ライセンス藤原一裕の夢小説
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
休日にチョコレートの魔力
(藤原 視点)
知人から、チョコレートをお土産で貰った。
赤色のキレイなパッケージ。
海外旅行に行ったって言うてはったし、多分外国産なんやろう。
その証拠に、パッケージ裏には外国語がビッシリと書かれとる。
何て書いてあるか調べもせずそのままテーブルの上に置いた。
夕飯の後にでも食おっと。
今日はミサも俺もお休みの日やから、しっかり準備せな。
そんなこんなで数時間後、ミサが家へとやってくる。
「らっしゃい」
「こんにちは……って、何で裸なの?」
出迎えた俺は、上半身裸の状態やった。
「シャワー浴びよ思て。……一緒に入る?」
「入りませ~ん。家で入って来たし」
「そうなん? 残念やわ。もう一回入ったら?」
「だから、入って来たってば。早く浴びてきたら? シャワー」
俺に構う事もなく、ミサはソファの上でスマホを取り出して弄り始める。
俺はちぇーと思いつつ、浴室へと向かった。
まだ一回も一緒に入った事ないんやし、一回ぐらいええやん。
いつか絶対、一緒に風呂入ったるからな。
そう思いながら、俺はシャワーの蛇口を捻る。
数分後、リビングに戻るとみミサは俺がシャワーに行く前と同じ体勢でスマホを弄とった。
肩凝るでぇ。
相変わらず俺の存在なんかお構いなしやし。
「俺上がったでぇ?」
「ん~……髪乾かせばぁ」
ふとテーブルの上を見ると、知人から貰った赤色のパッケージが開封されとる。
小分けにされたチョコレートが幾つか食べられ、数枚の銀紙の残骸がゴミ箱の中に入れられとった。
「チョコ食ったん?」
「食べたよ? 美味かった」
「……俺まだ食ってへんのに」
そこは一声かけてよ、せめて。
別にええけど。
こう言う所がガサツやねんなぁ、この子。
別にええけど。
……とりあえず髪を乾かし終えると、リビングに隣接したキッチンへとやってくる。
「ミサ? 腹減っとる?」
「あっ、少し減ってる!」
「じゃあ何か作ったるわ」
「ホント? ありがと」
何作ろうかなぁ。
冷蔵庫を開けて中を見渡し、作れそうな物を頭の中で考える。
ナポリタンぐらいやったら作れそう。
具材を取り出し、キッチンで調理開始した。
フライパンを振っとると、リビングの方からミサの声が聞こえて来る。
「……一裕ぉ」
「なにぃ?」
「暑い~……」
「は?」
「だから暑いの~。エアコン入れてい~?」
「暑ないやん」
「えぇ……暑いよ~……」
「そうかぁ?」
適温やと思うけど。
一応エアコン入れてやるか。
寒かったらなんか羽織ればええし。
リビングに行ってエアコンをピッとつけてやると、俺はまた調理を再開した。
麺がちょうど半分くらい柔らかくなった頃、またリビングから声がする。
「一裕ぉ~」
「今度はなにぃ?」
「やっぱ暑い~」
「は? エアコンつけたで?」
「嘘でしょ~。さっきより暑いよ~?」
噓でしょは俺のセリフや。
リビングに戻ってエアコンの温度を確認すると、二十二度と表示されとった。
「……今二十二度やで?」
いや、寧ろ寒いわ。
そう思いつつミサの顔を見ると、茹でタコのように真っ赤になっとって、俺は面食らう。
「ミサ!? お前……、その顔どうしてん!?」
「……え……」
「熱あるんちゃう? 顔めっちゃ赤いで?」
「……ホントに~……?」
なんか目も潤んどるし、よう見たら息も上がっとるやんか。
俺はひと先ずコンロの火を止めてから、リビングの棚から体温計を取った。
「熱計れや」
ミサは手渡たれた身体温計を、ぼーっとした様子で服の中に入れて脇に挟む。
ピピピっと電子音が聞こえて、ミサが取り出した身体温計を受け取っ温度を確認してみたけど、微熱ほどの数字しか表示されてへんかった。
「微熱やな」
「……そ~でしょ~……」
「でも暑いんやろ?」
「うん~……めっちゃ暑い~……なんだろ……何か変な感じもするし……」
「変な感じって?」
「なんて言うのかなぁ~……ゾクゾクする~? にたいなぁ~……?」
「それ風邪の引き始めちゃう? ちょっと横になりぃや」
「……うん……そ~する~……」
ミサは大人しく寝室へと向かった。
俺はキッチンに戻ると、パスタを茹で上げてボウルに移す。
ミサにはナポリタンよりお粥の方がええか。
お粥を作りながら寝室の方へ目をやる。
薬もあるし、今日はゆっくりさせたろ。
俺は完成したお粥を器に移すと、水のペットボトル、風邪薬などと共にお盆に乗せて寝室へと向かった。
「ミサ、調子どう?」
返事がない代わりに、ミサの荒い呼吸音が聞こてくる。
「ミサ……お前大丈夫か……?」
お盆を適当な場所に置いて、ミサの額に手を当てたその瞬間──
──バシッ!
ミサは驚いた様子で起き上がって、俺の手を跳ね退けた。
「……あ……ごめん……今は、……触らないでっ……」
「え、なんで……?」
「……なんか、私……今……ヘンなの……」
潤んだ瞳でそう言われ、俺も変な気を起こしそうになってもうた。
病人に対して間違い起こしそうになる。
思わずミサに触れると。
「……ンうッ……!」
ミサは肩をピクリと跳ねさせて、甘い声に近い声を上げた。
「お前っ、何て声出してんねんっ!?」
「……触らないでって……言ったじゃん……」
今のミサって……まるでエッチしとる時みたいやん。
ああ、つまり。
「……変な感じってそーいう事?」
ミサの身体がセックスしたがっとるって察した俺は、ミサの唇を強引に奪った。
声にならへん声が、俺の唇によって塞がれる。
「んんっ……ゃめっ……」
「無理や」
「かず……んううっ……!」
そないな顔でそないな声出して、止めろ言われても無料があるやろ。
ミサの服を全て脱がし、その肌に手の平を這わして身体を弄った。
股の間に指を潜らせ、愛液で濡れたソコに触れると、ミサからより一層声が上がる。
「あぁああッ……!!」
「気持ちええの」
「やぁああっ……!」
「嫌なん? 止める?」
「……んんっ、かずひろ……もぅ、やめっ……」
「どっちなん? 止めるで?」
そんな顔されたら……。
「……かずひろぉ……」
意地悪したなるやんか。
ミサの身体をベッドへ倒し、再び唇を重ねた。
キスしながらミサの性感帯を触って刺激すると、それに応える様にミサの身体が小刻みに震える。
「あっ、ああっ……んっ、あっもぅイク……んんっ──!!」
身体をガクガクと痙攣させて、ミサは達した。
汗で張り付いた前髪をかけ分け、その額にキスをしてやると、ミサの方から唇を重ねてくる。
「かずひろ……おねがい……もっと……シテ……」
それは。
反則やろ。
俺は本能に身を任せ、ミサの立ち上がった胸の突起と、濡れた陰部の両方を同時に攻めた。
「……アッ……あっ、ああアッ」
「どっちが気持ちええ?」
「やあっ……!」
「やじゃなくて、どっちなん?」
「あんっ、ふッあぁっ……」
「なぁ教えて、ミサ」
「……ずひろ」
「ん?」
ミサは涙でグシャグシャになった眼で、俺を見て。
「かずひ、ろ……が……きもちイイのぉ……!」
嬉しい事言うてくれるやん。
俺はスェットパンツと下着をぬぎすてると、立ち上がったペニスの先をミサのアソコに擦り付け、その内へと入っていく。
「ヒあああっ……!」
ミサのナカは熱くて、気持ちが良過ぎた。
「ナカ……熱っいな……」
「ひゃあ、んんっ……!」
「ミサ……」
「んんんっ……あっんうう……!」
本能の赴くままに腰を振り続け、ミサの身体を堪能する。
やがて限界が訪れて。
「ミサッ……あ……いくっ──!」
俺はミサのナカに精液を溢れさせた。
「ひああああッ……ダメッ……イッちゃうううう──!!!」
中出しされながら、ミサもまた絶頂に達する。
息を切らせながらお互いに顔を見合わせると、夢中で求め合った事がなんでか恥ずかしくなって。
二人して顔を赤くさせてもうた。
改めてミサの顔を見直すと、まだ熱っぽくして苦しそうに息をしとる。
「今日のミサ……やっぱいつもとちゃうな?」
「……そうなの。まだ変な感じするし……暑い……」
なんでやろ? と頭を捻ってみると、俺の脳裏にピーンと来たものがあった。
「ちょっと待っとって」
「え? なぁに?」
俺はミサベッドに残してリビングへ向かった。
テーブルの上に置かれたチョコレートのパッケージの裏に書けれた成分表をスマホのアプリを使って翻訳し、書かれていた成分を調べてみる。
「やっぱり」
俺はチョコレートのパッケージとスマホを持って寝室に戻り、ミサに翻訳した画面を見せた。
「お前の食ったチョコレート、多分媚薬入りや」
「え、ウソでしょ……!?」
「ここの、この成分……媚薬の効果があんねんて」
現地ではよお食べられとるから、現地の人が食べても大丈夫らしいけど、その成分に慣れてへん日本人には媚薬の効果が出てまうらしい。
ネットでも注意するように書いてあったわ。
……たく、なんちゅうもんお土産にしてくれとんねん。
「だからかぁ……」
「そんなんあるんやな?」
「そうだねぇ……」
ミサは苦く笑いながら、俺に剥ぎとられた服を拾い集めて着直しだす。
「ちょちょ、何してんの?」
「なにって……服着てるんだけど」
「いやいや、まだエッチし足りてへんのちゃう?」
「……いや、お陰様ででだいぶ落ち着いたし」
「アカンて」
俺はミサから服を奪い取り、ベッドへ押し倒した。
お休みは……まだまだこれからなんやから。
THE END
(藤原 視点)
知人から、チョコレートをお土産で貰った。
赤色のキレイなパッケージ。
海外旅行に行ったって言うてはったし、多分外国産なんやろう。
その証拠に、パッケージ裏には外国語がビッシリと書かれとる。
何て書いてあるか調べもせずそのままテーブルの上に置いた。
夕飯の後にでも食おっと。
今日はミサも俺もお休みの日やから、しっかり準備せな。
そんなこんなで数時間後、ミサが家へとやってくる。
「らっしゃい」
「こんにちは……って、何で裸なの?」
出迎えた俺は、上半身裸の状態やった。
「シャワー浴びよ思て。……一緒に入る?」
「入りませ~ん。家で入って来たし」
「そうなん? 残念やわ。もう一回入ったら?」
「だから、入って来たってば。早く浴びてきたら? シャワー」
俺に構う事もなく、ミサはソファの上でスマホを取り出して弄り始める。
俺はちぇーと思いつつ、浴室へと向かった。
まだ一回も一緒に入った事ないんやし、一回ぐらいええやん。
いつか絶対、一緒に風呂入ったるからな。
そう思いながら、俺はシャワーの蛇口を捻る。
数分後、リビングに戻るとみミサは俺がシャワーに行く前と同じ体勢でスマホを弄とった。
肩凝るでぇ。
相変わらず俺の存在なんかお構いなしやし。
「俺上がったでぇ?」
「ん~……髪乾かせばぁ」
ふとテーブルの上を見ると、知人から貰った赤色のパッケージが開封されとる。
小分けにされたチョコレートが幾つか食べられ、数枚の銀紙の残骸がゴミ箱の中に入れられとった。
「チョコ食ったん?」
「食べたよ? 美味かった」
「……俺まだ食ってへんのに」
そこは一声かけてよ、せめて。
別にええけど。
こう言う所がガサツやねんなぁ、この子。
別にええけど。
……とりあえず髪を乾かし終えると、リビングに隣接したキッチンへとやってくる。
「ミサ? 腹減っとる?」
「あっ、少し減ってる!」
「じゃあ何か作ったるわ」
「ホント? ありがと」
何作ろうかなぁ。
冷蔵庫を開けて中を見渡し、作れそうな物を頭の中で考える。
ナポリタンぐらいやったら作れそう。
具材を取り出し、キッチンで調理開始した。
フライパンを振っとると、リビングの方からミサの声が聞こえて来る。
「……一裕ぉ」
「なにぃ?」
「暑い~……」
「は?」
「だから暑いの~。エアコン入れてい~?」
「暑ないやん」
「えぇ……暑いよ~……」
「そうかぁ?」
適温やと思うけど。
一応エアコン入れてやるか。
寒かったらなんか羽織ればええし。
リビングに行ってエアコンをピッとつけてやると、俺はまた調理を再開した。
麺がちょうど半分くらい柔らかくなった頃、またリビングから声がする。
「一裕ぉ~」
「今度はなにぃ?」
「やっぱ暑い~」
「は? エアコンつけたで?」
「嘘でしょ~。さっきより暑いよ~?」
噓でしょは俺のセリフや。
リビングに戻ってエアコンの温度を確認すると、二十二度と表示されとった。
「……今二十二度やで?」
いや、寧ろ寒いわ。
そう思いつつミサの顔を見ると、茹でタコのように真っ赤になっとって、俺は面食らう。
「ミサ!? お前……、その顔どうしてん!?」
「……え……」
「熱あるんちゃう? 顔めっちゃ赤いで?」
「……ホントに~……?」
なんか目も潤んどるし、よう見たら息も上がっとるやんか。
俺はひと先ずコンロの火を止めてから、リビングの棚から体温計を取った。
「熱計れや」
ミサは手渡たれた身体温計を、ぼーっとした様子で服の中に入れて脇に挟む。
ピピピっと電子音が聞こえて、ミサが取り出した身体温計を受け取っ温度を確認してみたけど、微熱ほどの数字しか表示されてへんかった。
「微熱やな」
「……そ~でしょ~……」
「でも暑いんやろ?」
「うん~……めっちゃ暑い~……なんだろ……何か変な感じもするし……」
「変な感じって?」
「なんて言うのかなぁ~……ゾクゾクする~? にたいなぁ~……?」
「それ風邪の引き始めちゃう? ちょっと横になりぃや」
「……うん……そ~する~……」
ミサは大人しく寝室へと向かった。
俺はキッチンに戻ると、パスタを茹で上げてボウルに移す。
ミサにはナポリタンよりお粥の方がええか。
お粥を作りながら寝室の方へ目をやる。
薬もあるし、今日はゆっくりさせたろ。
俺は完成したお粥を器に移すと、水のペットボトル、風邪薬などと共にお盆に乗せて寝室へと向かった。
「ミサ、調子どう?」
返事がない代わりに、ミサの荒い呼吸音が聞こてくる。
「ミサ……お前大丈夫か……?」
お盆を適当な場所に置いて、ミサの額に手を当てたその瞬間──
──バシッ!
ミサは驚いた様子で起き上がって、俺の手を跳ね退けた。
「……あ……ごめん……今は、……触らないでっ……」
「え、なんで……?」
「……なんか、私……今……ヘンなの……」
潤んだ瞳でそう言われ、俺も変な気を起こしそうになってもうた。
病人に対して間違い起こしそうになる。
思わずミサに触れると。
「……ンうッ……!」
ミサは肩をピクリと跳ねさせて、甘い声に近い声を上げた。
「お前っ、何て声出してんねんっ!?」
「……触らないでって……言ったじゃん……」
今のミサって……まるでエッチしとる時みたいやん。
ああ、つまり。
「……変な感じってそーいう事?」
ミサの身体がセックスしたがっとるって察した俺は、ミサの唇を強引に奪った。
声にならへん声が、俺の唇によって塞がれる。
「んんっ……ゃめっ……」
「無理や」
「かず……んううっ……!」
そないな顔でそないな声出して、止めろ言われても無料があるやろ。
ミサの服を全て脱がし、その肌に手の平を這わして身体を弄った。
股の間に指を潜らせ、愛液で濡れたソコに触れると、ミサからより一層声が上がる。
「あぁああッ……!!」
「気持ちええの」
「やぁああっ……!」
「嫌なん? 止める?」
「……んんっ、かずひろ……もぅ、やめっ……」
「どっちなん? 止めるで?」
そんな顔されたら……。
「……かずひろぉ……」
意地悪したなるやんか。
ミサの身体をベッドへ倒し、再び唇を重ねた。
キスしながらミサの性感帯を触って刺激すると、それに応える様にミサの身体が小刻みに震える。
「あっ、ああっ……んっ、あっもぅイク……んんっ──!!」
身体をガクガクと痙攣させて、ミサは達した。
汗で張り付いた前髪をかけ分け、その額にキスをしてやると、ミサの方から唇を重ねてくる。
「かずひろ……おねがい……もっと……シテ……」
それは。
反則やろ。
俺は本能に身を任せ、ミサの立ち上がった胸の突起と、濡れた陰部の両方を同時に攻めた。
「……アッ……あっ、ああアッ」
「どっちが気持ちええ?」
「やあっ……!」
「やじゃなくて、どっちなん?」
「あんっ、ふッあぁっ……」
「なぁ教えて、ミサ」
「……ずひろ」
「ん?」
ミサは涙でグシャグシャになった眼で、俺を見て。
「かずひ、ろ……が……きもちイイのぉ……!」
嬉しい事言うてくれるやん。
俺はスェットパンツと下着をぬぎすてると、立ち上がったペニスの先をミサのアソコに擦り付け、その内へと入っていく。
「ヒあああっ……!」
ミサのナカは熱くて、気持ちが良過ぎた。
「ナカ……熱っいな……」
「ひゃあ、んんっ……!」
「ミサ……」
「んんんっ……あっんうう……!」
本能の赴くままに腰を振り続け、ミサの身体を堪能する。
やがて限界が訪れて。
「ミサッ……あ……いくっ──!」
俺はミサのナカに精液を溢れさせた。
「ひああああッ……ダメッ……イッちゃうううう──!!!」
中出しされながら、ミサもまた絶頂に達する。
息を切らせながらお互いに顔を見合わせると、夢中で求め合った事がなんでか恥ずかしくなって。
二人して顔を赤くさせてもうた。
改めてミサの顔を見直すと、まだ熱っぽくして苦しそうに息をしとる。
「今日のミサ……やっぱいつもとちゃうな?」
「……そうなの。まだ変な感じするし……暑い……」
なんでやろ? と頭を捻ってみると、俺の脳裏にピーンと来たものがあった。
「ちょっと待っとって」
「え? なぁに?」
俺はミサベッドに残してリビングへ向かった。
テーブルの上に置かれたチョコレートのパッケージの裏に書けれた成分表をスマホのアプリを使って翻訳し、書かれていた成分を調べてみる。
「やっぱり」
俺はチョコレートのパッケージとスマホを持って寝室に戻り、ミサに翻訳した画面を見せた。
「お前の食ったチョコレート、多分媚薬入りや」
「え、ウソでしょ……!?」
「ここの、この成分……媚薬の効果があんねんて」
現地ではよお食べられとるから、現地の人が食べても大丈夫らしいけど、その成分に慣れてへん日本人には媚薬の効果が出てまうらしい。
ネットでも注意するように書いてあったわ。
……たく、なんちゅうもんお土産にしてくれとんねん。
「だからかぁ……」
「そんなんあるんやな?」
「そうだねぇ……」
ミサは苦く笑いながら、俺に剥ぎとられた服を拾い集めて着直しだす。
「ちょちょ、何してんの?」
「なにって……服着てるんだけど」
「いやいや、まだエッチし足りてへんのちゃう?」
「……いや、お陰様ででだいぶ落ち着いたし」
「アカンて」
俺はミサから服を奪い取り、ベッドへ押し倒した。
お休みは……まだまだこれからなんやから。
THE END