3千万ベリーの恋
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あいつら、余計なことを。
アコの話をこっそり聞きながらそう思う。
『シャンクスが好きって言ってくれたら考えます。・・・たぶん』
アコに好き、と伝えることはどういうことか。
・・・もし、好きだと言ったら。
アコはその意味を理解するだろう。
どんな顔をするのか、
考えたくはない。
・・・参ったな。
「そういやアコ、もしもの話だけどよ、お頭に船を降りろって言われたらどうすんだ?」
突然ヤソップさんがとんでもないことを言い出した。
「どうって、どうしようもないじゃないですかそれ」
「・・・いいのか、それで」
「だっていいも悪いも船のことはシャンクスが決めることですし」
呆れたような顔のヤソップさん、そんな私達のやりとりを面白そうに見ているベンさん。
「でもアコ、船降りてどうすんだよ」
「さあ。それこそどうしようもないですけど。流れに任せるしか」
「・・・少しは懇願するとか」
「んーでもシャンクスがそう決めたなら何かあるハズだし、シャンクスって1回決めたら懇願しても無駄そう」
言っててなんか不安になってきた。
「え、てかこれもしもの話ですよね?」
まさかシャンクスが本当にそう言ったんじゃ、と思いきや、
「酔っ払いの話をまともに受けるもんじゃねェぞ、アコ」
お姉さん達と話をしていたはずのシャンクスが隣に座り、話に混ざってきた。
あんたが1番酔っ払ってるでしょうよ。
・・・てか、聞いてたのか。
「俺はもしもの話って言ったぜ」
「でも不安になりますって。何で急にこんな話を」
「別に、何となーく、な。不安にさせたんなら悪かった」
・・・何かはぐらかされてる気がする。
「別にいいですけど」
「いーや!良くないぞアコ!俺がアコを手放すなんて想像でも許さん」
顔真っ赤にして、だいぶ酔ってんなあシャンクス。
「それよりお姉さん達との話は済んだの?」
「ん、ああ、アイスケーキに決まった」
「・・・話の筋が読めないんだけど」
何がアイスケーキに決まったんだ。
や、こっそり聞いてたからだいたい予想はつくけども。
「アコへのプレゼントだ」
「・・・・それを私が受け取ると?」
予想通りの答えに思わず苦笑い。
するとそこでヤソップさんが、
「受け取るだろ?アコは食い物大好きだし」
「特に甘いのは好きだろう」
・・・っベンさんまで!
「いや、そりゃ好きですけども」
「じゃあ問題ねえな」
「・・・・皆で食べるならもらう」
「お、悪いからいい、って言わないんだな」
にこにこと嬉しそうなシャンクス。
「だってもう言っても無駄だし。せっかくだからくれるなら有り難く貰うよ」
「そうか!そしたら後で買いに行こう」
「後で?」
「ああ、美味い店を聞いておいたんだ。行こう、2人で」
2人で、ってとこにドキっとした。
ま、いいか。
皆で食べれる量のあんまり高くないアイスケーキ選ぼう。
+もしもの話 終+
アコの話をこっそり聞きながらそう思う。
『シャンクスが好きって言ってくれたら考えます。・・・たぶん』
アコに好き、と伝えることはどういうことか。
・・・もし、好きだと言ったら。
アコはその意味を理解するだろう。
どんな顔をするのか、
考えたくはない。
・・・参ったな。
「そういやアコ、もしもの話だけどよ、お頭に船を降りろって言われたらどうすんだ?」
突然ヤソップさんがとんでもないことを言い出した。
「どうって、どうしようもないじゃないですかそれ」
「・・・いいのか、それで」
「だっていいも悪いも船のことはシャンクスが決めることですし」
呆れたような顔のヤソップさん、そんな私達のやりとりを面白そうに見ているベンさん。
「でもアコ、船降りてどうすんだよ」
「さあ。それこそどうしようもないですけど。流れに任せるしか」
「・・・少しは懇願するとか」
「んーでもシャンクスがそう決めたなら何かあるハズだし、シャンクスって1回決めたら懇願しても無駄そう」
言っててなんか不安になってきた。
「え、てかこれもしもの話ですよね?」
まさかシャンクスが本当にそう言ったんじゃ、と思いきや、
「酔っ払いの話をまともに受けるもんじゃねェぞ、アコ」
お姉さん達と話をしていたはずのシャンクスが隣に座り、話に混ざってきた。
あんたが1番酔っ払ってるでしょうよ。
・・・てか、聞いてたのか。
「俺はもしもの話って言ったぜ」
「でも不安になりますって。何で急にこんな話を」
「別に、何となーく、な。不安にさせたんなら悪かった」
・・・何かはぐらかされてる気がする。
「別にいいですけど」
「いーや!良くないぞアコ!俺がアコを手放すなんて想像でも許さん」
顔真っ赤にして、だいぶ酔ってんなあシャンクス。
「それよりお姉さん達との話は済んだの?」
「ん、ああ、アイスケーキに決まった」
「・・・話の筋が読めないんだけど」
何がアイスケーキに決まったんだ。
や、こっそり聞いてたからだいたい予想はつくけども。
「アコへのプレゼントだ」
「・・・・それを私が受け取ると?」
予想通りの答えに思わず苦笑い。
するとそこでヤソップさんが、
「受け取るだろ?アコは食い物大好きだし」
「特に甘いのは好きだろう」
・・・っベンさんまで!
「いや、そりゃ好きですけども」
「じゃあ問題ねえな」
「・・・・皆で食べるならもらう」
「お、悪いからいい、って言わないんだな」
にこにこと嬉しそうなシャンクス。
「だってもう言っても無駄だし。せっかくだからくれるなら有り難く貰うよ」
「そうか!そしたら後で買いに行こう」
「後で?」
「ああ、美味い店を聞いておいたんだ。行こう、2人で」
2人で、ってとこにドキっとした。
ま、いいか。
皆で食べれる量のあんまり高くないアイスケーキ選ぼう。
+もしもの話 終+