文筆家は夜警の一人
彼の名はイヅ。苗字を持ちながら苗字を忌避する代筆屋の少年。人より少しばかり知識の蒐集が趣味なだけの何処にでもいる少年。副業で夜警団の事務員をしている、字の読み書きができるだけの唯の庶民だ。(ファンタジー、アクション、ミステリー、サスペンス、ブロマンス)
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目次
【第1章】喋らない者とその者ども
帝国の首都で定期的に行われるバザーでのこと。いつもの風景の中に潜んでいる『やんごとなき事情』の垣間を望まずに見る事になる少年は……。(2024.4.26作品)
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【第2章】一足遅れの哀歌
早朝に起きた男爵の邸宅への賊の侵入。屋敷には荒らされた跡と家令の死体が……。貴族の軋轢に悶々とする警吏高官のライデ・ジーロ子爵が抱える問題としてはいつもの事だったが……。(2024.6.11作品)続きを読む
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