日々
とまり木
2023/03/10 22:29曙:創さーん!
創:ん?ぼの!今帰りか?
曙:はい!創さん、今日はバイトはお休みですか?
創:そうなんだ。だから、商店街に買い物…
リズ:創くぅ~~~~ん!!!!!
(創の後ろから抱き付き)
創:うわぁっ!!!?
曙:こんにちは、リズさん!
リズ:曙君もいるのねぇ。二人ともお帰りなさい!今、帰りよね?
曙:はい!なので、これから買い物をと……。
リズ:ねね、折角だから今からうちの店来ない!?
創:店?
曙:リズさんが働いてる喫茶店ですか?
創:へー……そうだったんですか………そういや、格好が仕事の………って、仕事は!?
リズ:大丈夫よぉ、目の前だから!
創:目の前………って、ほんとに目の前だ……。
(きょろきょろと辺りを見回せば、レトロな佇まいの喫茶店があり。小さな看板には『喫茶店 とまり木』と書いてある)
リズ:良かったら、私がご馳走してあげるわ。
二人:えっ!!?
創:それは悪いですよ……!
リズ:いいからいいから!あと、マスターが創君に会いたがってたし…。
創:マスター……?
***
リズ:マスター!2名様ご案内ねぇ。
創:キャバクラみたいになってますよそれ!?
曙:あはは……おじゃまします……。
渡:リズちゃん、お帰り………あ、曙君いらっしゃい~……それと、横の君は初めましてだね。
曙:ご無沙汰してます、烏丸さん。
リズ:渡さん、こっちは大家 創君。巡さんのお孫さんよぉ。
渡:あぁ、君が……!
創:えっ?えっ?
渡:初めまして、僕は烏丸 渡(からすま わたり)。ここのマスターをやってます。ちょっと体質上、サングラスなんだけど許してね。
創:お、大家 創です。えっと……祖父と知り合いで……?
渡:巡さんはね、僕の恩人なんだ。
創:恩人?
リズ:二人とも、注文何にする?
曙:僕はココアでお願いします!
創:え、と……俺はコーヒーで……。
渡:砂糖とミルクは入れるかな?
創:ミルクだけお願いします。
渡:おっけー。
創:烏丸さん……えっと、祖父の話を聞いてもいいですか?
渡:創君がいつも呼んでいる呼び方で構わないよ。やりづらいでしょう?僕のことも名前でいいから。
創:その………俺、じーちゃんとの記憶があまりなくて………どんな人かうっすらとしか覚えてないんです。引っ越して来る前も手紙でしかやり取りしなくて会ってないし……。
渡:巡さんは、おおらかというか……お人好しだよね。
曙:僕が住むところに迷っていた時も誘って下さったんです!
創:へぇ…。
リズ:私がアパートの壁破壊した時も、笑って許してくれたわねぇ……。
創:一体何故そんなことに!?
渡:僕も少しだけ住んでいたことがあるんだー、空蝉荘。
創:じ、じゃあ……あの入居条件飲んだんですか!?
渡:うん………だって、僕も似たようなものだから。
創:似たような……?それって、どういう……。
渡:はい、お待たせ。コーヒーだよー。
(創の前にコーヒーカップを置いて)
創:あ、りがとうございます…。
曙:創さん、ここのコーヒー美味しくて有名なんですよ!
創:へぇ……頂きます。……………!ほんとだ。美味いです、すごく。
(カップを手に持てば一口つけて)
渡:ふふ、ありがとう。君のお爺さんに淹れ方教わったんだよ?
創:じーちゃん……何者……?
リズ:巡さん、今何してるのかしらねぇ…。
曙:巡は世界を放浪中だよ!ってナギさんが言ってるのは聞いたことありますよ。
渡:相変わらず自由な人だなぁ……渡り鳥みたいだ。
創:渡さんは、いつじーちゃんと出会ったんですか?
渡:今から15年くらい前だよ。餓死しかけてた所を助けてもらったんだ。
創:餓死!?なんで!!?
渡:なんでだと思う?
創:えー……?お、金に困ってた…?
渡:1/3くらい正解。
創:これで……?
渡:いつか話せる時が来たら、創君にも教えてあげるね。
創:……………。
リズ:創君?どうかした?
創:いや………ますます、じーちゃんの謎が深まったけど………なんつーか、………すげー人だったのは分かった。
曙:巡さんは、空蝉荘の人は皆大好きだと思いますよ!
創:皆って、八雲もか?
リズ:今はちょっと尖ってるけど、昔はよく巡さんの部屋に遊びに行ってたみたいよ。
創:八雲が…!?
曙:八雲さん、創さんには特にキツめですよね……。
リズ:照れ隠しだったりしてねぇ?
創:ないない!多分、向こうは俺のこと嫌ってると思うし……。
渡:ふふ。
創:って、どうしたんですか渡さん。
渡:何でもないよ。あ、そうだ。さっきリズちゃんと新メニューの試食用のシフォンケーキ焼いてたんだった。よかったら、二人とも食べていかない?
曙:わぁ、いいんですか…?
リズ:あ、ちゃんと味の感想は聞かせてちょうだいね?
創:そう言うことなら、任せて下さい!
創:ん?ぼの!今帰りか?
曙:はい!創さん、今日はバイトはお休みですか?
創:そうなんだ。だから、商店街に買い物…
リズ:創くぅ~~~~ん!!!!!
(創の後ろから抱き付き)
創:うわぁっ!!!?
曙:こんにちは、リズさん!
リズ:曙君もいるのねぇ。二人ともお帰りなさい!今、帰りよね?
曙:はい!なので、これから買い物をと……。
リズ:ねね、折角だから今からうちの店来ない!?
創:店?
曙:リズさんが働いてる喫茶店ですか?
創:へー……そうだったんですか………そういや、格好が仕事の………って、仕事は!?
リズ:大丈夫よぉ、目の前だから!
創:目の前………って、ほんとに目の前だ……。
(きょろきょろと辺りを見回せば、レトロな佇まいの喫茶店があり。小さな看板には『喫茶店 とまり木』と書いてある)
リズ:良かったら、私がご馳走してあげるわ。
二人:えっ!!?
創:それは悪いですよ……!
リズ:いいからいいから!あと、マスターが創君に会いたがってたし…。
創:マスター……?
***
リズ:マスター!2名様ご案内ねぇ。
創:キャバクラみたいになってますよそれ!?
曙:あはは……おじゃまします……。
渡:リズちゃん、お帰り………あ、曙君いらっしゃい~……それと、横の君は初めましてだね。
曙:ご無沙汰してます、烏丸さん。
リズ:渡さん、こっちは大家 創君。巡さんのお孫さんよぉ。
渡:あぁ、君が……!
創:えっ?えっ?
渡:初めまして、僕は烏丸 渡(からすま わたり)。ここのマスターをやってます。ちょっと体質上、サングラスなんだけど許してね。
創:お、大家 創です。えっと……祖父と知り合いで……?
渡:巡さんはね、僕の恩人なんだ。
創:恩人?
リズ:二人とも、注文何にする?
曙:僕はココアでお願いします!
創:え、と……俺はコーヒーで……。
渡:砂糖とミルクは入れるかな?
創:ミルクだけお願いします。
渡:おっけー。
創:烏丸さん……えっと、祖父の話を聞いてもいいですか?
渡:創君がいつも呼んでいる呼び方で構わないよ。やりづらいでしょう?僕のことも名前でいいから。
創:その………俺、じーちゃんとの記憶があまりなくて………どんな人かうっすらとしか覚えてないんです。引っ越して来る前も手紙でしかやり取りしなくて会ってないし……。
渡:巡さんは、おおらかというか……お人好しだよね。
曙:僕が住むところに迷っていた時も誘って下さったんです!
創:へぇ…。
リズ:私がアパートの壁破壊した時も、笑って許してくれたわねぇ……。
創:一体何故そんなことに!?
渡:僕も少しだけ住んでいたことがあるんだー、空蝉荘。
創:じ、じゃあ……あの入居条件飲んだんですか!?
渡:うん………だって、僕も似たようなものだから。
創:似たような……?それって、どういう……。
渡:はい、お待たせ。コーヒーだよー。
(創の前にコーヒーカップを置いて)
創:あ、りがとうございます…。
曙:創さん、ここのコーヒー美味しくて有名なんですよ!
創:へぇ……頂きます。……………!ほんとだ。美味いです、すごく。
(カップを手に持てば一口つけて)
渡:ふふ、ありがとう。君のお爺さんに淹れ方教わったんだよ?
創:じーちゃん……何者……?
リズ:巡さん、今何してるのかしらねぇ…。
曙:巡は世界を放浪中だよ!ってナギさんが言ってるのは聞いたことありますよ。
渡:相変わらず自由な人だなぁ……渡り鳥みたいだ。
創:渡さんは、いつじーちゃんと出会ったんですか?
渡:今から15年くらい前だよ。餓死しかけてた所を助けてもらったんだ。
創:餓死!?なんで!!?
渡:なんでだと思う?
創:えー……?お、金に困ってた…?
渡:1/3くらい正解。
創:これで……?
渡:いつか話せる時が来たら、創君にも教えてあげるね。
創:……………。
リズ:創君?どうかした?
創:いや………ますます、じーちゃんの謎が深まったけど………なんつーか、………すげー人だったのは分かった。
曙:巡さんは、空蝉荘の人は皆大好きだと思いますよ!
創:皆って、八雲もか?
リズ:今はちょっと尖ってるけど、昔はよく巡さんの部屋に遊びに行ってたみたいよ。
創:八雲が…!?
曙:八雲さん、創さんには特にキツめですよね……。
リズ:照れ隠しだったりしてねぇ?
創:ないない!多分、向こうは俺のこと嫌ってると思うし……。
渡:ふふ。
創:って、どうしたんですか渡さん。
渡:何でもないよ。あ、そうだ。さっきリズちゃんと新メニューの試食用のシフォンケーキ焼いてたんだった。よかったら、二人とも食べていかない?
曙:わぁ、いいんですか…?
リズ:あ、ちゃんと味の感想は聞かせてちょうだいね?
創:そう言うことなら、任せて下さい!