日々
同じ言葉~後編~
2023/06/26 22:52八雲:!!?馬鹿、お前……っ!
創:……………っ、………うわ、……ナギさんの言ってた通りだ………っとに、痺れるな、コレ………。
(髪の束を掴みながら顔をしかめ)
八雲:ったりまえだろ!毒だぞ!?分かってるならさっさと離……
創:あのさ、八雲。………んなこと言ったって、俺は心配なんだ………住人がこんな姿で帰ってきて、放っておいてくれなんて………出来ない……。
八雲:そんなの……お前の都合だろうが……。
創:確かに……俺の都合だよ。今までだって、………余計なお節介だって、何回も……何十回も言われたことある………。けど……っ、そんなの関係無い……!大家が………住人の心配しちゃいけないなんてルール、無いだろ……?いいから大人しく世話焼かせろよ、八雲……。
八雲:!!
──いいから、大人しく世話焼かれてろ……八雲──
八雲:…………ちっ……っとに、揃いも揃ってめんどくせ……。
創:あっ、………ちょ、もう無理……。
(ぐらりと身体が大きく揺れ、八雲の方に倒れ込み)
八雲:!!?
ガチャっ
曙:あ、あの………だいじょ……!!?
(様子が気になり玄関から覗き込むように顔を出し、そのまま固まり)
ナギ:ちょっとちょっと、君等なに騒いで……………あ。
(騒ぎを聞きつけたらしく、外階段から降りてきて現場を見て一旦停止して)
八雲:……………んだよ、見せ物じゃねぇぞ……。
(自分の方に倒れ込んできた創を退ける気力が残っておらず、地面に寝そべるようになっており)
ナギ:いやー………邪魔しちゃったかな☆
八雲:おい………クソナギ………笑えねぇ冗談止めろ、………殺すぞ……。
曙:あわわ……。
ナギ:おー、こっわ。……ってか、創クンどしたの?
八雲:…………この馬鹿、俺の髪触りやがった……。
ナギ:はぁ!!?!
八雲:だから、さっさと連れて…………。
(ここまで口にした所で意識を失い)
ナギ:ちょ、……八雲!?おーい!!?
曙:あわわわ……だ、誰か呼びますか……!?
ナギ:リズが今日、休みって言ってたから呼んできて!
曙:わ、分かりました!
***
創:……………っ、………あれ………ここ……。
(ぼんやり目を開けながら周囲を見て。そこは自分の部屋の天井で)
ナギ:あ、起きた。おはよー創クン。
創:…………?何でナギさんが俺の部屋に………。
(むくりと起き上がりつつ、状況が把握できていないため首を傾げていて)
ナギ:創クン、ちょっと寄って。
(ちょいちょいと手招きをし)
創:ん?何です……………ってぇ!!?
(布団から這い出て寄ろうとすれば、額に思い切りデコピンされ)
ナギ:僕言ったよねー!?八雲の髪は普通の人間には猛毒だから、くれぐれも気を付けてねー、って!!言ったよね!!?
創:…………言ってましたね……。
(バツが悪そうに視線を逸らし)
ナギ:ボクとか他の皆が居たからなんとかなったものの……。
創:俺、どのくらい悪かったんですか……?
ナギ:創クンが気を失ってから、三日経ってるよ。
創:三日!!?
ナギ:あとちょっと長い間、髪握ってたらまずかったねー。
創:うぐっ………マジですんません……皆にお礼言わないと………あっ、そうだ八雲!八雲は大丈夫なのか!?
ナギ:八雲もまあ、雨にあたりすぎて一日は熱出して寝込んでたけど、もう復活してるよー。
創:そっか………なら良かった……。あ、でも怪我してたよな……?
ナギ:それもそこまで深くなかったから、大丈夫大丈夫☆
八雲:…………おい。
創:うわっ!?や、八雲!!?お前、もうだいじょ………へぶっ!!?
(襖から突然現れた八雲に驚き。様子を伺おうとするも、顔面に向けて何か投げられ(※真似しないで下さい))
八雲:……………………。
(そのまま背を向け部屋を去るようで)
創:………てか、八雲いつ来たんだ……?
ナギ:ちょいちょい様子見に来てたよー。勝手に入れたのはボクだけどね。
創:えっ…………八雲が………?
ナギ:一応、心配してくれてたんじゃなーい?ほら、それも。
創:………それ?……これか、えーっと……。
(先程投げられた丸められた紙を広げて。どうやら手紙らしく)
ナギ:何々?ラブレター?
創:んな訳無いでしょ……えっと、『資料、ポストに入れてある』……?何の……?
ナギ:創クン、八雲と学部同じじゃなかった?
創:そうですけど……いっつも大学では無視されてるから………あっ……。
ナギ:取っといてくれたみたいだねぇ……ふーん?……ふーん??
創:な、何ですかナギさん……気持ち悪いな……。
ナギ:いーや?眩しいね、青春だねー☆
創:ちょっと、そんなんじゃ無いですって……!そもそも友達認定すらされてないし………第一、八雲は男だし……。
ナギ:…………………は?
創:えっ?
ナギ:うわー……………創クン、それマジで言ってる?
創:えっ……何が………?
ナギ:八雲は女の子。レディだよ、レ・デ・ィ!
創:は…………はぁぁああああああ!!!!??!
ナギ:まぁ、確かに背も高いし声も低いし胸もまぁ……あれだけども、……骨格とか体つきからして女だよ。創クン、本気で気付いてなかったの?見る目無いねー!
創:うぐっ…………止めて下さい、自己嫌悪が………凄い……。
創:……………っ、………うわ、……ナギさんの言ってた通りだ………っとに、痺れるな、コレ………。
(髪の束を掴みながら顔をしかめ)
八雲:ったりまえだろ!毒だぞ!?分かってるならさっさと離……
創:あのさ、八雲。………んなこと言ったって、俺は心配なんだ………住人がこんな姿で帰ってきて、放っておいてくれなんて………出来ない……。
八雲:そんなの……お前の都合だろうが……。
創:確かに……俺の都合だよ。今までだって、………余計なお節介だって、何回も……何十回も言われたことある………。けど……っ、そんなの関係無い……!大家が………住人の心配しちゃいけないなんてルール、無いだろ……?いいから大人しく世話焼かせろよ、八雲……。
八雲:!!
──いいから、大人しく世話焼かれてろ……八雲──
八雲:…………ちっ……っとに、揃いも揃ってめんどくせ……。
創:あっ、………ちょ、もう無理……。
(ぐらりと身体が大きく揺れ、八雲の方に倒れ込み)
八雲:!!?
ガチャっ
曙:あ、あの………だいじょ……!!?
(様子が気になり玄関から覗き込むように顔を出し、そのまま固まり)
ナギ:ちょっとちょっと、君等なに騒いで……………あ。
(騒ぎを聞きつけたらしく、外階段から降りてきて現場を見て一旦停止して)
八雲:……………んだよ、見せ物じゃねぇぞ……。
(自分の方に倒れ込んできた創を退ける気力が残っておらず、地面に寝そべるようになっており)
ナギ:いやー………邪魔しちゃったかな☆
八雲:おい………クソナギ………笑えねぇ冗談止めろ、………殺すぞ……。
曙:あわわ……。
ナギ:おー、こっわ。……ってか、創クンどしたの?
八雲:…………この馬鹿、俺の髪触りやがった……。
ナギ:はぁ!!?!
八雲:だから、さっさと連れて…………。
(ここまで口にした所で意識を失い)
ナギ:ちょ、……八雲!?おーい!!?
曙:あわわわ……だ、誰か呼びますか……!?
ナギ:リズが今日、休みって言ってたから呼んできて!
曙:わ、分かりました!
***
創:……………っ、………あれ………ここ……。
(ぼんやり目を開けながら周囲を見て。そこは自分の部屋の天井で)
ナギ:あ、起きた。おはよー創クン。
創:…………?何でナギさんが俺の部屋に………。
(むくりと起き上がりつつ、状況が把握できていないため首を傾げていて)
ナギ:創クン、ちょっと寄って。
(ちょいちょいと手招きをし)
創:ん?何です……………ってぇ!!?
(布団から這い出て寄ろうとすれば、額に思い切りデコピンされ)
ナギ:僕言ったよねー!?八雲の髪は普通の人間には猛毒だから、くれぐれも気を付けてねー、って!!言ったよね!!?
創:…………言ってましたね……。
(バツが悪そうに視線を逸らし)
ナギ:ボクとか他の皆が居たからなんとかなったものの……。
創:俺、どのくらい悪かったんですか……?
ナギ:創クンが気を失ってから、三日経ってるよ。
創:三日!!?
ナギ:あとちょっと長い間、髪握ってたらまずかったねー。
創:うぐっ………マジですんません……皆にお礼言わないと………あっ、そうだ八雲!八雲は大丈夫なのか!?
ナギ:八雲もまあ、雨にあたりすぎて一日は熱出して寝込んでたけど、もう復活してるよー。
創:そっか………なら良かった……。あ、でも怪我してたよな……?
ナギ:それもそこまで深くなかったから、大丈夫大丈夫☆
八雲:…………おい。
創:うわっ!?や、八雲!!?お前、もうだいじょ………へぶっ!!?
(襖から突然現れた八雲に驚き。様子を伺おうとするも、顔面に向けて何か投げられ(※真似しないで下さい))
八雲:……………………。
(そのまま背を向け部屋を去るようで)
創:………てか、八雲いつ来たんだ……?
ナギ:ちょいちょい様子見に来てたよー。勝手に入れたのはボクだけどね。
創:えっ…………八雲が………?
ナギ:一応、心配してくれてたんじゃなーい?ほら、それも。
創:………それ?……これか、えーっと……。
(先程投げられた丸められた紙を広げて。どうやら手紙らしく)
ナギ:何々?ラブレター?
創:んな訳無いでしょ……えっと、『資料、ポストに入れてある』……?何の……?
ナギ:創クン、八雲と学部同じじゃなかった?
創:そうですけど……いっつも大学では無視されてるから………あっ……。
ナギ:取っといてくれたみたいだねぇ……ふーん?……ふーん??
創:な、何ですかナギさん……気持ち悪いな……。
ナギ:いーや?眩しいね、青春だねー☆
創:ちょっと、そんなんじゃ無いですって……!そもそも友達認定すらされてないし………第一、八雲は男だし……。
ナギ:…………………は?
創:えっ?
ナギ:うわー……………創クン、それマジで言ってる?
創:えっ……何が………?
ナギ:八雲は女の子。レディだよ、レ・デ・ィ!
創:は…………はぁぁああああああ!!!!??!
ナギ:まぁ、確かに背も高いし声も低いし胸もまぁ……あれだけども、……骨格とか体つきからして女だよ。創クン、本気で気付いてなかったの?見る目無いねー!
創:うぐっ…………止めて下さい、自己嫌悪が………凄い……。