お題置き場(CP混ぜこぜ)
次元の狭間で幻界の君主を倒し、ついに竜帝アンタレスの前まで再び辿り着いた。
最早語り合うことなど無く、死闘を繰り広げていく中で、ふと竜帝の動きが鈍くなり、大きく距離を取る。
なにか謀ったのか、と同じように距離を取り警戒していたが、暫く待っても何も起こらない。油断させるための罠かもしれないので警戒は怠る事は無いが、こいつは人間味のある戦い方はしないだろうという核心もあって。互いに硬直したまま睨み合う。
「二代目影の君主…水篠旬、といったか」
「…ああ。…なんだ。他にいう事は無いと言っておきながら何かあるのか」
「ある。…いや、たった今出来た、と言うべきだな」
「…ここまで来たんだ、最後に言う事があるのなら聞いてやる」
俺がそう言うと、竜帝は口角を上げた。
「威勢の良い事だ。…同じことは二度起こらない。亡者になるのはお前の方だろう」
「そう思うのは勝手だけどな。…それで?なんだ、早く言え」
「お前は以前、この星の支配者になる事を拒絶したな。それは今でも変わらないのか」
最後の戦いを止めてまで聞くことがそれか、と殺気立つ気持ちを抑え、冷静に返答する。
「この段階で手を組もうって?冗談言うなよ」
「組む気などは無い。ただひとつ提案は出来た」
「…提案?」
「———私の物となれ。水篠旬。そうすれば全てから手を引いてやろう」
言われた意味が解らなくて、思考が一瞬停止しかけるのを必死で留める。だめだ、こいつの前で油断を見せたら死ぬ。思考を止めるな…!
「意味が解らない」
「簡単な事だ。人の身でありながら影の君主を受け継ぎ、私を殺せたというのに再び全てを背負ったお前に興味が沸いた」
「…興味、だと?」
「そうだ。強く、見目も良い。存在を手元に置いておくのも悪くはない。…ああ、人間の言い方で言えば、私の元に嫁に来い、と言っている」
その言葉を聞いた瞬間、駆け出して急所を狙う。舐めているのかこいつは…!!!
「ふざけるなよ…!お前の物になるくらいなら死んだ方がマシに決まってんだろ!」
「そうか、ならば望み通り死ねばいい」
「…死ぬのはお前に決まってんだろ」
———再び俺たちは距離を取り、睨み合った。
最早語り合うことなど無く、死闘を繰り広げていく中で、ふと竜帝の動きが鈍くなり、大きく距離を取る。
なにか謀ったのか、と同じように距離を取り警戒していたが、暫く待っても何も起こらない。油断させるための罠かもしれないので警戒は怠る事は無いが、こいつは人間味のある戦い方はしないだろうという核心もあって。互いに硬直したまま睨み合う。
「二代目影の君主…水篠旬、といったか」
「…ああ。…なんだ。他にいう事は無いと言っておきながら何かあるのか」
「ある。…いや、たった今出来た、と言うべきだな」
「…ここまで来たんだ、最後に言う事があるのなら聞いてやる」
俺がそう言うと、竜帝は口角を上げた。
「威勢の良い事だ。…同じことは二度起こらない。亡者になるのはお前の方だろう」
「そう思うのは勝手だけどな。…それで?なんだ、早く言え」
「お前は以前、この星の支配者になる事を拒絶したな。それは今でも変わらないのか」
最後の戦いを止めてまで聞くことがそれか、と殺気立つ気持ちを抑え、冷静に返答する。
「この段階で手を組もうって?冗談言うなよ」
「組む気などは無い。ただひとつ提案は出来た」
「…提案?」
「———私の物となれ。水篠旬。そうすれば全てから手を引いてやろう」
言われた意味が解らなくて、思考が一瞬停止しかけるのを必死で留める。だめだ、こいつの前で油断を見せたら死ぬ。思考を止めるな…!
「意味が解らない」
「簡単な事だ。人の身でありながら影の君主を受け継ぎ、私を殺せたというのに再び全てを背負ったお前に興味が沸いた」
「…興味、だと?」
「そうだ。強く、見目も良い。存在を手元に置いておくのも悪くはない。…ああ、人間の言い方で言えば、私の元に嫁に来い、と言っている」
その言葉を聞いた瞬間、駆け出して急所を狙う。舐めているのかこいつは…!!!
「ふざけるなよ…!お前の物になるくらいなら死んだ方がマシに決まってんだろ!」
「そうか、ならば望み通り死ねばいい」
「…死ぬのはお前に決まってんだろ」
———再び俺たちは距離を取り、睨み合った。