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今日の夢見〜獏は密かに夢を見る〜

やぁ、はじめまして。僕はばく
夢を喰べる妖怪または幻獣など言われているよ。


…ふむ、君は夢をよく見るかい?良い夢?それとも悪い夢?…君が思ってるだけかもしれない。
夢は君の深層心理を表している。それが【死】を魅せるのか、【生】を魅せるのか…
それこそ、"夢"を魅せてくれるのか。はたまた"絶望"を魅せられたりね。

これから僕が魅せるのは【僕】。まぁ、魅せると言っても僕が見た夢をそのまま君に魅せるだけさ。
それ以上でもそれ以下でもない。僕はぼくの事しか分からない。それでも君はここに引き寄せられる。運命さだめというのか、意思おもいすごしというのか。



夢のことについてはこれぐらいしかないな。それじゃ、僕のことについて話そうか。



僕は獏。まぁ、これはさっき話したね。
年齢か…人間の感覚と僕らの感覚は違うからね。外見年齢は16歳。本当は200歳ぐらいだけど。
君は?
…へぇ。僕のタイプだ。…なんてね。でも、君の夢は本当に僕の大好物タイプだ。
え?嫌いなもの?…うーん、困るなぁ。一番難しいね。そうだな…敢えて言うなら、白昼夢…かな。

大丈夫、ただ一つ嫌いと言っても憎悪じゃないから怯えなくても良い。
僕の存在としても苦手なんだ。


君と言う白昼夢げんじつが。
決して怖がらせたいわけじゃないんだ。むしろ君を楽しませて"それ"をいただきたいだけなんだ。

そう、君の夢を楽しませる為の呪文を教えてあげよう。

絶対に間違えないでね。


…今宵も君に、素敵な空想御伽噺フェアリーテールを。
"Wigh de mos maiz"





…所詮序章さ。まだ話すことなんてこれくらいだろう?
それじゃ、また"今夜"。
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