ライセンス藤原一裕の夢小説
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成長しないで
(藤原 視点)
「久しぶり、一裕」
玄関の扉を開けたその先に居たのは、俺の彼女──ミサやった。
ミサとはずっと遠距離恋愛しとって。
付き合うた当初、ミサはまだ大学生やったけど、今では立派な社会人や。
せやから、正直驚いた。
数十年振りに再会したミサは、大人っぽくなっとった。
キッチンでコーヒーを用意しながらも、成長したミサにドキドキする。
コーヒーの入ったカップを持って行くと、やっぱりミサの成長の度合いが気になった。
そんな俺と目が合うと、ミサは照れながら笑う。
「なぁに? 恥ずかしいから、じろじろ見ないでぇ」
笑い方は大学生の時と変わらへんくて、少しだけ安心した。
俺の知っとるミサやった、って。
「ミサの感じが変わっとるから、その……見慣れへんくて」
「最後に会ったの大学生の時だもん。それゃあそうなんじゃない?」
喋り方も全然変わってへんくて、可愛らしさに大人っぽさが足された感じで。
男が放っておかへんやろうな、と思ったら不安になってきた。
「なんか不安やわ……」
「え、なにが?」
「ミサが魅力的になりすぎて他の男に取られそうで……」
ミサはクスッと笑って、俺の頬にキスをした。
「ダイジョウブ。私がこう言うことしたいのは、一裕だけだから」
……ヤバ。
そんなん言われたら……我慢できんくなるやろ!
俺はお返しのキスを唇にして、ソファにミサを押し倒した。
するとミサは、何故だか嬉しそうに微笑む。
「やっと私のこと、子供扱いしなくなったね」
「……そうかもな」
俺は笑顔を返して、ミサの服にそっと手をかけようとすると……。
「ちょっと待って……!」
いきなり止められた事が不服で、俺は眉間にシワを寄せた。
「なんやねん……」
「胸はあんま揉まないで」
ミサは胸をガードするように両手をクロスさせてみせる。
「なんで!?」
「……胸、これ以上大きくしたくない……」
なんでや!?
「……一応参考までに言うとくけど、俺はおっきー方が好きやで? 胸」
するとミサは、不満そうな子供みたいに口を尖らせて見せる。
「ダメなの! 大きくちゃ!」
「だからなんでやねん?」
「だってぇ……」
ミサは恥ずかしいそうに、赤らめた頬に両手を当てた。
さながら、恋する乙女みたいに。
「井本さん……胸小さい子が好きらしいじゃん……」
「…………はぁぁ!!?? 井本ぉ!!??」
「だってだってぇ! 私、ライセンスは井本さん推しなんだもぉん! 井本さんマジカッコイイ♡♡」
い……嫌やぁぁぁぁ──ッ!!
頼むから推しまで成長させへんで下さい……。
THE END
(藤原 視点)
「久しぶり、一裕」
玄関の扉を開けたその先に居たのは、俺の彼女──ミサやった。
ミサとはずっと遠距離恋愛しとって。
付き合うた当初、ミサはまだ大学生やったけど、今では立派な社会人や。
せやから、正直驚いた。
数十年振りに再会したミサは、大人っぽくなっとった。
キッチンでコーヒーを用意しながらも、成長したミサにドキドキする。
コーヒーの入ったカップを持って行くと、やっぱりミサの成長の度合いが気になった。
そんな俺と目が合うと、ミサは照れながら笑う。
「なぁに? 恥ずかしいから、じろじろ見ないでぇ」
笑い方は大学生の時と変わらへんくて、少しだけ安心した。
俺の知っとるミサやった、って。
「ミサの感じが変わっとるから、その……見慣れへんくて」
「最後に会ったの大学生の時だもん。それゃあそうなんじゃない?」
喋り方も全然変わってへんくて、可愛らしさに大人っぽさが足された感じで。
男が放っておかへんやろうな、と思ったら不安になってきた。
「なんか不安やわ……」
「え、なにが?」
「ミサが魅力的になりすぎて他の男に取られそうで……」
ミサはクスッと笑って、俺の頬にキスをした。
「ダイジョウブ。私がこう言うことしたいのは、一裕だけだから」
……ヤバ。
そんなん言われたら……我慢できんくなるやろ!
俺はお返しのキスを唇にして、ソファにミサを押し倒した。
するとミサは、何故だか嬉しそうに微笑む。
「やっと私のこと、子供扱いしなくなったね」
「……そうかもな」
俺は笑顔を返して、ミサの服にそっと手をかけようとすると……。
「ちょっと待って……!」
いきなり止められた事が不服で、俺は眉間にシワを寄せた。
「なんやねん……」
「胸はあんま揉まないで」
ミサは胸をガードするように両手をクロスさせてみせる。
「なんで!?」
「……胸、これ以上大きくしたくない……」
なんでや!?
「……一応参考までに言うとくけど、俺はおっきー方が好きやで? 胸」
するとミサは、不満そうな子供みたいに口を尖らせて見せる。
「ダメなの! 大きくちゃ!」
「だからなんでやねん?」
「だってぇ……」
ミサは恥ずかしいそうに、赤らめた頬に両手を当てた。
さながら、恋する乙女みたいに。
「井本さん……胸小さい子が好きらしいじゃん……」
「…………はぁぁ!!?? 井本ぉ!!??」
「だってだってぇ! 私、ライセンスは井本さん推しなんだもぉん! 井本さんマジカッコイイ♡♡」
い……嫌やぁぁぁぁ──ッ!!
頼むから推しまで成長させへんで下さい……。
THE END