ライセンス藤原一裕の夢小説
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別離
(夢主 視点)
「一裕、私の事引き止めないの?」
絞り出した声が震える。
私は泣きそうだった。
彼──藤原一裕は、私を捨てて、奥さんを選んだ。
だから、実家に帰ると言う私の事を止めてくれない。
そう言う人だから。
「やって……俺とミサは、まだ付き合うてへんやろ?」
罪悪感で押しつぶされそうって表情の一裕。
貴方はアホなの?
「付き合ってないとか……ホント良く言うよね?」
あんなにデートして、セックスして、時間を共有したのに?
今更、まだ付き合ってない……とか。
ホント阿保。
私は一裕に背を向けた。
「サヨナラ……一裕」
きっと貴方は引き止めない。
分かってる。
分かってた。
呼んでおいたタクシーに乗り込むと、自動的に扉が閉じた。
エンジンがかかる音がして、タイヤが地面を転がる音が車外から微かに聞こえる。
……あの人の事だから「アイツが幸せになんれるのなら、これでええねん」とか心中で言い訳してるんだろうな。
もうホント……私の事なにも分かってないんだから。
引き止めて欲しかった。
もっとずっと貴方の傍に居たかった。
私だけを見て欲しかった。
サヨウナラ──愛しい人。
THE END
(夢主 視点)
「一裕、私の事引き止めないの?」
絞り出した声が震える。
私は泣きそうだった。
彼──藤原一裕は、私を捨てて、奥さんを選んだ。
だから、実家に帰ると言う私の事を止めてくれない。
そう言う人だから。
「やって……俺とミサは、まだ付き合うてへんやろ?」
罪悪感で押しつぶされそうって表情の一裕。
貴方はアホなの?
「付き合ってないとか……ホント良く言うよね?」
あんなにデートして、セックスして、時間を共有したのに?
今更、まだ付き合ってない……とか。
ホント阿保。
私は一裕に背を向けた。
「サヨナラ……一裕」
きっと貴方は引き止めない。
分かってる。
分かってた。
呼んでおいたタクシーに乗り込むと、自動的に扉が閉じた。
エンジンがかかる音がして、タイヤが地面を転がる音が車外から微かに聞こえる。
……あの人の事だから「アイツが幸せになんれるのなら、これでええねん」とか心中で言い訳してるんだろうな。
もうホント……私の事なにも分かってないんだから。
引き止めて欲しかった。
もっとずっと貴方の傍に居たかった。
私だけを見て欲しかった。
サヨウナラ──愛しい人。
THE END