ライセンス藤原一裕の夢小説
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勝てへん奴
(藤原 視点)
只今居酒屋で呑み中。
メンバーは、俺と彼女のミサと……後輩芸人。
俺の隣にミサが座っとって、ミサの向かいに後輩が座っとる。
俺は嫌やってんけど、ミサがどうしてもって言うからしゃあなく三人で飲んどるっちゅう事や。
ちなみにミサはもうデロンデロンで、俺の肩に寄りかかって泥酔しとった。
ミサちゅうパイプラインを失った俺は、あまり面識のない後輩と黙って酒を飲み進めとる。
「んぁ~……かりゃあげ食べたぁ~い」
呂律が回ってへんミサが唐突に箸を手にして、唐揚げを取ろうと腕を伸ばした。
そこで俺は、前めりになったミサの胸部を見とる後輩の目線に気が付く。
コイツッッ!!
俺はミサの腕を引っ張って席に戻した。
「んにゃぁ~……? かずひろぉ~……?」
「唐揚げ、俺が取ったる」
「ありがと~」
唐揚げをミサの取り皿に乗せながら後輩を睨むと、後輩はビクッと肩を強張らせて目を逸らす。
やっぱり確信犯か。
まぁミサもミサやけど。
そない胸元の開いた服着てくるから、見られんねん。
本人は気ぃついてへんみたいやけど。
「かずひろぉ~……ど~したのぉ~?」
ミサの潤む瞳が、俺を見上げる。
その瞳と、開いた服の端から覗く胸の谷間に、思わずドキッとした。
一人何にも分かってへんミサは、少し赤らんだ俺と後輩の顔を交互に見る。
「二人とも顔赤いよぉ~? みんな酔っちゃったんだねぇ~」
コイツ……ホンマにアホやわ。
誰の所為やと思ってんねん。
自分で自分を危ない目に晒すなや。
俺がいつでも守ったるけど。
俺自身に対しては、自分でも勝てへん時があんねんで?
今日は人の目もあるし、ミサもデロンデロンやからハグだけで許したるけど。
また同じ事があったら、容赦せぇへんからな。
THE END
(藤原 視点)
只今居酒屋で呑み中。
メンバーは、俺と彼女のミサと……後輩芸人。
俺の隣にミサが座っとって、ミサの向かいに後輩が座っとる。
俺は嫌やってんけど、ミサがどうしてもって言うからしゃあなく三人で飲んどるっちゅう事や。
ちなみにミサはもうデロンデロンで、俺の肩に寄りかかって泥酔しとった。
ミサちゅうパイプラインを失った俺は、あまり面識のない後輩と黙って酒を飲み進めとる。
「んぁ~……かりゃあげ食べたぁ~い」
呂律が回ってへんミサが唐突に箸を手にして、唐揚げを取ろうと腕を伸ばした。
そこで俺は、前めりになったミサの胸部を見とる後輩の目線に気が付く。
コイツッッ!!
俺はミサの腕を引っ張って席に戻した。
「んにゃぁ~……? かずひろぉ~……?」
「唐揚げ、俺が取ったる」
「ありがと~」
唐揚げをミサの取り皿に乗せながら後輩を睨むと、後輩はビクッと肩を強張らせて目を逸らす。
やっぱり確信犯か。
まぁミサもミサやけど。
そない胸元の開いた服着てくるから、見られんねん。
本人は気ぃついてへんみたいやけど。
「かずひろぉ~……ど~したのぉ~?」
ミサの潤む瞳が、俺を見上げる。
その瞳と、開いた服の端から覗く胸の谷間に、思わずドキッとした。
一人何にも分かってへんミサは、少し赤らんだ俺と後輩の顔を交互に見る。
「二人とも顔赤いよぉ~? みんな酔っちゃったんだねぇ~」
コイツ……ホンマにアホやわ。
誰の所為やと思ってんねん。
自分で自分を危ない目に晒すなや。
俺がいつでも守ったるけど。
俺自身に対しては、自分でも勝てへん時があんねんで?
今日は人の目もあるし、ミサもデロンデロンやからハグだけで許したるけど。
また同じ事があったら、容赦せぇへんからな。
THE END