旦那さんがわたしの事を好き過ぎるので
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※現代夫婦パロ(会社員兄貴)
プロシュートの機嫌が…ものすっごく悪い。
どうして…?今日は日曜日だから朝寝坊できるように静かにお買い物に出掛けたのに…。
「………」
見てる…怖い顔で…。心配しないように置手紙を書いて、朝ごはんとお昼ごはんの作り置きもしたのにこんなに怒るなんて…。どうしてだろう…もしかして用意したごはんが食えたもんじゃあなかったのかな…。でも今まで料理が不味いなんて理由で怒った事はない…。次は上手く出来るはずだって…いつもなら言ってくれるのに…。
「……………」
「プ…プロシュート………」
めちゃめちゃ眉間に皺を寄せた怖い顔でわたしの顔を掴んでいる…。プロシュートの手は大きくてわたしの顔なんて片手で握り潰せてしまいそう…。
「オメー、オレになんか言う事ねぇのか」
「えっ…」
言う事?怒られるような事は何にもしてないはず…。昨日寝る前はご機嫌だったし…。やっぱりごはんが不味かったとしか思えない。
「ご、ごめんなさい……責任を持ってわたしが食べます…」
「あ?」
「もしかして捨てちゃいましたか…?」
「…何の話してんだオメーは」
「え?ごはん…不味かったから怒ってるんですよね…?」
「はあ?オレがそんなくだらねぇ事で怒った事があったか!?ああッ!?」
違うの?じゃあ何をこんなに怒ってるんだろ…。
「何で起こさなかった」
「…え?」
「何でオレを起こさずに一人で買い物になんか行ったんだって聞いてんだ!!」
「え……」
お…起こした方が良かった…?今日は何か予定があったのかな…。
「す、すみません…えっと、せっかくのお休みだから朝寝坊したいんじゃあないかな?って思って…」
「オレがいつそんな事言ったよ」
「…聞いた事はないですけど…」
「チッ!このマンモーナが。全くおめーはいつまで経ってもオレの考えてる事を正しく理解出来ねぇな」
プロシュートの考えてる事って何だろう?
誰かに聞きたい。状況を説明してプロシュートがどうして怒っているのか聞きたい。メローネに電話したい…。でもプロシュートが離してくれない。怒ってるのにどうしてわたしを抱っこしてるんだろう…。
「あ、あの……プロシュート………」
怒ってるけど離さないのは触れていたいからのはず…。顔も見たくないくらい怒ってる訳じゃあなくて良かった…。せっかくのお休みだから…出来るだけ一緒にいたいのに、怖い顔で怒ってるのイヤだな…。
「ごめんなさい…わたしはいつまで経っても頭の悪いマンモーナで…プロシュートの考えてる事を察したりできなくて…。でも理解しようとはしてるんです…ほんとです。プロシュートの理解者になりたいから…」
「何言ってんだ。おめーは賢いぜ。賢いマンモーナだ。自信持ちな」
マンモーナである以上自信は持てないですけど…。賢いって、慰めてくれた…。でもまだ顔が怒ってる…。何が気に食わなかったんだろう…。
「あ…あの、何で怒ってるのか聞いたら怒りますか…?」
「怒る」
「ですよね…」
「少しは考えろ。せっかくの休みに一人で出掛けた嫁に怒る旦那の気持ちを」
「う、うーん………。朝、早く起きたかったって事…?あ、お買い物に行きたかったんですか?」
「………」
眉間に皺寄せた…。ハズレか…。
わたしだったら…って考えよう。お休みの日に起きたらプロシュートがいなくて…置き手紙とご飯だけを残して一人で出掛けてしまっていたら…?
………わたしだったら…プロシュートに起こしてもらいたい。ご飯も一緒に食べて、お買い物も一緒に行って…。出来るだけ一緒にいたい…せっかくのお休みだから………。でもプロシュートはこんな事思うかな?こんな…マンモーナと同じ事、考えてるかな…。
「オイ、今考えてる事言ってみな」
「え…んー…。…プロシュートは、わたしと同じ事心に思わないんじゃあないかな?って考えてます」
「同じ事って?」
「本当は朝起きてから夜寝るまで、ずーっと一緒にいたい…って」
でも起きたらわたしがいなかったから、ご飯を一緒に食べられなかったから、お買い物に一緒に行けなかったから……なんて、そんな理由でこんなに怒るとは思えない。やっぱりプロシュートはわたしとは違う………、
「何で違うと思う」
「え?」
「何で自分とオレの考える事が違うと思うんだ」
「………え?」
「チッ!耳遠いのか!?」
「き、聞こえてます!聞こえてますけど…」
「けど何だってんだッ!!」
だってそんな…、わたしと同じ事を考えていたとして、そんな事でこんなに怒るなんて………、まるでマンモーニじゃあないですか…っ。
「ぷふっ」
「…何笑ってんだ」
「…笑ってないです」
「それのどこが笑ってねぇって?」
「鼻が詰まっただけです」
「そいつは大変だなァマンモーナよ〜」
「痛いですっ鼻をつままないでください!」
「鼻詰まり治してやるよ」
「治んないです!」
本当は痛くないけど痛いって言えば離してくれると思ったのに、全然離してくれない…。もう………、
「分かりましたよ…笑ってごめんなさい」
「何がおかしくて笑ったんだよ」
「それは……、………ぷぷっ」
「おい………」
マンモーニみたいだと思ったって言ったら怒るかなぁ…。…機嫌が悪い時…怖い顔の時…、ギュッてしたりチューしたりするとすぐ忘れていたような気がする…。
「………なんだよ、…手ぇ冷てぇな」
頬っぺに手を添えたら文句を言いながらも目を細めた。やっぱり、嫌じゃないんだ。さっきまで顔顰めてたのに穏やかな顔になった。
「ふふ…プロシュート」
「………」
「チューしたら怒る?」
「怒った事あったか?」
「ないです」
「じゃあ怒らねぇだろ。一々様子見てんじゃあねぇ」
「目…閉じてくれません?」
「はっ…嫌だね」
「どうして?」
「………」
目を閉じろってわたしにはあんなに教えたくせに…。
「ねぇ、どうして?」
「うるせぇな。見ていてぇからって答えなら納得か?」
「見てちゃダメです」
「オレがおめーを見ちゃあいけねぇ理由がどこにあるってんだ!?ああッ!?」
また怒っちゃった…。
「ふふふっ」
「だからさっきから何がおかしいんだ!」
《旦那さんがわたしの事を好き過ぎるので》
怒った顔は怖いけど、朝から晩まで一緒に居たいからとか見ていたいのに見るなって言われたからとか…怒る理由が可愛くて笑っちゃいます。
Fine.
プロシュートの機嫌が…ものすっごく悪い。
どうして…?今日は日曜日だから朝寝坊できるように静かにお買い物に出掛けたのに…。
「………」
見てる…怖い顔で…。心配しないように置手紙を書いて、朝ごはんとお昼ごはんの作り置きもしたのにこんなに怒るなんて…。どうしてだろう…もしかして用意したごはんが食えたもんじゃあなかったのかな…。でも今まで料理が不味いなんて理由で怒った事はない…。次は上手く出来るはずだって…いつもなら言ってくれるのに…。
「……………」
「プ…プロシュート………」
めちゃめちゃ眉間に皺を寄せた怖い顔でわたしの顔を掴んでいる…。プロシュートの手は大きくてわたしの顔なんて片手で握り潰せてしまいそう…。
「オメー、オレになんか言う事ねぇのか」
「えっ…」
言う事?怒られるような事は何にもしてないはず…。昨日寝る前はご機嫌だったし…。やっぱりごはんが不味かったとしか思えない。
「ご、ごめんなさい……責任を持ってわたしが食べます…」
「あ?」
「もしかして捨てちゃいましたか…?」
「…何の話してんだオメーは」
「え?ごはん…不味かったから怒ってるんですよね…?」
「はあ?オレがそんなくだらねぇ事で怒った事があったか!?ああッ!?」
違うの?じゃあ何をこんなに怒ってるんだろ…。
「何で起こさなかった」
「…え?」
「何でオレを起こさずに一人で買い物になんか行ったんだって聞いてんだ!!」
「え……」
お…起こした方が良かった…?今日は何か予定があったのかな…。
「す、すみません…えっと、せっかくのお休みだから朝寝坊したいんじゃあないかな?って思って…」
「オレがいつそんな事言ったよ」
「…聞いた事はないですけど…」
「チッ!このマンモーナが。全くおめーはいつまで経ってもオレの考えてる事を正しく理解出来ねぇな」
プロシュートの考えてる事って何だろう?
誰かに聞きたい。状況を説明してプロシュートがどうして怒っているのか聞きたい。メローネに電話したい…。でもプロシュートが離してくれない。怒ってるのにどうしてわたしを抱っこしてるんだろう…。
「あ、あの……プロシュート………」
怒ってるけど離さないのは触れていたいからのはず…。顔も見たくないくらい怒ってる訳じゃあなくて良かった…。せっかくのお休みだから…出来るだけ一緒にいたいのに、怖い顔で怒ってるのイヤだな…。
「ごめんなさい…わたしはいつまで経っても頭の悪いマンモーナで…プロシュートの考えてる事を察したりできなくて…。でも理解しようとはしてるんです…ほんとです。プロシュートの理解者になりたいから…」
「何言ってんだ。おめーは賢いぜ。賢いマンモーナだ。自信持ちな」
マンモーナである以上自信は持てないですけど…。賢いって、慰めてくれた…。でもまだ顔が怒ってる…。何が気に食わなかったんだろう…。
「あ…あの、何で怒ってるのか聞いたら怒りますか…?」
「怒る」
「ですよね…」
「少しは考えろ。せっかくの休みに一人で出掛けた嫁に怒る旦那の気持ちを」
「う、うーん………。朝、早く起きたかったって事…?あ、お買い物に行きたかったんですか?」
「………」
眉間に皺寄せた…。ハズレか…。
わたしだったら…って考えよう。お休みの日に起きたらプロシュートがいなくて…置き手紙とご飯だけを残して一人で出掛けてしまっていたら…?
………わたしだったら…プロシュートに起こしてもらいたい。ご飯も一緒に食べて、お買い物も一緒に行って…。出来るだけ一緒にいたい…せっかくのお休みだから………。でもプロシュートはこんな事思うかな?こんな…マンモーナと同じ事、考えてるかな…。
「オイ、今考えてる事言ってみな」
「え…んー…。…プロシュートは、わたしと同じ事心に思わないんじゃあないかな?って考えてます」
「同じ事って?」
「本当は朝起きてから夜寝るまで、ずーっと一緒にいたい…って」
でも起きたらわたしがいなかったから、ご飯を一緒に食べられなかったから、お買い物に一緒に行けなかったから……なんて、そんな理由でこんなに怒るとは思えない。やっぱりプロシュートはわたしとは違う………、
「何で違うと思う」
「え?」
「何で自分とオレの考える事が違うと思うんだ」
「………え?」
「チッ!耳遠いのか!?」
「き、聞こえてます!聞こえてますけど…」
「けど何だってんだッ!!」
だってそんな…、わたしと同じ事を考えていたとして、そんな事でこんなに怒るなんて………、まるでマンモーニじゃあないですか…っ。
「ぷふっ」
「…何笑ってんだ」
「…笑ってないです」
「それのどこが笑ってねぇって?」
「鼻が詰まっただけです」
「そいつは大変だなァマンモーナよ〜」
「痛いですっ鼻をつままないでください!」
「鼻詰まり治してやるよ」
「治んないです!」
本当は痛くないけど痛いって言えば離してくれると思ったのに、全然離してくれない…。もう………、
「分かりましたよ…笑ってごめんなさい」
「何がおかしくて笑ったんだよ」
「それは……、………ぷぷっ」
「おい………」
マンモーニみたいだと思ったって言ったら怒るかなぁ…。…機嫌が悪い時…怖い顔の時…、ギュッてしたりチューしたりするとすぐ忘れていたような気がする…。
「………なんだよ、…手ぇ冷てぇな」
頬っぺに手を添えたら文句を言いながらも目を細めた。やっぱり、嫌じゃないんだ。さっきまで顔顰めてたのに穏やかな顔になった。
「ふふ…プロシュート」
「………」
「チューしたら怒る?」
「怒った事あったか?」
「ないです」
「じゃあ怒らねぇだろ。一々様子見てんじゃあねぇ」
「目…閉じてくれません?」
「はっ…嫌だね」
「どうして?」
「………」
目を閉じろってわたしにはあんなに教えたくせに…。
「ねぇ、どうして?」
「うるせぇな。見ていてぇからって答えなら納得か?」
「見てちゃダメです」
「オレがおめーを見ちゃあいけねぇ理由がどこにあるってんだ!?ああッ!?」
また怒っちゃった…。
「ふふふっ」
「だからさっきから何がおかしいんだ!」
《旦那さんがわたしの事を好き過ぎるので》
怒った顔は怖いけど、朝から晩まで一緒に居たいからとか見ていたいのに見るなって言われたからとか…怒る理由が可愛くて笑っちゃいます。
Fine.
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