日々
週6アルバイター
2023/03/14 20:02ティロリロリン♪
乃々子:っしゃせー。
創:よ、乃々。
乃々子:なんだ、創君かぁ。いらっしゃーい。
創:ああ。……今日は暇そうだな。これ、頼んでもいいか?
(鞄から一つの包みを出してレジカウンターに置き)
乃々子:宅配ね、承りました!さっきまで鬼忙しかったけどねー。創君、今日バイト休み?
(受け取りながら処理をするようで)
創:今日は月イチの定休日なんだよ。
乃々子:あのお弁当屋さん、全然休まないよねー。創君がバイトでいるとはいえ、二人でやってるのすごいよねー!
創:そういう乃々こそ、ここ週6だろ?それに、もう一個バイトしてるって言ってたじゃないか。大丈夫か?
乃々子:へーきへーき!ここは息抜きみたいなものだし、それに……。
創:それに?
乃々子:二ヶ月後に推しのライブあるからね………しっかり稼がないと……!!
創:あー………なんだっけ?ギャラ……
乃々子:『GalaxY』!!
創:そう、それそれ。流行ってるよなー。誰だっけ、乃々の推しの……。
乃々子:星(ひかる)君だよ!!!めっっっちゃ笑顔がね……可愛いの……優しくて見た目がすっごい王子様みたいでね……バイト中じゃなかったら写真見せたのに……!!!
創:はは、熱いな…………あ、後ろのポスターのやつじゃね?
(そう言ってレジ後ろのポスターを指差し)
乃々子:えっ!?は?!何このポスター!!?いつの間に……!?この子、この子だよ!!
(後ろのポスターの金髪の髪の青年を指差して)
創:……………あれ?そいつって……。
ティロリロリン♪
乃々子:あ、いけないいけない……っしゃせー!
創:あ。
八雲:………………何でお前いんだよ……。
(入るなり睨みつけ)
創:えっ、いや……俺は所用が……。
乃々子:八雲っちだ!いらっしゃーい。
創:八雲っち……!?いって!!?
(八雲に脇腹をどつかれて)
八雲:野津山、その呼び方止めろっつってるだろ……。
乃々子:でも、可愛いじゃない!いつものでおっけー?
八雲:そうだよ………ったく……。
(レジカウンターのカルトンに小銭を置き)
創:え、乃々……顔見知りか……?
(脇腹を擦りながら二人の様子を見て)
乃々子:八雲っちとはね、共通の敵がいるの……同士ってやつよ、創君……。
創:共通の敵……?
乃々子:それに、大学だって同じだしね!はい、じゃあ丁度だね。ほどほどにしないと駄目だよー?
(カルトンの小銭を確認すれば、八雲に煙草の箱を渡して)
八雲:うっせ。………じゃあな。
乃々子:はーい。
(手を振りながら見送って)
創:……………、マジか……。
乃々子:どしたの?創君、さっきから……。
創:いや、………吸ってる所見たこと無かったから気付かなかった……。
乃々子:もしかして、前に話してたアパート内の同級生って八雲っち?わー、世間狭いねぇ……。
創:あいつ、よく買いに来るの?
乃々子:いやー?多分、何かあった時にしか……。
創:………何かあった時?
乃々子:あ、これ言わない方が良かったやつだ……ごめん、創君!今のなし!
創:いやいや!?そんなこと言われても………今なら追いかけたら間に合うか………。乃々!じゃあ、荷物頼んだぞ!
(配送料金をレジカウンターに置けば足早にコンビニを出ていくようで)
乃々子:ちょっと、創君ーー!?…………行っちゃった……。んーー、次回、八雲っちに会ったら怒られるやつぅ……!
~~~~~♪
乃々子:おびゃあ!!?………もー、バイト中に誰………げっ。
(ズボンのポケットに入れていたスマホがけたたましく鳴り。ディスプレイを見れば、電話のアイコンの下に『悪魔』の文字が表示されている。仕方なく電話のアイコンをタップして)
乃々子:も、もしもーし……?ちょっと……今、コンビニバイト中なんですって………は!?明日まで!?!そんなの無茶…………いいからやれ!?寝ずにやればできるって、いやいやいや、私学校もある………ちょっ、ちょっと!!!
(スマホを恐る恐る耳元にあて。通話相手に荒々しくなりながら、電話を一方的に切られて呆然とディスプレイを見つめて)
乃々子:………ふ、ざけんなあのクソ上司……!!今度、会ったら絶対……絶対文句沢山言ってやる……!!
乃々子:っしゃせー。
創:よ、乃々。
乃々子:なんだ、創君かぁ。いらっしゃーい。
創:ああ。……今日は暇そうだな。これ、頼んでもいいか?
(鞄から一つの包みを出してレジカウンターに置き)
乃々子:宅配ね、承りました!さっきまで鬼忙しかったけどねー。創君、今日バイト休み?
(受け取りながら処理をするようで)
創:今日は月イチの定休日なんだよ。
乃々子:あのお弁当屋さん、全然休まないよねー。創君がバイトでいるとはいえ、二人でやってるのすごいよねー!
創:そういう乃々こそ、ここ週6だろ?それに、もう一個バイトしてるって言ってたじゃないか。大丈夫か?
乃々子:へーきへーき!ここは息抜きみたいなものだし、それに……。
創:それに?
乃々子:二ヶ月後に推しのライブあるからね………しっかり稼がないと……!!
創:あー………なんだっけ?ギャラ……
乃々子:『GalaxY』!!
創:そう、それそれ。流行ってるよなー。誰だっけ、乃々の推しの……。
乃々子:星(ひかる)君だよ!!!めっっっちゃ笑顔がね……可愛いの……優しくて見た目がすっごい王子様みたいでね……バイト中じゃなかったら写真見せたのに……!!!
創:はは、熱いな…………あ、後ろのポスターのやつじゃね?
(そう言ってレジ後ろのポスターを指差し)
乃々子:えっ!?は?!何このポスター!!?いつの間に……!?この子、この子だよ!!
(後ろのポスターの金髪の髪の青年を指差して)
創:……………あれ?そいつって……。
ティロリロリン♪
乃々子:あ、いけないいけない……っしゃせー!
創:あ。
八雲:………………何でお前いんだよ……。
(入るなり睨みつけ)
創:えっ、いや……俺は所用が……。
乃々子:八雲っちだ!いらっしゃーい。
創:八雲っち……!?いって!!?
(八雲に脇腹をどつかれて)
八雲:野津山、その呼び方止めろっつってるだろ……。
乃々子:でも、可愛いじゃない!いつものでおっけー?
八雲:そうだよ………ったく……。
(レジカウンターのカルトンに小銭を置き)
創:え、乃々……顔見知りか……?
(脇腹を擦りながら二人の様子を見て)
乃々子:八雲っちとはね、共通の敵がいるの……同士ってやつよ、創君……。
創:共通の敵……?
乃々子:それに、大学だって同じだしね!はい、じゃあ丁度だね。ほどほどにしないと駄目だよー?
(カルトンの小銭を確認すれば、八雲に煙草の箱を渡して)
八雲:うっせ。………じゃあな。
乃々子:はーい。
(手を振りながら見送って)
創:……………、マジか……。
乃々子:どしたの?創君、さっきから……。
創:いや、………吸ってる所見たこと無かったから気付かなかった……。
乃々子:もしかして、前に話してたアパート内の同級生って八雲っち?わー、世間狭いねぇ……。
創:あいつ、よく買いに来るの?
乃々子:いやー?多分、何かあった時にしか……。
創:………何かあった時?
乃々子:あ、これ言わない方が良かったやつだ……ごめん、創君!今のなし!
創:いやいや!?そんなこと言われても………今なら追いかけたら間に合うか………。乃々!じゃあ、荷物頼んだぞ!
(配送料金をレジカウンターに置けば足早にコンビニを出ていくようで)
乃々子:ちょっと、創君ーー!?…………行っちゃった……。んーー、次回、八雲っちに会ったら怒られるやつぅ……!
~~~~~♪
乃々子:おびゃあ!!?………もー、バイト中に誰………げっ。
(ズボンのポケットに入れていたスマホがけたたましく鳴り。ディスプレイを見れば、電話のアイコンの下に『悪魔』の文字が表示されている。仕方なく電話のアイコンをタップして)
乃々子:も、もしもーし……?ちょっと……今、コンビニバイト中なんですって………は!?明日まで!?!そんなの無茶…………いいからやれ!?寝ずにやればできるって、いやいやいや、私学校もある………ちょっ、ちょっと!!!
(スマホを恐る恐る耳元にあて。通話相手に荒々しくなりながら、電話を一方的に切られて呆然とディスプレイを見つめて)
乃々子:………ふ、ざけんなあのクソ上司……!!今度、会ったら絶対……絶対文句沢山言ってやる……!!