短編
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ー悪戯ー
いつもの様に足の間に座りマルコから借りたであろう本を抱えたナル。
「今度は何の本借りたんだ?」
「二ヶ月前に立ち寄った島覚えてる?ほら、中々手に入らない香辛料があった島」
「あぁ、あの島か」
「あの島で語り継がれている伝説についての本だって」
一度読み始めると聞く耳持たなくなるので毎回読む前に確認をとるのが習慣になった
「へぇ…面白そうだな、読み終わったら教えてくれ」
本なんてものを読まない俺は、いつもナルにどういう内容だったかどんな結末だったか話して貰うのも習慣だ
「ん、サッチ」
「へいへい」
名前を呼ばれただけで何をして欲しいか何を望んでいるか解る位にはナルと過ごした時間は長い
ナルの腹回りに腕を回すと安心したように俺に体重をかけて表紙を捲った
いつもその間の俺はナルの肩に頭を乗っけて寝るか、ベッド脇にあるテーブルを使って片手で報告書を書いたりするんだが…
報告書は昨夜の内に仕上げてしまった
眠気も今んとこない
が、目の前には愛しい彼女。
据え膳食わぬはなんとやら、ちっとばかし悪戯心が沸き立ち空いた片手でナルの耳を弄るとビクッと揺れる体。
「サッチ…なに?」
視線だけこちらを見る彼女
「気にすんな。弄りたくなっただけだ」
「…そ」
また本に視線を戻したのを確認すると今度は項に鼻先を当ててみた
「ちょっと…サッチそれ止めて。くすぐったい」
「ん?すまん」
話しかけると集中してるからスルーされたりするが、こういう攻撃には弱いのを俺は知っている。
懲りずに息を吹きかけたり甘噛みしていると流石に限界だったのか今度はくるっとこちらに顔を向ける
「~サッチ!邪魔しないでよ!本読めない!」
「悪ぃ、反応が可愛くてな」
苦笑して謝ると真っ赤になるナル。
あぁ…これだからコイツをイジメるのは楽しい
若い頃は取っ替え引っ替えしていた俺だが、付き合って6年。
浮気もよそ見も一度もしなかったのはコイツの魅力が未だに冷めないからだ
「サッチ邪魔ばっか…」
「じゃあ退くか?」
「…それはダメ」
弄られるって解ってるくせに自分の側から離れられるのは嫌がる
そこがまた可愛い
「まだ弄るからな?」
「したいの?」
「いや、弄りたいだけ」
「フランスパンめ…」
そんな睨んでも可愛いだけだし真っ赤になりながらの悪口じゃなんのダメージもない
「したいのはナルだろ?」
「違うもん」
「ほー」
んじゃ続けても文句はねぇな。と耳や項、今度は胸も服の上から弄ってやると案の定反応するナルの身体。
「ん…アッ」
目を瞑って快楽を我慢する姿はいつ見ても新鮮だ。
反応が可愛いんだよ
例えば項にすり寄って吐息を吹かせ時折はむっと甘噛みしてやれば
「んやっ…」
と、肩までビクつかせ胸を指の平で擦れば
「ひぁ…ゃ…」
唇を噛みしめて声を我慢する
何度も見てる反応だがナルを手放す事なんて一ミリも考えられねぇだろ
初めてする訳でもねぇのに毎回付き合いたての頃の様な反応されて悶えねぇバカ何処にいるってんだ
これで手放してみろ、絶対ぇ他の女じゃ満足出来ないのは目に見えてる。
そう思う程にはこの6年でナルにハマってしまったのだ
最近では結婚でも…なんて考えたり。
ナルも戦闘員で賞金首、お互いいつ死ぬか解らない身だ。
そろそろいいだろうと目の前にいるナルをぎゅっと抱きしめる。
「…なぁ、ナル」
「なぁに?」
「…後で話がある」
「…悪いこと?」
「それはねぇ!」
ん、解った、と安心したように笑う
それよりこっちに集中しないとな。
キスをしてベッドに押し倒す
「ん…やっぱりするんじゃん!嘘つき」
「我慢してたんだがな、やっぱ無理だった!」
「デザートつけてよね」
「仰せのままに、お姫さん」
なんて笑い合うモビーでの日常
いつもの様に足の間に座りマルコから借りたであろう本を抱えたナル。
「今度は何の本借りたんだ?」
「二ヶ月前に立ち寄った島覚えてる?ほら、中々手に入らない香辛料があった島」
「あぁ、あの島か」
「あの島で語り継がれている伝説についての本だって」
一度読み始めると聞く耳持たなくなるので毎回読む前に確認をとるのが習慣になった
「へぇ…面白そうだな、読み終わったら教えてくれ」
本なんてものを読まない俺は、いつもナルにどういう内容だったかどんな結末だったか話して貰うのも習慣だ
「ん、サッチ」
「へいへい」
名前を呼ばれただけで何をして欲しいか何を望んでいるか解る位にはナルと過ごした時間は長い
ナルの腹回りに腕を回すと安心したように俺に体重をかけて表紙を捲った
いつもその間の俺はナルの肩に頭を乗っけて寝るか、ベッド脇にあるテーブルを使って片手で報告書を書いたりするんだが…
報告書は昨夜の内に仕上げてしまった
眠気も今んとこない
が、目の前には愛しい彼女。
据え膳食わぬはなんとやら、ちっとばかし悪戯心が沸き立ち空いた片手でナルの耳を弄るとビクッと揺れる体。
「サッチ…なに?」
視線だけこちらを見る彼女
「気にすんな。弄りたくなっただけだ」
「…そ」
また本に視線を戻したのを確認すると今度は項に鼻先を当ててみた
「ちょっと…サッチそれ止めて。くすぐったい」
「ん?すまん」
話しかけると集中してるからスルーされたりするが、こういう攻撃には弱いのを俺は知っている。
懲りずに息を吹きかけたり甘噛みしていると流石に限界だったのか今度はくるっとこちらに顔を向ける
「~サッチ!邪魔しないでよ!本読めない!」
「悪ぃ、反応が可愛くてな」
苦笑して謝ると真っ赤になるナル。
あぁ…これだからコイツをイジメるのは楽しい
若い頃は取っ替え引っ替えしていた俺だが、付き合って6年。
浮気もよそ見も一度もしなかったのはコイツの魅力が未だに冷めないからだ
「サッチ邪魔ばっか…」
「じゃあ退くか?」
「…それはダメ」
弄られるって解ってるくせに自分の側から離れられるのは嫌がる
そこがまた可愛い
「まだ弄るからな?」
「したいの?」
「いや、弄りたいだけ」
「フランスパンめ…」
そんな睨んでも可愛いだけだし真っ赤になりながらの悪口じゃなんのダメージもない
「したいのはナルだろ?」
「違うもん」
「ほー」
んじゃ続けても文句はねぇな。と耳や項、今度は胸も服の上から弄ってやると案の定反応するナルの身体。
「ん…アッ」
目を瞑って快楽を我慢する姿はいつ見ても新鮮だ。
反応が可愛いんだよ
例えば項にすり寄って吐息を吹かせ時折はむっと甘噛みしてやれば
「んやっ…」
と、肩までビクつかせ胸を指の平で擦れば
「ひぁ…ゃ…」
唇を噛みしめて声を我慢する
何度も見てる反応だがナルを手放す事なんて一ミリも考えられねぇだろ
初めてする訳でもねぇのに毎回付き合いたての頃の様な反応されて悶えねぇバカ何処にいるってんだ
これで手放してみろ、絶対ぇ他の女じゃ満足出来ないのは目に見えてる。
そう思う程にはこの6年でナルにハマってしまったのだ
最近では結婚でも…なんて考えたり。
ナルも戦闘員で賞金首、お互いいつ死ぬか解らない身だ。
そろそろいいだろうと目の前にいるナルをぎゅっと抱きしめる。
「…なぁ、ナル」
「なぁに?」
「…後で話がある」
「…悪いこと?」
「それはねぇ!」
ん、解った、と安心したように笑う
それよりこっちに集中しないとな。
キスをしてベッドに押し倒す
「ん…やっぱりするんじゃん!嘘つき」
「我慢してたんだがな、やっぱ無理だった!」
「デザートつけてよね」
「仰せのままに、お姫さん」
なんて笑い合うモビーでの日常
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