献上品置き場(CP混ぜこぜ)


「イグリット」

呼びかけるといつものように音も無く影から出て来て跪くイグリットにほんの少しの寂しさを覚えた。
恋人であるはずなのに、イグリットは何時まで経っても従者としての姿勢を崩す事は無い。
勿論ベルが煩いというのもあるのだろうが…今のように、この気持ちは俺の一方通行なのではないかと不安に思う事がある。

「…イグリット」

お前は、本当に俺の事が好きなのか…?聞きたいけれど肯定されてもきっと疑惑は残るだろう。だから問えない気持ちを乗せて名前を小さく呼ぶ。
どうせ返してはくれないのだろうと、そう、思っていたのだけれど…。

「え…イグリット…?」

俺がまだ何も言っていないのに、立ち上がり抱き締めるイグリットに戸惑いを抱く。

「おい、どうし、っ…んぅ…ッふ…ん、ン…はぁ…っ」

突然の口付けに頭が回らない。
ただ、口付けが嬉しくて。そのまま素直に口を開いて全てを受け入れる。

「っ、ふ…ンんぅ…っあ!…イグリット」

途中ガクリと力が抜けてしまった俺をイグリットは難なく抱き留め、横抱きにされたかと思えばベッドへと運ばれる。

「イグリット…?」

そっと俺をベットの上に降ろすと黙って覆い被さってきて。
いつもとは違う。…なんだか怒っているような雰囲気に少々気圧されながらも再び降ってきた口付けを受け入れ、ハッと気が付いた。

「ん、んぅ…っ、もしかして、俺が疑ったから怒ってる…のか?」

イグリットに限ってまさかそんな、と思いながらも問いかければ微かに首肯されて。

「(そうか…イグリットは恋人としての存在を疑われたのが不服に思う程俺の事が好きなんだな)」

そう気が付いた瞬間、我ながら現金だと思いながらも気分が上昇して自らイグリットの首に腕を回し、口付ける。

「…好きだ」

そう囁けば深い口付けを返されて。後はイグリットのされるがままに与えられる快楽を享受して甘い時間を過ごしていた。











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