ライセンス藤原一裕の夢小説
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
自業自得ピエロ
(藤原 視点)
「その内わかります」
後輩に彼女のミサの話をしたら、突然そう言われた。
「どう言う意味やねん……それ」
意味わからへん。
行き成りそんな事言われても。
でも、直ぐに意味を理解する事になった。
デートの待ち合わせである公園向かうと、ベンチの前で立っているミサを見付ける。
何故か、例の後輩と一緒に居った。
声をかけようとしたそん時。
二人の唇が重なった。
「ミサ!」
振り返るミサ。
驚いた気持ちで一杯の顔やった。
「何……してんねん?」
「……これはっ……」
口籠るミサの替わりに口を開いたのは後輩やった。
「見てはったでしょう?」
後輩はミサの肩を抱き寄せる。
「俺達、付き合ってたんです。藤原さんに内緒で」
そして、今度は俺の目の前でキスをした。
怒りのあまり殴りかかろうとする俺と、後輩の間に両手を広げたミサが立ちはだかる。
「やめて……!」
そんなミサは、彼氏を庇う彼女のような顔をしとった。
嗚呼、ホンマに付き合ってたんやな、お前等。
後輩は低い声で言うてくる。
「言ったでしょう? その内わかりますって」
今更になって、その言葉の意味を理解した。
そうか。
ミサは俺と付き合いつつも、俺の後輩とも付き合とって、板挟みになって……それで様子が変やったんやな。
不倫相手に浮気されるやなんて。
俺はホンマに間抜けなピエロやな。
同じ様に嫁と子供に黙ってミサと付き合っとった、俺への罰……やな。
自業自得、か。
THE END
(藤原 視点)
「その内わかります」
後輩に彼女のミサの話をしたら、突然そう言われた。
「どう言う意味やねん……それ」
意味わからへん。
行き成りそんな事言われても。
でも、直ぐに意味を理解する事になった。
デートの待ち合わせである公園向かうと、ベンチの前で立っているミサを見付ける。
何故か、例の後輩と一緒に居った。
声をかけようとしたそん時。
二人の唇が重なった。
「ミサ!」
振り返るミサ。
驚いた気持ちで一杯の顔やった。
「何……してんねん?」
「……これはっ……」
口籠るミサの替わりに口を開いたのは後輩やった。
「見てはったでしょう?」
後輩はミサの肩を抱き寄せる。
「俺達、付き合ってたんです。藤原さんに内緒で」
そして、今度は俺の目の前でキスをした。
怒りのあまり殴りかかろうとする俺と、後輩の間に両手を広げたミサが立ちはだかる。
「やめて……!」
そんなミサは、彼氏を庇う彼女のような顔をしとった。
嗚呼、ホンマに付き合ってたんやな、お前等。
後輩は低い声で言うてくる。
「言ったでしょう? その内わかりますって」
今更になって、その言葉の意味を理解した。
そうか。
ミサは俺と付き合いつつも、俺の後輩とも付き合とって、板挟みになって……それで様子が変やったんやな。
不倫相手に浮気されるやなんて。
俺はホンマに間抜けなピエロやな。
同じ様に嫁と子供に黙ってミサと付き合っとった、俺への罰……やな。
自業自得、か。
THE END