3千万ベリーの恋
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結局アイスケーキを買った日の夜は食べることが出来なかった。
何故かというと皆が、
『腹いっぱいになっちまった。アコ1人で食えよ!』
『マジですか!って1人じゃ食べれませんてさすがに』
『食えるだろ?』
『食えるか!・・・いいです、明日の夜のデザートにします』
『1人で食えばいいじゃねぇか』
『せっかくだから皆と一緒に食べたいですし』
という訳で、
1日が過ぎてしまった。
アイスケーキも楽しみだけど、シャンクスに返事もしなきゃいけないのになー。
『シャンクスが好きって言ってくれたら考えます・・・たぶん』
私は確かにそう言った。
だから、シャンクスが好きと言ってくれた以上真面目に考えたい。
・・・・考えてるんだけど。
答え、出ないんだよね。
はあ、とため息が漏れる。
1日中色んなところでひたすら考えて過ごし、お楽しみの夜の宴の時間。
いつも通り私はシャンクスやヤソップさん達
が飲んでる中に混ざって夕飯を食べる。
「そんでそこでナミさんがめっちゃカッコ良くてね!あれは泣いたね」
「アコはホントにルフィの仲間が好きだな。・・・女限定で」
「だってカッコ良くて強くて可愛いんですよヤソップさん!」
ナミさんの良さを改めて熱弁すると、シャンクスが苦笑した。
「アコはルフィの船に行けた方が良かったかもしれねェな」
「え、それはない」
何処か寂しそうに言うシャンクスに私はあっさり返した。
「でもアコが好きなのはルフィとその仲間だろう」
「そうだけどさ。確かに一緒に居たら楽しいかもなーとは思うけど。でもたぶんついていけないかな」
「ついていけない?」
「だってルフィめっちゃトラブルメーカーじゃん。見てるぶんには楽しいけどずっと一緒に居るのはなー。たぶん私すぐ死ぬね」
戦いも多いし。
今よりもっと役立たずだろうな。
てか足手まとい確実ですよそれ。
「じゃあ俺達と居るのは平気なのか?」
「まあ毎日宴なのはどうかと思うけど。でも、一緒に居るなら皆とがいいかな」
「嬉しいこと言ってくれるじぇねえか!飲めアコ!」
「ジュースですけどねヤソップさん!酒はもういらんです」
「おっと酒がもうねえな。もらってくる」
シャンクスが立ち上がって、お酒を取りに行った。
「悩み事か、アコ」
不意に今までやりとりを見ていただけのベンさんに話しかけられた。
・・・・何でわかっちゃうかなあ。
「んーまあ悩み事っていうか考え事ですかね」
「苦労かけるな」
「・・・私シャンクスのことなんて一言も言ってませんよね」
「だがそうなんだろう」
「そうですけど。・・・ベンさん怖い」
「お頭に告白でもされたかー?アコ」
「ヤソップさん怖い」
そんな会話をしていたところへ、シャンクスが大量のお酒を持って帰ってきた。
「何の話だ?」
「ベンさんとヤソップさんが怖いって話」
「・・・何したんだお前ら。アコが怖いって言うってのぁよっぽどだぞ」
真顔で言うシャンクスにツッコミたい。
・・・・失礼な。
「シャンクスも怖い。何その大量のお酒」
「何言ってんだ、いつもこれくらい飲んでるだろう」
「だから怖いんだっての。・・・アイスケーキはまだ食べれないね」
「心配すんな。すぐ飲み終わる」
「・・・それはそれで問題だ」
アイスケーキ食べ終わったらシャンクスと話をしよう。
そう、決めた。
+いろいろ問題だ 終+