False love
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39歳独身男ナシ。
それがそんなに周りに責められるようなこと?
1人が好きなだけなのに。
だって楽だし。
寂しくもなければ不便でもない。
割と1人で何でも出来る。
出来ないことはお金払って便利屋さんに頼む。
それで万事解決。
・・・・・それでいいじゃない。
「それがうちの母と来たらあんたまさか女の子が好きなんじゃないでしょうねえって言うのよ」
と、同期のシャンクスに愚痴る程に私は今立腹している。
シャンクスも独身女の影ナシ、だ。
「で、そうなのか?」
「まさか。ちゃんと男の人が好き・・・・・・・・なはず」
「それで、男が好きなアコは今日の飯は?」
「・・・・誤解免れるような言い方しないで。今日はパスタな気分かなー」
「俺も付き合っても?」
「勿論」
日々こんな風に何気ない話しをしているシャンクスから。
まさか。
ランチの帰り、
「ところでアコ」
「んー?」
「俺と付き合わないか?」
「いいよ、何処まで?」
「・・・・・いや、恋人になってくれないかという意味だ」
・・・・・こんなこと言われるとは思ってなかった。
人の感情の機微には敏感な方だと思ってた。
・・・・じぃっとシャンクスを見つめる。
・・・・・・・・・どうしよう。
じっと見つめられて内心焦った。
・・・・まさかこんなことになるなんてな。
ことの起こりは今朝。
アコにフられたという1人の後輩から、
「ガード固くて近づくのも苦労しましたよ・・・あの人落とせる男居ませんて」
「そうか?」
「・・・シャンクス先輩なら落とせます?」
「どうだろうな・・・・」
「告白してみてくださいよ」
「・・・・そう、だな」
色々ちょうどいい。
と俺もその挑戦を受けた。
さてアコはどう出るか。
「付き合ってもいいけど、条件つきで」
「条件?」
「あそこのアレ、買ってくれる?」
「・・・・・あれか?」
「そう、あれ」
目の前にあった某ブランドショップのネックレス。
「これ買ってくれるなら付き合うよ」
「恋人として?」
「恋人として」
別にボーナスが出れば買えない値段じゃないけど。
「ああ、いいぞ」
「・・・・そ?じゃあよろしく」
シャンクスはあっさりとそれを承諾し、
店に入ると数分で出て来た。
・・・・・・やだ、ホントに買ってくれちゃった。
「これで成立、だな?」
「・・・・そうね、有難う」
丁寧にラッピングされたそれを受け取って、
中身を確認。
間違いなく私が希望したもの。
「・・・・今まではあっさりフッてたと聞いたが」
「そうね、フッてたわ」
「俺もフられると覚悟してた」
「うーん・・・・だってシャンクス私のこと好きじゃないでしょ?」
「・・・・・そう思うか?」
「思う。だからいいかなって」
「面白いな、アコ」
シャンクスはそう言ってにやりと笑って。
それから私の手を取った。
「だが契約は成立したんだ、恋人にはなってもらう」
「勿論。どーぞお好きなように」
シャンクスなら同期として信用出来るし。
申し分ない。
面倒な告白されることもなくなるのなら、
一石二鳥。
・・・・・・・なんて考えてた私が、
馬鹿だったのかもしれない。
私の遅咲きの恋のまさかの始まり。
+まさかの 終+
それがそんなに周りに責められるようなこと?
1人が好きなだけなのに。
だって楽だし。
寂しくもなければ不便でもない。
割と1人で何でも出来る。
出来ないことはお金払って便利屋さんに頼む。
それで万事解決。
・・・・・それでいいじゃない。
「それがうちの母と来たらあんたまさか女の子が好きなんじゃないでしょうねえって言うのよ」
と、同期のシャンクスに愚痴る程に私は今立腹している。
シャンクスも独身女の影ナシ、だ。
「で、そうなのか?」
「まさか。ちゃんと男の人が好き・・・・・・・・なはず」
「それで、男が好きなアコは今日の飯は?」
「・・・・誤解免れるような言い方しないで。今日はパスタな気分かなー」
「俺も付き合っても?」
「勿論」
日々こんな風に何気ない話しをしているシャンクスから。
まさか。
ランチの帰り、
「ところでアコ」
「んー?」
「俺と付き合わないか?」
「いいよ、何処まで?」
「・・・・・いや、恋人になってくれないかという意味だ」
・・・・・こんなこと言われるとは思ってなかった。
人の感情の機微には敏感な方だと思ってた。
・・・・じぃっとシャンクスを見つめる。
・・・・・・・・・どうしよう。
じっと見つめられて内心焦った。
・・・・まさかこんなことになるなんてな。
ことの起こりは今朝。
アコにフられたという1人の後輩から、
「ガード固くて近づくのも苦労しましたよ・・・あの人落とせる男居ませんて」
「そうか?」
「・・・シャンクス先輩なら落とせます?」
「どうだろうな・・・・」
「告白してみてくださいよ」
「・・・・そう、だな」
色々ちょうどいい。
と俺もその挑戦を受けた。
さてアコはどう出るか。
「付き合ってもいいけど、条件つきで」
「条件?」
「あそこのアレ、買ってくれる?」
「・・・・・あれか?」
「そう、あれ」
目の前にあった某ブランドショップのネックレス。
「これ買ってくれるなら付き合うよ」
「恋人として?」
「恋人として」
別にボーナスが出れば買えない値段じゃないけど。
「ああ、いいぞ」
「・・・・そ?じゃあよろしく」
シャンクスはあっさりとそれを承諾し、
店に入ると数分で出て来た。
・・・・・・やだ、ホントに買ってくれちゃった。
「これで成立、だな?」
「・・・・そうね、有難う」
丁寧にラッピングされたそれを受け取って、
中身を確認。
間違いなく私が希望したもの。
「・・・・今まではあっさりフッてたと聞いたが」
「そうね、フッてたわ」
「俺もフられると覚悟してた」
「うーん・・・・だってシャンクス私のこと好きじゃないでしょ?」
「・・・・・そう思うか?」
「思う。だからいいかなって」
「面白いな、アコ」
シャンクスはそう言ってにやりと笑って。
それから私の手を取った。
「だが契約は成立したんだ、恋人にはなってもらう」
「勿論。どーぞお好きなように」
シャンクスなら同期として信用出来るし。
申し分ない。
面倒な告白されることもなくなるのなら、
一石二鳥。
・・・・・・・なんて考えてた私が、
馬鹿だったのかもしれない。
私の遅咲きの恋のまさかの始まり。
+まさかの 終+
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