ライセンス藤原一裕の夢小説
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ずっとキミと
(藤原 視点)
「ミサ……」
先日、付き合いたての彼女を押し倒して。
「ちょっと待って、一裕……」
結果的に俺は、お預けを喰らった。
どうやらミサにも心の準備が必要らしい。
まぁ女の子やし、しゃあないか。
無理強いはいたないしな。
こう言うデリケートな事は、お互いの気持ちが大切やと思うし。
今は我慢や。
幸い俺は、我慢強い性格しとる。
いつまで我慢出来るかは未知数やけど……。
それから早一ヶ月が過ぎ、季節もすっかり変わってしもた。
暖かい日が続いて、そろそろ桜の季節。
ミサは友達と花見に行くとか行かないとか言うてる。
花見もええけど心の準備はどうなってんの?
聞きたくても聞けへんし、迂闊に行動出来へん。
夜風からはすっかり春の匂いがして、なんだか切なくなった。
次の日。
寝室に入ろうとすると、着替えをしとるミサの背中姿が目に入って、俺は慌ててドアを閉めた。
一度呼吸してから、再びドアをゆっくりと開ける。
「さっき一回ドア開けなかった?」
「……いや」
「そっか」
俺は寝室に入ると、クローゼットから服を取り出して、ミサに背を向けて着替えを始めた。
「ねぇ一裕、これ知ってる?」
「何?」
「良い香りのするリップ。友達から貰ったの」
ミサは持っていたスティックタイプのリップクリームを、嬉しそうに俺に見せる。
「……お前、今それ塗ってんの?」
「うん。塗ってるけど」
そうやと思った。
めっちゃええ匂いするし、唇なんかプルプルしとるもんなぁ。
マジでエロい。
つか、キスしたなるからあんま近づかんで……!
そのまま襲ってしまいそうやから。
なんて思って、俺は目を逸らした。
独りで悶々としとると、ミサのスマホに電話がかかってくる。
「もしもし? うん、わかった。じゃあまた後で」
ミサは電話を切ると、スマホを鞄にしまった。
「どっか行くん?」
「うん、友達と飲みに行くの。一裕も一緒に行く?」
「いや、ええわ。……いってらっしゃい」
「ありがと。いってきます」
そうして出かけていくミサを見送った俺は、独り寂しく晩酌する事にした。
焼酎に口をつけながら、呆然とミサとの事を考える。
アイツ、ホンマに俺の事好きなんかな?
俺とより友達と飲みに行ったり遊びに事が多いし。
まぁ、かく言う俺も、彼女とより後輩と飲みに遊んだ方が楽でええけど。
イマイチ分からんねんなぁ……ミサの考えてる事。
相性悪いんかな?
一人で考え込んだって答えはでぇへんのに、ついグルグルと考えてまう。
新しい酒を作りに立ち上がったその時、チャイムが鳴り響いた。
壁の時計を確認してみると、針はとっくに一時を回っとる。
こんな時間に誰やろ?
インターホンを押すと、モニターにはミサが映った。
〈出るの遅いよ~〉
うわ。
酔っ払いや。
〈寒い~、早くいれて~〉
「ドア開けたで」
〈ありがと~〉
間もなくして玄関のドアが開く音が聞こえて、リビングのドアをミサが開く。
「寒い~。あ、ジョビちゃん元気~?」
愛犬が陽気に声をかけて来たミサから離れ、遠慮がちに奥へ引っ込んでった。
「お前……友達と飲み行ったんちゃうの?」
「行ったよ~。……でも今日は早目に解散してきちゃった」
なんでやろ?
俺達は同棲しとる訳ちゃうから、ミサにもちゃんと一人で暮らしとる家がある。
わざわざ俺ん家に来んでもええもんやのに……。
「一裕は一人で飲んでたの?」
テーブルに置かれた酒のグラスやおつまみを見たミサが、小首を傾げる。
可愛ええその仕草にときめきつつ、俺は小さく頷いた。
「おん、一人で飲んどった」
「じゃあ何で一緒に飲みに来なかったの?」
「俺が人見知りなん知っとるやろ? それに……女の子の群れ
ん中に男一人っちゅうのは……」
「そうだね。……寂しい思いさせてごめんね」
その言葉と微笑みに、先程抱いた不安が吹っ飛んだ気がする。
俺……愛されてたんやな。
「一裕……顔、ニヤついてるよ?」
俺の顔を、ミサが目を細めてじっとりと見て来た。
俺はゴホンッと咳払いをして、ニヤケ顔を正す。
「ミサが居らんくって、めっちゃ寂しかった」
「それはごめんねって。これからは、寂しい時は寂しいって言ってね?」
「おん。言う」
ミサの優しさに安堵感を覚える。
それと共に。
性欲が俺の中で疼いて……。
「ミサ」
「なぁに」
「抱いてええ?」
「いーよ」
「…………へっ!? マジで!? えーの!?」
「な、何回も聞かないでっ! ……恥ずかしい」
顔を赤くしたミサが可愛すぎて。
同じ気持ちやった事が嬉しかった。
俺たち、ちゃんと同じ方向を見てたんやな。
良かった。
*****
一緒に寝室へ移動すると、ひと先ず横に並んでベットに腰掛ける。
なんか……めっちゃ緊張すんなぁ。
ミサの頬に手を添えてこちらに顔を向けさせると、その唇に軽くキスをした。
閉じられたミサの目蓋に唇を移して、首筋、鎖骨へとキスを移動させていく。
また唇にキスをして、下唇を舐めた。
「……なぁ、口開けて」
囁くと、ミサは小さく口を開く。
唇の奥に隠れとるミサの舌を見つけ、俺は口内に舌を挿し込み、その舌を絡め取った。
ミサの呼吸は次第に荒れ始め、俺の肩に身体重を預けてくる。
服の上から胸を鷲掴みむと、ミサの身体がビクッと跳ね上がった。
「やっ……」
「胸気持ちええ?」
「恥ずかしい……」
服を捲り上げてブラジャーをずらすと、ピンク色の可愛らしい乳首が姿を現す。
指先で弄ってやると、その突起はどんどんと固くなってった。
愛し過ぎて思わず唇を寄せて吸い上げる。
片方の乳首を指先で摘まみながら、もう片方は舌先で舐めまわした。
「ァんっ……」
小さく上がる、その鈴の音のような声に、俺の理性がぶっ飛びそうや。
そのままミサの穿いとるスカートを捲り上げ、すっかり濡れてもうてるミサの股の間に触れた。
「ンッ……一裕……っ!」
俺の肩を掴んだミサの手に、ぎゅっと力が入る。
びしゃびしゃになったショーツの上から、陰核を指の腹で擦るとより一層高い声がミサから上がった。
「……あぁッ、んンう!」
目に涙を溜めたミサは、声を抑えようと口元を手で押さえる。
その手を解いて、また唇を重ねた。
「我慢せんと……もっと聞かせて? ミサの声」
ミサは俺の言葉に首を横に振って、いやいやする。
その仕草がめっちゃ可愛くて、もっと苛めたなった俺は。
手の動きを止めへんまま、同時に乳首を愛撫してやると、ミサは更に首を横に振って見せる。
「あっ……かずひろぉッ、んんっ……もぉ……やだっ」
限界が近いんか、ミサの声は涙で震え始めとった。
「……だめぇ」
「イキそうなん?」
そう言いつつ、俺は更に動きを速く激しくする。
「あああっ……!! だめぇぇ……ああっ、んんんっ……!!!」
「イッてええよ」
「やだぁ……はずかしぃぃっ……!!!」
「ええて」
「アッ……やぁあっ、ふっ、あああっ──!!」
身体をビクッと大きく跳ねさせて、ミサは果てた。
濡れてもうたショーツを脱がす間も、ミサが俺にしがみついて離れへん。
「どないしたん?」
「……イッちゃった……恥ずかしぃよぉ……」
肩に抱きつくミサの手を解いて、身体をベッドへゆっくりと倒した。
開脚させようとすると軽く抵抗を見せるその足を手で押さえつけ、愛液が溢れるミサの股の割れ目に舌を這わせる。
「やっ……!! そこっ、汚いよっ……」
「汚ない」
「舐めながらしゃべらないでっ……!」
嫌がるミサに構わず、俺はクンニを続けた。
ピチャピチャと言う水音が、寝室を淫靡な空気にする。
舌で充分濡らした膣口を今度は指先で弄って、割れ目の奥へ指を挿し入れると、ミサは膣に力を入れて更に抵抗を示した。
「やぁっ……痛っ……」
「ミサ、力抜きぃ」
「……力……はいっちゃうんっ……だけど……」
みっちりとした膣圧の所為で、指がなかなか入っていかへん。
どうしたもんか……。
俺は考えた末に、他の快感で気を紛らわす事にした。
舌を使ってミサの耳を愛撫する。
ワザと音を立てて舐め上げてやると、再び声が上がった。
「ひゃああっ」
「ミサ……めっちゃ可愛ええで」
耳元でそう囁くと、ミサの身体の力が一瞬抜けて、指がミサの奥へと入る。
俺は指を根元近くまで埋め込み、膣内を掻き回した。
「アアッ……!! あっ、やああッ……!!」
「ミサ好きや」
「……かずひろぉっ……」
甘い声で名前を呼ばれてまうと、欲情してもうて、欲しくて堪らへんくなる。
指を引き抜いて、代わりにコンドームを纏った俺の亀頭を擦り当てた。
腰を深く沈めて、狭い入り口の先へ無理やり押し入る。
「いたっ……」
「痛いか? ごめんな」
「……だい、じょうぶ……たぶん……」
後もうちょっと……。
俺は徐々にミサのナカへと進行していった。
「……んんんっ!」
「入ったで」
ちょっとずつ、ちょっとずつ、腰を動かしてく。
腰をピストンする度に、ベットがギシギシと軋む小さな音が響いた。
「ああっ、ぁアアッ、ああアあ……!!」
「めっちゃ気持ちええ……ミサん中……めっちゃあったかくて……気持ちええよ」
「そんなことっ、ゆわないでぇっ……」
自分の下で感じとるミサを愛しく思いながら、繰り返しキスをして、何度も何度もその身体を突き上げる。
やっとや……やっと一つになれた。
「あっあっ……あああッん……!!」
「ミサ……俺、イキそうや」
「んんっ……イッて……いーよ」
「あっ……でるっ──!!」
俺はミサの胸の谷間に顔を埋め、ミサのナカで果てる。
「あああッ……!! かずひろぉおおっ──!!!」
次いでミサも、ビクンビクンと大きく震えあがって達した。
二人して息絶え絶えになりながら、俺はミサを抱き寄せて、その髪を撫でる。
「……ミサ……」
「一裕……」
「ずっと一緒に居て」
「うん」
「ずっと離れんといて」
「うん」
「愛しとるから」
「……私も……愛してるよ……ずっと」
ずっと君と居りたいねん。
ずっと君だけやから──。
「信じてるよ、一裕」
THE END
(藤原 視点)
「ミサ……」
先日、付き合いたての彼女を押し倒して。
「ちょっと待って、一裕……」
結果的に俺は、お預けを喰らった。
どうやらミサにも心の準備が必要らしい。
まぁ女の子やし、しゃあないか。
無理強いはいたないしな。
こう言うデリケートな事は、お互いの気持ちが大切やと思うし。
今は我慢や。
幸い俺は、我慢強い性格しとる。
いつまで我慢出来るかは未知数やけど……。
それから早一ヶ月が過ぎ、季節もすっかり変わってしもた。
暖かい日が続いて、そろそろ桜の季節。
ミサは友達と花見に行くとか行かないとか言うてる。
花見もええけど心の準備はどうなってんの?
聞きたくても聞けへんし、迂闊に行動出来へん。
夜風からはすっかり春の匂いがして、なんだか切なくなった。
次の日。
寝室に入ろうとすると、着替えをしとるミサの背中姿が目に入って、俺は慌ててドアを閉めた。
一度呼吸してから、再びドアをゆっくりと開ける。
「さっき一回ドア開けなかった?」
「……いや」
「そっか」
俺は寝室に入ると、クローゼットから服を取り出して、ミサに背を向けて着替えを始めた。
「ねぇ一裕、これ知ってる?」
「何?」
「良い香りのするリップ。友達から貰ったの」
ミサは持っていたスティックタイプのリップクリームを、嬉しそうに俺に見せる。
「……お前、今それ塗ってんの?」
「うん。塗ってるけど」
そうやと思った。
めっちゃええ匂いするし、唇なんかプルプルしとるもんなぁ。
マジでエロい。
つか、キスしたなるからあんま近づかんで……!
そのまま襲ってしまいそうやから。
なんて思って、俺は目を逸らした。
独りで悶々としとると、ミサのスマホに電話がかかってくる。
「もしもし? うん、わかった。じゃあまた後で」
ミサは電話を切ると、スマホを鞄にしまった。
「どっか行くん?」
「うん、友達と飲みに行くの。一裕も一緒に行く?」
「いや、ええわ。……いってらっしゃい」
「ありがと。いってきます」
そうして出かけていくミサを見送った俺は、独り寂しく晩酌する事にした。
焼酎に口をつけながら、呆然とミサとの事を考える。
アイツ、ホンマに俺の事好きなんかな?
俺とより友達と飲みに行ったり遊びに事が多いし。
まぁ、かく言う俺も、彼女とより後輩と飲みに遊んだ方が楽でええけど。
イマイチ分からんねんなぁ……ミサの考えてる事。
相性悪いんかな?
一人で考え込んだって答えはでぇへんのに、ついグルグルと考えてまう。
新しい酒を作りに立ち上がったその時、チャイムが鳴り響いた。
壁の時計を確認してみると、針はとっくに一時を回っとる。
こんな時間に誰やろ?
インターホンを押すと、モニターにはミサが映った。
〈出るの遅いよ~〉
うわ。
酔っ払いや。
〈寒い~、早くいれて~〉
「ドア開けたで」
〈ありがと~〉
間もなくして玄関のドアが開く音が聞こえて、リビングのドアをミサが開く。
「寒い~。あ、ジョビちゃん元気~?」
愛犬が陽気に声をかけて来たミサから離れ、遠慮がちに奥へ引っ込んでった。
「お前……友達と飲み行ったんちゃうの?」
「行ったよ~。……でも今日は早目に解散してきちゃった」
なんでやろ?
俺達は同棲しとる訳ちゃうから、ミサにもちゃんと一人で暮らしとる家がある。
わざわざ俺ん家に来んでもええもんやのに……。
「一裕は一人で飲んでたの?」
テーブルに置かれた酒のグラスやおつまみを見たミサが、小首を傾げる。
可愛ええその仕草にときめきつつ、俺は小さく頷いた。
「おん、一人で飲んどった」
「じゃあ何で一緒に飲みに来なかったの?」
「俺が人見知りなん知っとるやろ? それに……女の子の群れ
ん中に男一人っちゅうのは……」
「そうだね。……寂しい思いさせてごめんね」
その言葉と微笑みに、先程抱いた不安が吹っ飛んだ気がする。
俺……愛されてたんやな。
「一裕……顔、ニヤついてるよ?」
俺の顔を、ミサが目を細めてじっとりと見て来た。
俺はゴホンッと咳払いをして、ニヤケ顔を正す。
「ミサが居らんくって、めっちゃ寂しかった」
「それはごめんねって。これからは、寂しい時は寂しいって言ってね?」
「おん。言う」
ミサの優しさに安堵感を覚える。
それと共に。
性欲が俺の中で疼いて……。
「ミサ」
「なぁに」
「抱いてええ?」
「いーよ」
「…………へっ!? マジで!? えーの!?」
「な、何回も聞かないでっ! ……恥ずかしい」
顔を赤くしたミサが可愛すぎて。
同じ気持ちやった事が嬉しかった。
俺たち、ちゃんと同じ方向を見てたんやな。
良かった。
*****
一緒に寝室へ移動すると、ひと先ず横に並んでベットに腰掛ける。
なんか……めっちゃ緊張すんなぁ。
ミサの頬に手を添えてこちらに顔を向けさせると、その唇に軽くキスをした。
閉じられたミサの目蓋に唇を移して、首筋、鎖骨へとキスを移動させていく。
また唇にキスをして、下唇を舐めた。
「……なぁ、口開けて」
囁くと、ミサは小さく口を開く。
唇の奥に隠れとるミサの舌を見つけ、俺は口内に舌を挿し込み、その舌を絡め取った。
ミサの呼吸は次第に荒れ始め、俺の肩に身体重を預けてくる。
服の上から胸を鷲掴みむと、ミサの身体がビクッと跳ね上がった。
「やっ……」
「胸気持ちええ?」
「恥ずかしい……」
服を捲り上げてブラジャーをずらすと、ピンク色の可愛らしい乳首が姿を現す。
指先で弄ってやると、その突起はどんどんと固くなってった。
愛し過ぎて思わず唇を寄せて吸い上げる。
片方の乳首を指先で摘まみながら、もう片方は舌先で舐めまわした。
「ァんっ……」
小さく上がる、その鈴の音のような声に、俺の理性がぶっ飛びそうや。
そのままミサの穿いとるスカートを捲り上げ、すっかり濡れてもうてるミサの股の間に触れた。
「ンッ……一裕……っ!」
俺の肩を掴んだミサの手に、ぎゅっと力が入る。
びしゃびしゃになったショーツの上から、陰核を指の腹で擦るとより一層高い声がミサから上がった。
「……あぁッ、んンう!」
目に涙を溜めたミサは、声を抑えようと口元を手で押さえる。
その手を解いて、また唇を重ねた。
「我慢せんと……もっと聞かせて? ミサの声」
ミサは俺の言葉に首を横に振って、いやいやする。
その仕草がめっちゃ可愛くて、もっと苛めたなった俺は。
手の動きを止めへんまま、同時に乳首を愛撫してやると、ミサは更に首を横に振って見せる。
「あっ……かずひろぉッ、んんっ……もぉ……やだっ」
限界が近いんか、ミサの声は涙で震え始めとった。
「……だめぇ」
「イキそうなん?」
そう言いつつ、俺は更に動きを速く激しくする。
「あああっ……!! だめぇぇ……ああっ、んんんっ……!!!」
「イッてええよ」
「やだぁ……はずかしぃぃっ……!!!」
「ええて」
「アッ……やぁあっ、ふっ、あああっ──!!」
身体をビクッと大きく跳ねさせて、ミサは果てた。
濡れてもうたショーツを脱がす間も、ミサが俺にしがみついて離れへん。
「どないしたん?」
「……イッちゃった……恥ずかしぃよぉ……」
肩に抱きつくミサの手を解いて、身体をベッドへゆっくりと倒した。
開脚させようとすると軽く抵抗を見せるその足を手で押さえつけ、愛液が溢れるミサの股の割れ目に舌を這わせる。
「やっ……!! そこっ、汚いよっ……」
「汚ない」
「舐めながらしゃべらないでっ……!」
嫌がるミサに構わず、俺はクンニを続けた。
ピチャピチャと言う水音が、寝室を淫靡な空気にする。
舌で充分濡らした膣口を今度は指先で弄って、割れ目の奥へ指を挿し入れると、ミサは膣に力を入れて更に抵抗を示した。
「やぁっ……痛っ……」
「ミサ、力抜きぃ」
「……力……はいっちゃうんっ……だけど……」
みっちりとした膣圧の所為で、指がなかなか入っていかへん。
どうしたもんか……。
俺は考えた末に、他の快感で気を紛らわす事にした。
舌を使ってミサの耳を愛撫する。
ワザと音を立てて舐め上げてやると、再び声が上がった。
「ひゃああっ」
「ミサ……めっちゃ可愛ええで」
耳元でそう囁くと、ミサの身体の力が一瞬抜けて、指がミサの奥へと入る。
俺は指を根元近くまで埋め込み、膣内を掻き回した。
「アアッ……!! あっ、やああッ……!!」
「ミサ好きや」
「……かずひろぉっ……」
甘い声で名前を呼ばれてまうと、欲情してもうて、欲しくて堪らへんくなる。
指を引き抜いて、代わりにコンドームを纏った俺の亀頭を擦り当てた。
腰を深く沈めて、狭い入り口の先へ無理やり押し入る。
「いたっ……」
「痛いか? ごめんな」
「……だい、じょうぶ……たぶん……」
後もうちょっと……。
俺は徐々にミサのナカへと進行していった。
「……んんんっ!」
「入ったで」
ちょっとずつ、ちょっとずつ、腰を動かしてく。
腰をピストンする度に、ベットがギシギシと軋む小さな音が響いた。
「ああっ、ぁアアッ、ああアあ……!!」
「めっちゃ気持ちええ……ミサん中……めっちゃあったかくて……気持ちええよ」
「そんなことっ、ゆわないでぇっ……」
自分の下で感じとるミサを愛しく思いながら、繰り返しキスをして、何度も何度もその身体を突き上げる。
やっとや……やっと一つになれた。
「あっあっ……あああッん……!!」
「ミサ……俺、イキそうや」
「んんっ……イッて……いーよ」
「あっ……でるっ──!!」
俺はミサの胸の谷間に顔を埋め、ミサのナカで果てる。
「あああッ……!! かずひろぉおおっ──!!!」
次いでミサも、ビクンビクンと大きく震えあがって達した。
二人して息絶え絶えになりながら、俺はミサを抱き寄せて、その髪を撫でる。
「……ミサ……」
「一裕……」
「ずっと一緒に居て」
「うん」
「ずっと離れんといて」
「うん」
「愛しとるから」
「……私も……愛してるよ……ずっと」
ずっと君と居りたいねん。
ずっと君だけやから──。
「信じてるよ、一裕」
THE END