3千万ベリーの恋
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おばちゃんのお店を出て、考える。
次はどうするかと。
するとシャンクスが、
「アコ、あそこはどうだ?」
そう言って指したお店は雑貨を売っている所のようだ。
「あ、可愛いかも」
ノートにペンか。
そういえば買ってなかったな。
青と紫の花のノートは上品で可愛い。
まあでも必要ないか。
・・・・仕事の時は一生懸命メモしたっけな。
なんて色々思い出す。
ぬいぐるみもある。
っても興味がないので買わないけど。
でもこんなお店もあったのかー。
ん?
「あれ、シャンクス?」
一瞬シャンクスが居ないように思えたけど、
「どうした?」
シャンクスはちゃんと隣に居た。
「居なくなったかと思った」
「ここに居るさ」
「だね、ごめんごめん」
「何か買うか?」
「んーん大丈夫」
ノートとペンは必要だなと思ったら買ってもらうことにしよう。
別に緊急に必要って訳じゃないし。
そして、
「時刻はもう夕方!という訳で夕日を見て船に戻りましょう!」
苦肉の策がこれ。
「今日は泊まらないのか?」
「いいですかシャンクスさん。泊まるのにはお金がかかります。お金を出すのは誰ですか?」
「俺だな」
「はい正解。私はそれをよしとしません」
ただでさえアイス買ってもらったのに。
という訳で船の近くの港で夕日見物。
青春って言ったら夕日ですよ。
幸い空は橙に染まっていて、
夕日が綺麗に見える。
「なるほど。普段は見ないものだが、いいもんだな」
苦肉の策だったけど、割と喜んでくれてるようだ。
「綺麗だよねー」
うん、デートの締めくくりにはぴったりだ。
これ見たら船戻れば完璧。
「アコ」
「んー?」
ところが、そう甘くはないのが世の常であると知らされることになったのが数秒後のシャンクスの台詞。
「キスしたことはすまなかった」
ぎく、とした。
今日は意図してその話題に触れなかったのに。
「・・・酔ったアコが可愛くて、我慢出来なかったんだ。傷つけると知っていた筈なのに」
「先に傷ついたのシャンクスじゃん」
「・・・どういう意味だ?」
困惑するシャンクスを私は真っ直ぐ見つめた。
「私キスされたことは驚いたけど別に嫌じゃなかったし傷ついてもいなかった訳さ。でも今朝傷ついたね」
「今朝?」
「いつも通りにした方がいいのかなって思ってたのにシャンクス元気ないって言うしさ。しかも私気づけなかったし」
そっちの方がよっぽど傷つくわ、そう言ったところでシャンクスの腕に身体ごと引き寄せられた。
「・・・・シャンクス?」
優しく強引な力で、胸板にぐ、っと押し付けられる。
服着てるのに。
・・・・胸元開きすぎなんだよねこの人。
「これも、嫌じゃないか?」
「嫌ではない」
感じるまま素直にそう答えたら、す、っと離れた。
「アコ、これを」
それからシャンクスはズボンのポケットから何かを取り出した。
紙袋だ。
「何これ?」
「アコにプレゼントだ」
そう言って差し出された紙袋を私はおずおずと受け取った。
「箱に入れるか、と言われたんだがアコなら断るだろうと思ってな」
「箱って・・・・あ」
袋を開けると、そこにはさらに透明な袋に入ったペンダント。
涙型のルビーが、きらりと光った。
「こ、れ」
何故わかった!
バレないようにしてたはずなのに!
というか、
「いつ買ったの!?そんな暇なかったよね?」
「アコがノートやらぬいぐるみやらを見てた隙にな」
・・・・やっぱ居なかったんだあの時。
「これを言うと可愛くないってのはわかってるんだけどさ、高かったでしょこれ?」
こんな時に値段のこと聞くなんて可愛くないのは承知の上で、でも
気になったのがバレないように一瞬しか見なかったから値段とか見てないから。
「アコの気にするような値段じゃない。それにおばちゃんの手前もあったから、いいんだ」
シャンクスは優しく微笑む。
・・・・上手だなあ。
そんなこと言われたら納得せざるを得ないじゃんか。
「・・・そっか、そしたら有り難く受け取らせてもらうね。ありがと」
言って、私は透明な袋からそれを取り出して、自分の首につけた。
「ああ、よく似合ってる」
「・・・・てか何故これを選んだの?」
「アコが気に入っていただろう?」
「バレないようにしてたんだけどなー」
うーん、と唸った私を見てシャンクスは楽しそうに笑った。
「努力賞ってとこだな。アコが俺に気を遣ってバレないようにしていたのは知ってたさ」
「・・・マジでか」
「惚れた女のことはよく見てるもんだ」
何処まで本気なんだか、
シャンクスの言葉に私は胸が締め付けられた。
+ドッキリタイム 終+
次はどうするかと。
するとシャンクスが、
「アコ、あそこはどうだ?」
そう言って指したお店は雑貨を売っている所のようだ。
「あ、可愛いかも」
ノートにペンか。
そういえば買ってなかったな。
青と紫の花のノートは上品で可愛い。
まあでも必要ないか。
・・・・仕事の時は一生懸命メモしたっけな。
なんて色々思い出す。
ぬいぐるみもある。
っても興味がないので買わないけど。
でもこんなお店もあったのかー。
ん?
「あれ、シャンクス?」
一瞬シャンクスが居ないように思えたけど、
「どうした?」
シャンクスはちゃんと隣に居た。
「居なくなったかと思った」
「ここに居るさ」
「だね、ごめんごめん」
「何か買うか?」
「んーん大丈夫」
ノートとペンは必要だなと思ったら買ってもらうことにしよう。
別に緊急に必要って訳じゃないし。
そして、
「時刻はもう夕方!という訳で夕日を見て船に戻りましょう!」
苦肉の策がこれ。
「今日は泊まらないのか?」
「いいですかシャンクスさん。泊まるのにはお金がかかります。お金を出すのは誰ですか?」
「俺だな」
「はい正解。私はそれをよしとしません」
ただでさえアイス買ってもらったのに。
という訳で船の近くの港で夕日見物。
青春って言ったら夕日ですよ。
幸い空は橙に染まっていて、
夕日が綺麗に見える。
「なるほど。普段は見ないものだが、いいもんだな」
苦肉の策だったけど、割と喜んでくれてるようだ。
「綺麗だよねー」
うん、デートの締めくくりにはぴったりだ。
これ見たら船戻れば完璧。
「アコ」
「んー?」
ところが、そう甘くはないのが世の常であると知らされることになったのが数秒後のシャンクスの台詞。
「キスしたことはすまなかった」
ぎく、とした。
今日は意図してその話題に触れなかったのに。
「・・・酔ったアコが可愛くて、我慢出来なかったんだ。傷つけると知っていた筈なのに」
「先に傷ついたのシャンクスじゃん」
「・・・どういう意味だ?」
困惑するシャンクスを私は真っ直ぐ見つめた。
「私キスされたことは驚いたけど別に嫌じゃなかったし傷ついてもいなかった訳さ。でも今朝傷ついたね」
「今朝?」
「いつも通りにした方がいいのかなって思ってたのにシャンクス元気ないって言うしさ。しかも私気づけなかったし」
そっちの方がよっぽど傷つくわ、そう言ったところでシャンクスの腕に身体ごと引き寄せられた。
「・・・・シャンクス?」
優しく強引な力で、胸板にぐ、っと押し付けられる。
服着てるのに。
・・・・胸元開きすぎなんだよねこの人。
「これも、嫌じゃないか?」
「嫌ではない」
感じるまま素直にそう答えたら、す、っと離れた。
「アコ、これを」
それからシャンクスはズボンのポケットから何かを取り出した。
紙袋だ。
「何これ?」
「アコにプレゼントだ」
そう言って差し出された紙袋を私はおずおずと受け取った。
「箱に入れるか、と言われたんだがアコなら断るだろうと思ってな」
「箱って・・・・あ」
袋を開けると、そこにはさらに透明な袋に入ったペンダント。
涙型のルビーが、きらりと光った。
「こ、れ」
何故わかった!
バレないようにしてたはずなのに!
というか、
「いつ買ったの!?そんな暇なかったよね?」
「アコがノートやらぬいぐるみやらを見てた隙にな」
・・・・やっぱ居なかったんだあの時。
「これを言うと可愛くないってのはわかってるんだけどさ、高かったでしょこれ?」
こんな時に値段のこと聞くなんて可愛くないのは承知の上で、でも
気になったのがバレないように一瞬しか見なかったから値段とか見てないから。
「アコの気にするような値段じゃない。それにおばちゃんの手前もあったから、いいんだ」
シャンクスは優しく微笑む。
・・・・上手だなあ。
そんなこと言われたら納得せざるを得ないじゃんか。
「・・・そっか、そしたら有り難く受け取らせてもらうね。ありがと」
言って、私は透明な袋からそれを取り出して、自分の首につけた。
「ああ、よく似合ってる」
「・・・・てか何故これを選んだの?」
「アコが気に入っていただろう?」
「バレないようにしてたんだけどなー」
うーん、と唸った私を見てシャンクスは楽しそうに笑った。
「努力賞ってとこだな。アコが俺に気を遣ってバレないようにしていたのは知ってたさ」
「・・・マジでか」
「惚れた女のことはよく見てるもんだ」
何処まで本気なんだか、
シャンクスの言葉に私は胸が締め付けられた。
+ドッキリタイム 終+