑しながら名前を呼んでみる。
すると、
「よく聞けよ、アコ」
と真剣な声が耳元で響く。
「・・・・・・・・は、い」
「お前は絶対俺が守るし、家まで送る。だから大丈夫だ。それと言いたいことはもう1つある」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい」
その言葉は本当に嬉しくて。
次の言葉に耳を傾けた。
「アコ、好きだ。好きになった」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?」
突然聞こえた台詞に我が耳を疑った。
「ま、そういう訳だからよろしくな」
がばっと顔をあげれば至極楽しそうなエースさんの顔。
「え、え、え?」
「好きだけどちゃんとアコが帰れる方法も探すから、心配すんなって」
「いやいやいや!えええ!?」
「あーでも俺本気で行くから。そこは覚悟しとけよ」
さっきまでの深刻な顔は何処へやら、エースさんはスッキリとした顔で出て行った。
どういうことですか。
この状況、理解出来ません。
ええと、
部屋で1人で泣いてるとこにエースさんが来ちゃって。
慰めてくれて。
大丈夫だ、と励ましてくれた。
うん。
そこまではいい。
問題はその後。
『好きだ』・・・・・って言ったよねエースさん。
・・・・・・・・・・・・・うっわあ!
どどどどど!どうしよう!
私はこれからどうしたら!
ていうか私、考えてみればエースさんのことほとんど何も知らない。
年齢も、年上か年下なのかも。
何が好きで何が嫌いなのか。
どんなことで喜んで、
どんなことで怒るのかも。
・・・・・・・・・・でもそれは、
エースさんだって同じはずで。
なのにエースさんは私の何処を好きになってくれたんだろう。
そんなことを考えていたらまた落ち着かなくなって。
海賊船でのはじめての夜を、
私は眠れないまま過ごした。
コンコン、とノック音が聞こえてはっと目が覚めた。
「アコー?まだ寝てんのか?」
「あ、今起きますすみませんっ」
ドアの向こうから聞こえたエースさんの声に思わず普通に返事をして、
昨日のことを思い出してドキッとした。
「朝飯行くぜ。ここで待ってるから早く着替えろよ」
「あ、はい!」
慌てて顔を洗って着替えを済ませた。
・・・・・・・・・・・・で。
出なきゃいけないんだけど。
出たら当然エースさんが居る。
そう思うと自然と足がすくむ。
「アコ?まだか?」
駄目だ行かなきゃ!
「おおおお待たせしましたっ!」
「おう、おはよ。よく寝れたか?」
エースさんは全身緊張しまくりの私を見て柔らかい笑みを浮かべた。
・・・・・・・・・・まともに顔、見れないかも。
「おおおおおおはよう御座います!昨日はあんまり寝れなくて」
「なんだ寝れなかったのか。今日から俺が添い寝してやろうか?」
エースさんと居るだけでドキドキしてるっていう私に落とされた爆弾発言。
「ええええエースさん何をっ!!」
「俺ぁ本気だぜ?」
余計悪いです!!
「お気持ちだけ頂いておきます!」
「そっか?遠慮すんなよ」
「してません!」
「ま、寂しくなったらいつでも来いよ。隣なんだし」
「・・・・・・・・・・・・・はい」
平然ととんでもないことを言ってのけるエースさんだけど、私のことを心配してくれてるのはわかる。
食堂に着いて、改めて人の多さに驚く。
「・・・・すごい人ですね」
「アコの席はここな。飯とってくるから待ってろ」
「え、でも」
「いいから居ろって。ちなみにここは俺の席。誰か来ても座らせんなよ」
「あ、はい」
エースさんの強引さは、嫌じゃない。
ふう、とため息を吐いた。
緊張する。
「何ぼーっとしてんだ、アコ」
「うひゃあああエースさんいいいつの間にっ」
エースさんが居なくなって油断したところ、目の前にエースさんの顔面どあっぷ。
「ほら、飯持って来たぜ」
「あ・・・・有難う御座います」
あ、美味しそうなパン。
エースさんが持って来てくれた珈琲とパンに齧りつきながら、私は勇気を出して話すことにした。
「あ・・・・あのですねエースさん。昨日のこと、なんですけど。私まだエースさんのこと全然知らなくて。
だからこれからもっとエースさんのこと知りたっ」
勢い良く隣のエースさんを見れば。
テーブルに頭をくっつけ幸せそうに眠ってらっしゃる姿。
・・・・・・・・・・・そうだった。
この人そういう人だった!
一気に脱力。
「・・・・・・・・・・・あー珈琲美味しい」
+わからないんだ 終+
落ち着いたのはいいんだけど。
落ち着くと今度は恥ずかしさがこみあげてくるもので。
「あの、エースさんっ・・・有難う御座いました、もう大丈夫、ですよ」
そう言ってエースさんから離れようと試みるも、
ぎゅ。
っと更に強くなった腕の力に敵うわけもない。
「・・・・・・・・エースさーん?」
どうしよう、と思いつつ困惑しながら名前を呼んでみる。
すると、
「よく聞けよ、アコ」
と真剣な声が耳元で響く。
「・・・・・・・・は、い」
「お前は絶対俺が守るし、家まで送る。だから大丈夫だ。それと言いたいことはもう1つある」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい」
その言葉は本当に嬉しくて。
次の言葉に耳を傾けた。
「アコ、好きだ。好きになった」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?」
突然聞こえた台詞に我が耳を疑った。
「ま、そういう訳だからよろしくな」
がばっと顔をあげれば至極楽しそうなエースさんの顔。
「え、え、え?」
「好きだけどちゃんとアコが帰れる方法も探すから、心配すんなって」
「いやいやいや!えええ!?」
「あーでも俺本気で行くから。そこは覚悟しとけよ」
さっきまでの深刻な顔は何処へやら、エースさんはスッキリとした顔で出て行った。
どういうことですか。
この状況、理解出来ません。
ええと、
部屋で1人で泣いてるとこにエースさんが来ちゃって。
慰めてくれて。
大丈夫だ、と励ましてくれた。
うん。
そこまではいい。
問題はその後。
『好きだ』・・・・・って言ったよねエースさん。
・・・・・・・・・・・・・うっわあ!
どどどどど!どうしよう!
私はこれからどうしたら!
ていうか私、考えてみればエースさんのことほとんど何も知らない。
年齢も、年上か年下なのかも。
何が好きで何が嫌いなのか。
どんなことで喜んで、
どんなことで怒るのかも。
・・・・・・・・・・でもそれは、
エースさんだって同じはずで。
なのにエースさんは私の何処を好きになってくれたんだろう。
そんなことを考えていたらまた落ち着かなくなって。
海賊船でのはじめての夜を、
私は眠れないまま過ごした。
コンコン、とノック音が聞こえてはっと目が覚めた。
「アコー?まだ寝てんのか?」
「あ、今起きますすみませんっ」
ドアの向こうから聞こえたエースさんの声に思わず普通に返事をして、
昨日のことを思い出してドキッとした。
「朝飯行くぜ。ここで待ってるから早く着替えろよ」
「あ、はい!」
慌てて顔を洗って着替えを済ませた。
・・・・・・・・・・・・で。
出なきゃいけないんだけど。
出たら当然エースさんが居る。
そう思うと自然と足がすくむ。
「アコ?まだか?」
駄目だ行かなきゃ!
「おおおお待たせしましたっ!」
「おう、おはよ。よく寝れたか?」
エースさんは全身緊張しまくりの私を見て柔らかい笑みを浮かべた。
・・・・・・・・・・まともに顔、見れないかも。
「おおおおおおはよう御座います!昨日はあんまり寝れなくて」
「なんだ寝れなかったのか。今日から俺が添い寝してやろうか?」
エースさんと居るだけでドキドキしてるっていう私に落とされた爆弾発言。
「ええええエースさん何をっ!!」
「俺ぁ本気だぜ?」
余計悪いです!!
「お気持ちだけ頂いておきます!」
「そっか?遠慮すんなよ」
「してません!」
「ま、寂しくなったらいつでも来いよ。隣なんだし」
「・・・・・・・・・・・・・はい」
平然ととんでもないことを言ってのけるエースさんだけど、私のことを心配してくれてるのはわかる。
食堂に着いて、改めて人の多さに驚く。
「・・・・すごい人ですね」
「アコの席はここな。飯とってくるから待ってろ」
「え、でも」
「いいから居ろって。ちなみにここは俺の席。誰か来ても座らせんなよ」
「あ、はい」
エースさんの強引さは、嫌じゃない。
ふう、とため息を吐いた。
緊張する。
「何ぼーっとしてんだ、アコ」
「うひゃあああエースさんいいいつの間にっ」
エースさんが居なくなって油断したところ、目の前にエースさんの顔面どあっぷ。
「ほら、飯持って来たぜ」
「あ・・・・有難う御座います」
あ、美味しそうなパン。
エースさんが持って来てくれた珈琲とパンに齧りつきながら、私は勇気を出して話すことにした。
「あ・・・・あのですねエースさん。昨日のこと、なんですけど。私まだエースさんのこと全然知らなくて。
だからこれからもっとエースさんのこと知りたっ」
勢い良く隣のエースさんを見れば。
テーブルに頭をくっつけ幸せそうに眠ってらっしゃる姿。
・・・・・・・・・・・そうだった。
この人そういう人だった!
一気に脱力。
「・・・・・・・・・・・あー珈琲美味しい」
+わからないんだ 終+