献上品置き場(CP混ぜこぜ)
「あっ」
夕方、そろそろ電気をつけようかと思って部屋の明かりのスイッチを入れた晃さんをみてカーテンを引こうと手をかけた瞬間、力加減を間違ってしまってカーテンがビリッと破けてしまった。
「晃さん、ごめんなさい…!」
「ああ、気にしないでください。どの道そろそろ買い換えようかと思っていたんです。そもそも劣化していたのかもしれませんね」
一瞬目を瞬かせたが、笑って優しい嘘をつく晃さんを不服げな目で見つめる。
「晃さんって俺がやらかしても怒りませんよね」
「怒る時は怒りますよ。…ですが旬さんがやることに関しては怒るほどの事が無いので」
それとも今のはわざとでしたか?と悪戯っぽく微笑んで俺の手を引いてソファに座らせた晃さんにムッとしたまま口を開く。
「わざとそんな事する筈が無いでしょう」
「知っています。だから怒りませんよ」
「…晃さんは俺に甘いと思う」
「それはまあ合っていますね。…可愛い恋人は甘やかしたくなるものですから」
微笑んだまま俺の頬を軽く摘まんだ晃さんにじわじわと顔の熱が上がっていく。
「…そんなに甘やかして俺が駄目になったらどうするんですか」
「そうなれば僕が旬さんの面倒を全て見られるというだけなので…何も問題は無いかと」
「っ、あはは!…っふふ、晃さん俺の事面倒見てくれるくらい好きなんだ」
不思議なことを言われた、と言わんばかりに目を瞬く晃さんを見て噴き出してしまった。
「ええ、勿論。…ですから思う存分僕に寄りかかって下さい」
「…俺が我儘になったら?」
「きっと今以上に可愛らしいでしょうね」
駄目だ。何を言っても晃さんに敵わない。
俺を甘やかすのが得意過ぎる恋人へ白旗をあげるように自ら口付けた。
「ん…はぁ…明日、一緒にカーテン買いに行きましょうね」