営業日誌

夜までパーティー

2026/03/09 23:54
ミケ:感謝?
(束の間の昼休憩時間、客用のテーブルに帳簿を広げて首を傾げつつ)


タマ:そ~なの!今日はね、3月9日……さん、きゅう、……サンキュー!で感謝の日!

ミケ:それで、稲成さまに何かしようってことね。

タマ:そ~う!さすが、おはなしが早いの~!
(ミケが座っている反対側の座席から身を乗り出し、ミケの頭を撫でて)


ミケ:ちょ……!?ボサボサになるだろ!?

タマ:稲成さま……だいたい厨房に居るでしょ?でも今日は!神様会議におよばれしてる!

ミケ:あんなだけど偉いもんね稲成さま、一応。

タマ:だから、いないうちに二人で何か作ろうよ!

ミケ:作るって何を?

タマ:これから決めるの~!

ミケ:行き当たりばったり!もう、タマはいつもそうだ。

タマ:だめ?

ミケ:ダメじゃないけどさ、会議がどのくらいか分からないから、あまり手の込んだものは作れないよ?

タマ:そこはねぇ、私とミケの知識を総動員するの!ね、おねが~い?

ミケ:はぁ……じゃあ、早く取りかかろう。時間は有限だよ。

タマ:は~い!



***



???:……という訳だ貴様、次は遅れるなよ。今日は情けをかけて迎えを寄越してやったが、次回は置いていくからな。

稲成:えぇ、龍ちゃん酷……あだだだだ前髪無くなる!!ギブギブ!!
(前髪を引っ張られ涙目で掴んでいる相手の腕を叩いて)


???:ふん、私は貴様程暇じゃ無いのだからな。くれぐれも仕事を増やしてくれるなよ。
(そう言って水の玉の中へ消えていき)

稲成:………うぅ~、………ん?
(さすさすと額をなでつつ。店の前へ投げ出され、入り口を見れば暖簾がかかっており)


稲成:ありり?まだ休憩時間のはずだけどなぁ……。
(手を二回叩くと、煙に包まれる。煙が晴れるといつもの作業着に身を包んでいで、店の引き戸に手を掛けて)


稲成:タマ~、ミケ~。ただいま……。

タマ:あ!もう帰ってきちゃった!

ミケ:え!?早くない!?

稲成:………!こ、これは……。

タマ:えっと、えっと……稲成さまへの感謝を伝えたくて、作ったの~。
(テーブルにはたこ焼き器。周囲には具材、皿類等広げられていて)


ミケ:作った、ってかまだ途中だろ!タマがつまみ食いするから……。

タマ:だってぇ、甘いのが食べたかったから、マシュマロとか、チョコとか……そしたら、先に味見したいな~、って!

ミケ:たこ焼きの中に入れるんだから、食べたら無くなっちゃうだろ…!

稲成:ふは……!なぁに、二人とも……僕抜きで楽しそうなことしてるじゃん。

ミケ:さ、サプライズだったんだよ。

タマ:稲成さま、びっくりした?

稲成:びっくりしたびっくりした。はぁ~……これから焼くとこ?

ミケ:本当は稲成さまが戻る前に完成させて、びっくりさせるつもりだったんだ。

稲成:ふふ……ありがと、二人とも。
(二人の頭を順にぽんぽんと軽く撫でて)


タマ:……えへへ♪

ミケ:……別に、なにもしてないし……。

稲成:それじゃ、今日はタコパといきますかー。

二人:たこぱ……?

稲成:たこ焼きパーティー。



本日のメニュー:【(ロシアン)たこ焼き】

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