兄貴に言ったら怒られそうなので内緒にしておくこんにちの雑談
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※下ネタ注意。
「ミエーレ、今夜…いいか?」
「あ、はい」
「…そうか。楽しみにしてるぜ…じゃあ行ってくる」
「お気を付けて」
「おう」
………あれ………咄嗟に返事をしてしまったけど…いいか?って何がだろう?あのプロシュートがわざわざ前もって確認を取るほど重要な事…?それって…。………もしかして…今夜、って………そういう………?………た、大変だ…っ。
「大変です……大変なんです!メローネェ…ッ!」
「どうしたミエーレ。珍しく焦っているようだが」
「プロシュートにいいか?って聞かれたんです!私ついはいって答えてしまいました!」
「………へぇ…」
「ね?大変でしょう?」
「あー………具体的な内容を教えてくれないか?プロシュートは何の許可が欲しかったんだ?」
「今夜いいか?と聞いてきたので夜の営みのお誘いかと!」
「いいじゃないか別に。イエスと答えた、それのどこが大変なんだ。初めてってわけじゃあないんだろ?」
「不感症がまだ治っていないです!」
「え?」
「初めて一緒に寝た夜に最後までしなかったのも私が不感症なせいなのです。それ以降触れてくる事はありませんでした」
「けっこう衝撃の事実なんだが。あのプロシュートが手を出していなかった事といい君が不感症だという事といい………」
「どうしましょう………」
「…演技でいいんじゃあないか?」
「演技………」
「練習だ。おいで」
「はい…」
「………ほら、胸を触られているんだからあんとかうんとか言ってみたら?」
「あん。うん」
「………もっとこう…切羽詰まった感じに………」
「………あああーん、うううーん………」
「クソが出そうで出ないみたいな声だな。萎えるぜ」
「難しいです。お手本見せてください」
「オレが?無理だろ…」
「使えない…」
「使えないとか言うんじゃあない」
───ガチャ。
「あ、ネエロ…」
「ッ…!?メタリカァァアア!!」
「ぐぼぉおあッ!!」
「ひッ………メ…メローネが死んだ………この血を吹き出す様は何回見ても慣れないです…」
「慣れるもんじゃないから……っ……それより帰るなり問答無用でメタリカはあまりにも酷いぜリーダー…」
「ネエロ、メローネにまだ息がありますっ」
「トドメの催促やめようなミエーレ?」
「こっちに来い、ミエーレ」
「え、はい………あ、あの、何か怒ってます?」
「安易に体を触らせるんじゃない。プロシュートにそう言われていないのか」
「あ………メローネは…演技の練習に付き合ってくれただけです」
「演技?」
「つい夜のお誘いを承諾してしまったのですが不感症がまだ治っていないので演技でごまかそうと思ったのです」
「そんな事をつい承諾するな。不感症だのと平気な顔して言うんじゃあない。演技でごまかそうとするな。プロシュートが気の毒になってきたぞ」
「ネエロに気の毒などと思う気持ちがあったなんて…」
「聞こえてるぞミエーレ。おまえはオレを何だと思っている」
「ではどうしたらいいと思います?メローネは使えないのでネエロの意見に従います」
「………演技はするな。男にはプライドってもんがある。あのプロシュートが見抜けないなんて事はないだろうからな」
「ふむ…確かにそうですね………怒らせるのも傷付けるのも嫌です」
「おまえの事情を知ったうえで望んでいるなら小細工はいらねぇ。正々堂々いってこい」
「いけないから困っているのです…」
「…そっちのいくじゃないぞ…」
「なぁ生々しい話はよしてくれないか。リゾットとミエーレがそんな会話してるなんて知ったらギアッチョが傷付く」
「おまえが言うな。人に注意するなら日頃の行いを改めろメローネ」
「どうしてギアッチョが傷付くんですか?」
「どうしてかは言えないが。オレは良いんだよ。日頃の行いからそんな会話をしていたって何ら不思議じゃあないだろ?だがおまえ達は違う。日頃のイメージにそぐわない会話は控えてくれ」
「おまえにだけは言われたくねぇ」
「そんな事より鉄分を戻してくれないかリゾット…息がしづらいんだ」
「しづらいだけで出来ないわけではないんですね。良かったぁ」
「良くないぞミエーレ。安心したような顔をするにはまだ早い。オレの状況は依然最悪なままだ」
「しづらいだけで出来ないわけじゃあないなら良いな」
「だから良くないって言ってるんだよリゾットおい、悪かったって」
「ところでネエロ。メローネは何をしてメタリカされたんですか?どんな悪い事を?」
「おまえに対するセクハラだろうが」
「セクシャルハラスメント………メローネは存在自体がセクハラみたいなものですよね。慣れっこなので今更です」
「ん~…?けっこう失礼じゃあないかミエーレ?」
「触られた事に対して怒りや嫌悪感は抱いていないのか」
「先ほども言ったとおり今回のは演技の練習に付き合ってくれただけなので大丈夫です」
「…………」
「………おお、楽になってきた………ふぅ。………それで話を戻すがミエーレ、とりあえずこの中から好みの体位を選んでくれ」
「体位………普通がいいです………」
「冗談だろ?ディ・モールト…ほら、そう…良い!のがたくさんあるんだぜ?」
「たくさん………ネエロ、ネエロはどれがいいと思います?」
「そこでリゾットに意見を求めるのはどうなんだ」
「…おまえが思う”普通”がベストだ。ただなるべく体の負担が少ないものを選べ」
「負担が少なそうなのは…これ、とかですか?これならプロシュートも楽そうです」
「プロシュートの事はどうでもいい。気にするな」
「でも………」
「……………冷静になると何を真面目に相談してるんだ?おかしな奴らだ。ディ・モールト パッツォ…まったくクレイジーだぜ」
「………」
「…メタリカさん、致死量でお願いします」
「メタリカッ!!」
「ぐ…ッ!がは…ッ!!」
───ガチャ。
「ただいまァ!」
「あっギアッチョ、ギアッチョ!」
「おうミエーレ。元気かァ?」
「はいっ」
「おらよ。プロシュートから預かった菓子だ」
「わぁ~…ありがとうございます」
「プロシュートがよォ、おまえに渡す菓子をオレに預けたのは分かる。ついでに物を頼むのはよくある事だからなァ。…だが、アマレッティってどういう事だァ!?しかもあの店の!!被ってんだよオレとよォ~!!クソックソッ!ナメてんのかクソがァア!!」
「ギアッチョ、」
「ちくしょーイラつくぜ~~~!!」
「ギアッチョ!」
「何だァ!?」
「かき氷を作ってギアッチョと一緒に食べたいです。ホワイトアルバムさん…氷を出していただけませんか?」
「………いいぜ」
「嬉しいです…っ」
「げほっ…ミエーレは…何で、っはぁ…ギアッチョなんかに、懐いて…いるんだろうな…リゾット………」
「おまえよく喋る気になるな。血液はもう完全に黄色く変色しているというのに…しぶとい奴だ。それでこそ暗殺チームの一員だな」
「グラッツェ…もういいんじゃあないか?反省したから戻してくれ」
「考えておく」
「その…間に、死んじ…ま…うぜ…?」
「メローネよォ…変態ってのは血液の色まで普通じゃねぇのか。血が黄色いぜ気持ち悪ぃ」
「向こう行っててください。食欲が失せます」
「ミエーレ…良いぞ…ディ・モールト…良い対応だ…ッ」
「…確かに気になるな。ミエーレ、ギアッチョによく懐いているようだが何か理由があるのか?」
「理由…?特には…、…ただかき氷屋さんは好きです」
「誰がかき氷屋さんだって!?ええ!?ミエーレおい!!」
「かき氷屋って認識だったのか…」
「くっ…はは、…ま…間違いじゃあ…はぁ…ないな…っ」
「もう喋るなメローネ。寝てろ」
「死ねと?」
「ったくよォ~~このギアッチョの能力を良いように使いやがって!ずいぶんなご身分だな!!」
「…お…怒ってますか…?」
「怒ってるように見えるのかァ!?」
「み、見えます…」
「怒ってねぇよクソがッ!!手ぇ洗ってシロップ持ってこい!氷砕いといてやるからよォオ!!」
「は、はいっ」
「───最後にいただいたアマレッティを乗せれば完成です…美味しそうです!はい、ギアッチョ」
「おう」
「これがネエロの、こっちがメローネのです」
「グラッツェ」
「グ…グラ…ツェ…ッ」
「メローネ、いつまで虫の息なんですか?」
「オレに…聞くな…リゾットに、鉄分を戻すよう…言って、くれ…」
「ネエロ、そろそろ邪魔くさいので鉄分戻してあげてください」
「………」
「…そういやミエーレよォ、夜は何を作るんだァ?」
「はい?夜…ですか?」
「プロシュートの奴楽しみにしてたぜ。年甲斐もなくウッキウキだ。気持ち悪いったらねぇぜェ~まったくよォ~」
「………?」
「………ああ?飯か菓子か知らねぇが何か作ってやる約束したんじゃあねぇのかよ。あのジジイだいぶ浮かれてやがったぞ」
「……………まさかとは思うが…今夜いいか?とは今夜何か作ってもらってもいいか?という意味か」
「………あっ。ああ!なるほど、そうですね!」
「おいおい…ディ・モールト恥ずかしい勘違いしてたんじゃあないかミエーレ。真面目に聞いてやってたオレ…特にリゾットはもっと恥ずかしいぜ」
「………、」
「勘違いって何だよ」
「ギアッチョは知らない方がいい。傷付く事になる」
「どういう事だァ~~~!?」
「なーんだ、良かったぁ。火も刃物も使わずに出来る美味しいもの…何かありますか?ネエロ、どう思います?」
「もうリゾットに相談するのはやめた方がいい。また勘違いで恥ずかしい思いさせるような事態を招くぜ?」
「メローネうるさいです」
「生意気!ベネ…ッ」
「これでいいんじゃあないか。美味いぞ」
「かき氷~真心とアマレッティを添えて~ですね!」
「んな名前だったのかこいつはよォ~~つーか疲れて帰って来たジジイの胃に氷はどうなんだ?」
「ギアッチョ優しいです……では温かい飲み物も一緒です!」
「あ"~…まぁおめーが用意するもんなら何だって喜んで食うだろうよ」
「喜んでもらえたら嬉しいです」
「喜ぶっつーの」
「ギアッチョ優しいですっ」
「…うるっせぇなぁ~…黙って食ってろマンモーナァ!」
「はいっ」
ギアッチョも優しいですがしょうもない相談を聞いてくれて、勘違いだったと知っても怒らなかったネエロとメローネも優しいです。
その日あった事をプロシュートに報告する約束ですが、メローネに「勘違いでオレとリゾットに相談したって事は内緒にしておいた方がいいぜ。絶対に怒られるからな」と言われたので内緒にします。
《兄貴に言ったら怒られそうなので内緒にしておくこんにちの雑談》
Fine.
「ミエーレ、今夜…いいか?」
「あ、はい」
「…そうか。楽しみにしてるぜ…じゃあ行ってくる」
「お気を付けて」
「おう」
………あれ………咄嗟に返事をしてしまったけど…いいか?って何がだろう?あのプロシュートがわざわざ前もって確認を取るほど重要な事…?それって…。………もしかして…今夜、って………そういう………?………た、大変だ…っ。
「大変です……大変なんです!メローネェ…ッ!」
「どうしたミエーレ。珍しく焦っているようだが」
「プロシュートにいいか?って聞かれたんです!私ついはいって答えてしまいました!」
「………へぇ…」
「ね?大変でしょう?」
「あー………具体的な内容を教えてくれないか?プロシュートは何の許可が欲しかったんだ?」
「今夜いいか?と聞いてきたので夜の営みのお誘いかと!」
「いいじゃないか別に。イエスと答えた、それのどこが大変なんだ。初めてってわけじゃあないんだろ?」
「不感症がまだ治っていないです!」
「え?」
「初めて一緒に寝た夜に最後までしなかったのも私が不感症なせいなのです。それ以降触れてくる事はありませんでした」
「けっこう衝撃の事実なんだが。あのプロシュートが手を出していなかった事といい君が不感症だという事といい………」
「どうしましょう………」
「…演技でいいんじゃあないか?」
「演技………」
「練習だ。おいで」
「はい…」
「………ほら、胸を触られているんだからあんとかうんとか言ってみたら?」
「あん。うん」
「………もっとこう…切羽詰まった感じに………」
「………あああーん、うううーん………」
「クソが出そうで出ないみたいな声だな。萎えるぜ」
「難しいです。お手本見せてください」
「オレが?無理だろ…」
「使えない…」
「使えないとか言うんじゃあない」
───ガチャ。
「あ、ネエロ…」
「ッ…!?メタリカァァアア!!」
「ぐぼぉおあッ!!」
「ひッ………メ…メローネが死んだ………この血を吹き出す様は何回見ても慣れないです…」
「慣れるもんじゃないから……っ……それより帰るなり問答無用でメタリカはあまりにも酷いぜリーダー…」
「ネエロ、メローネにまだ息がありますっ」
「トドメの催促やめようなミエーレ?」
「こっちに来い、ミエーレ」
「え、はい………あ、あの、何か怒ってます?」
「安易に体を触らせるんじゃない。プロシュートにそう言われていないのか」
「あ………メローネは…演技の練習に付き合ってくれただけです」
「演技?」
「つい夜のお誘いを承諾してしまったのですが不感症がまだ治っていないので演技でごまかそうと思ったのです」
「そんな事をつい承諾するな。不感症だのと平気な顔して言うんじゃあない。演技でごまかそうとするな。プロシュートが気の毒になってきたぞ」
「ネエロに気の毒などと思う気持ちがあったなんて…」
「聞こえてるぞミエーレ。おまえはオレを何だと思っている」
「ではどうしたらいいと思います?メローネは使えないのでネエロの意見に従います」
「………演技はするな。男にはプライドってもんがある。あのプロシュートが見抜けないなんて事はないだろうからな」
「ふむ…確かにそうですね………怒らせるのも傷付けるのも嫌です」
「おまえの事情を知ったうえで望んでいるなら小細工はいらねぇ。正々堂々いってこい」
「いけないから困っているのです…」
「…そっちのいくじゃないぞ…」
「なぁ生々しい話はよしてくれないか。リゾットとミエーレがそんな会話してるなんて知ったらギアッチョが傷付く」
「おまえが言うな。人に注意するなら日頃の行いを改めろメローネ」
「どうしてギアッチョが傷付くんですか?」
「どうしてかは言えないが。オレは良いんだよ。日頃の行いからそんな会話をしていたって何ら不思議じゃあないだろ?だがおまえ達は違う。日頃のイメージにそぐわない会話は控えてくれ」
「おまえにだけは言われたくねぇ」
「そんな事より鉄分を戻してくれないかリゾット…息がしづらいんだ」
「しづらいだけで出来ないわけではないんですね。良かったぁ」
「良くないぞミエーレ。安心したような顔をするにはまだ早い。オレの状況は依然最悪なままだ」
「しづらいだけで出来ないわけじゃあないなら良いな」
「だから良くないって言ってるんだよリゾットおい、悪かったって」
「ところでネエロ。メローネは何をしてメタリカされたんですか?どんな悪い事を?」
「おまえに対するセクハラだろうが」
「セクシャルハラスメント………メローネは存在自体がセクハラみたいなものですよね。慣れっこなので今更です」
「ん~…?けっこう失礼じゃあないかミエーレ?」
「触られた事に対して怒りや嫌悪感は抱いていないのか」
「先ほども言ったとおり今回のは演技の練習に付き合ってくれただけなので大丈夫です」
「…………」
「………おお、楽になってきた………ふぅ。………それで話を戻すがミエーレ、とりあえずこの中から好みの体位を選んでくれ」
「体位………普通がいいです………」
「冗談だろ?ディ・モールト…ほら、そう…良い!のがたくさんあるんだぜ?」
「たくさん………ネエロ、ネエロはどれがいいと思います?」
「そこでリゾットに意見を求めるのはどうなんだ」
「…おまえが思う”普通”がベストだ。ただなるべく体の負担が少ないものを選べ」
「負担が少なそうなのは…これ、とかですか?これならプロシュートも楽そうです」
「プロシュートの事はどうでもいい。気にするな」
「でも………」
「……………冷静になると何を真面目に相談してるんだ?おかしな奴らだ。ディ・モールト パッツォ…まったくクレイジーだぜ」
「………」
「…メタリカさん、致死量でお願いします」
「メタリカッ!!」
「ぐ…ッ!がは…ッ!!」
───ガチャ。
「ただいまァ!」
「あっギアッチョ、ギアッチョ!」
「おうミエーレ。元気かァ?」
「はいっ」
「おらよ。プロシュートから預かった菓子だ」
「わぁ~…ありがとうございます」
「プロシュートがよォ、おまえに渡す菓子をオレに預けたのは分かる。ついでに物を頼むのはよくある事だからなァ。…だが、アマレッティってどういう事だァ!?しかもあの店の!!被ってんだよオレとよォ~!!クソックソッ!ナメてんのかクソがァア!!」
「ギアッチョ、」
「ちくしょーイラつくぜ~~~!!」
「ギアッチョ!」
「何だァ!?」
「かき氷を作ってギアッチョと一緒に食べたいです。ホワイトアルバムさん…氷を出していただけませんか?」
「………いいぜ」
「嬉しいです…っ」
「げほっ…ミエーレは…何で、っはぁ…ギアッチョなんかに、懐いて…いるんだろうな…リゾット………」
「おまえよく喋る気になるな。血液はもう完全に黄色く変色しているというのに…しぶとい奴だ。それでこそ暗殺チームの一員だな」
「グラッツェ…もういいんじゃあないか?反省したから戻してくれ」
「考えておく」
「その…間に、死んじ…ま…うぜ…?」
「メローネよォ…変態ってのは血液の色まで普通じゃねぇのか。血が黄色いぜ気持ち悪ぃ」
「向こう行っててください。食欲が失せます」
「ミエーレ…良いぞ…ディ・モールト…良い対応だ…ッ」
「…確かに気になるな。ミエーレ、ギアッチョによく懐いているようだが何か理由があるのか?」
「理由…?特には…、…ただかき氷屋さんは好きです」
「誰がかき氷屋さんだって!?ええ!?ミエーレおい!!」
「かき氷屋って認識だったのか…」
「くっ…はは、…ま…間違いじゃあ…はぁ…ないな…っ」
「もう喋るなメローネ。寝てろ」
「死ねと?」
「ったくよォ~~このギアッチョの能力を良いように使いやがって!ずいぶんなご身分だな!!」
「…お…怒ってますか…?」
「怒ってるように見えるのかァ!?」
「み、見えます…」
「怒ってねぇよクソがッ!!手ぇ洗ってシロップ持ってこい!氷砕いといてやるからよォオ!!」
「は、はいっ」
「───最後にいただいたアマレッティを乗せれば完成です…美味しそうです!はい、ギアッチョ」
「おう」
「これがネエロの、こっちがメローネのです」
「グラッツェ」
「グ…グラ…ツェ…ッ」
「メローネ、いつまで虫の息なんですか?」
「オレに…聞くな…リゾットに、鉄分を戻すよう…言って、くれ…」
「ネエロ、そろそろ邪魔くさいので鉄分戻してあげてください」
「………」
「…そういやミエーレよォ、夜は何を作るんだァ?」
「はい?夜…ですか?」
「プロシュートの奴楽しみにしてたぜ。年甲斐もなくウッキウキだ。気持ち悪いったらねぇぜェ~まったくよォ~」
「………?」
「………ああ?飯か菓子か知らねぇが何か作ってやる約束したんじゃあねぇのかよ。あのジジイだいぶ浮かれてやがったぞ」
「……………まさかとは思うが…今夜いいか?とは今夜何か作ってもらってもいいか?という意味か」
「………あっ。ああ!なるほど、そうですね!」
「おいおい…ディ・モールト恥ずかしい勘違いしてたんじゃあないかミエーレ。真面目に聞いてやってたオレ…特にリゾットはもっと恥ずかしいぜ」
「………、」
「勘違いって何だよ」
「ギアッチョは知らない方がいい。傷付く事になる」
「どういう事だァ~~~!?」
「なーんだ、良かったぁ。火も刃物も使わずに出来る美味しいもの…何かありますか?ネエロ、どう思います?」
「もうリゾットに相談するのはやめた方がいい。また勘違いで恥ずかしい思いさせるような事態を招くぜ?」
「メローネうるさいです」
「生意気!ベネ…ッ」
「これでいいんじゃあないか。美味いぞ」
「かき氷~真心とアマレッティを添えて~ですね!」
「んな名前だったのかこいつはよォ~~つーか疲れて帰って来たジジイの胃に氷はどうなんだ?」
「ギアッチョ優しいです……では温かい飲み物も一緒です!」
「あ"~…まぁおめーが用意するもんなら何だって喜んで食うだろうよ」
「喜んでもらえたら嬉しいです」
「喜ぶっつーの」
「ギアッチョ優しいですっ」
「…うるっせぇなぁ~…黙って食ってろマンモーナァ!」
「はいっ」
ギアッチョも優しいですがしょうもない相談を聞いてくれて、勘違いだったと知っても怒らなかったネエロとメローネも優しいです。
その日あった事をプロシュートに報告する約束ですが、メローネに「勘違いでオレとリゾットに相談したって事は内緒にしておいた方がいいぜ。絶対に怒られるからな」と言われたので内緒にします。
《兄貴に言ったら怒られそうなので内緒にしておくこんにちの雑談》
Fine.
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