ライセンス藤原一裕の夢小説
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大嫌いって言い続けたら
(夢主 視点)
「一裕なんか大嫌い」
高校生の時からずっと、何かある度に私は大嫌いって言い続けてた。
ナイーブな一裕は最初の内はショックを受けていたけれど、今では日常茶飯事になって、上手く受け流すようになってしまった。
「はいはい。大嫌いですね~」
「何よ! 本気でいってんのに!!」
そんな日常を繰り返していたら、いつの間にか大人になってた。
一裕に何回大嫌いって言ったんだろう。
私が大嫌いって言っても、私達の仲は変わらないままだったから。
だから今日も、いつも通り大嫌いって言っただけなのに。
一裕の反応は、いつもと違ってた。
「ホンマに大嫌いなん?」
「……え……」
「ミサいっつも言うやん。俺の事大嫌いって……」
一裕は、眉を下げてしょんぼりする。
そんな事訊かれたって困る。
だって私、本気で大嫌いって言ってる訳じゃないから。
……ならなんで、大嫌いって言うんだろ?
「ホンマに嫌いなんやったら……別れようや、俺達」
俯く一裕の言葉に、血の気が引いた。
え……ウソ……どうしよう……。
「ウソだよ……大嫌いだなんて……」
寧ろ逆。
私は高校生の頃から、ずっと好一裕が大好きだった。
「大好き……だよ……別れたくないっ」
私にとって、大嫌いは大好きの裏返しだった。
「……それ、ホンマ?」
そう言って顔を上げる一裕を見て、私は騙されたと思った。
その顔は、してやったりと言いたげに笑っていたのだ。
騙された……!!
苛つきで一気に顔が熱くなる。
勢いで恥ずかしい事言わされたし!
「最っ低! このオカマ! デブ! 一裕なんか大ッッッ嫌い!!」
「強がらへんでもええよ~? 大好きなんやろ、俺の事w」
本っ当に最低最悪!!
……でも。
大嫌いって言い続けたら、それが裏返って、最後は大好きに戻るかも。
THE END
(夢主 視点)
「一裕なんか大嫌い」
高校生の時からずっと、何かある度に私は大嫌いって言い続けてた。
ナイーブな一裕は最初の内はショックを受けていたけれど、今では日常茶飯事になって、上手く受け流すようになってしまった。
「はいはい。大嫌いですね~」
「何よ! 本気でいってんのに!!」
そんな日常を繰り返していたら、いつの間にか大人になってた。
一裕に何回大嫌いって言ったんだろう。
私が大嫌いって言っても、私達の仲は変わらないままだったから。
だから今日も、いつも通り大嫌いって言っただけなのに。
一裕の反応は、いつもと違ってた。
「ホンマに大嫌いなん?」
「……え……」
「ミサいっつも言うやん。俺の事大嫌いって……」
一裕は、眉を下げてしょんぼりする。
そんな事訊かれたって困る。
だって私、本気で大嫌いって言ってる訳じゃないから。
……ならなんで、大嫌いって言うんだろ?
「ホンマに嫌いなんやったら……別れようや、俺達」
俯く一裕の言葉に、血の気が引いた。
え……ウソ……どうしよう……。
「ウソだよ……大嫌いだなんて……」
寧ろ逆。
私は高校生の頃から、ずっと好一裕が大好きだった。
「大好き……だよ……別れたくないっ」
私にとって、大嫌いは大好きの裏返しだった。
「……それ、ホンマ?」
そう言って顔を上げる一裕を見て、私は騙されたと思った。
その顔は、してやったりと言いたげに笑っていたのだ。
騙された……!!
苛つきで一気に顔が熱くなる。
勢いで恥ずかしい事言わされたし!
「最っ低! このオカマ! デブ! 一裕なんか大ッッッ嫌い!!」
「強がらへんでもええよ~? 大好きなんやろ、俺の事w」
本っ当に最低最悪!!
……でも。
大嫌いって言い続けたら、それが裏返って、最後は大好きに戻るかも。
THE END