Everyday

※この後連写した

2023/03/29 21:32
陽依:ウルラさん、ありがとう!買い物付き合ってくれて……荷物私も持とうか?

ウルラ:あー?別に、バアサンのつかいのついでだからいいんだよ。あと、これ重いから却下。

陽依:えへへー。ウルラさんってさ、親戚のお兄ちゃんみたいだよね!

ウルラ:似たようなもんだろ。

陽依:確かに!そういや、ウルラさんってなんでおばあちゃんのとこで働いてるの?

ウルラ:それは………あ。

陽依:ん?

ゼフ:おや、お揃いで……。

陽依:ぜ、ぜぜぜっ、ゼファー伯爵っ……!!!

ゼフ:こんにちは、陽依さんにウルラさん。お買い物ですか?

陽依:そうなんです!ゼファー伯爵もですか?

ゼフ:まぁ、そんなところです。日用品と熱帯魚の餌とか、色々。

陽依:もしかして、お休みですか…!?

ゼフ:あぁ、いえ。今は休憩時間でして……。

陽依:そうですか……。

ウルラ:んだよ、ひよ。こいつとどっか行きたかったのか?

陽依:えっ!?

ゼフ:そうなんですか?

陽依:そそそんな、お、烏滸がましいよ……!!私なんかが……!!

ウルラ:年の割に難しい単語知ってんな……。

ゼフ:なんだかすみません、陽依さん……。あ、そうだ……。
(持っている買い物袋の中を探り)


陽依:?

ゼフ:これ、いつもフェリシアと仲良くして下さってるお礼にと買ったんです……フェリシアに託そうと思っていたんですが、折角本人に会えましたしね。
(綺麗にラッピングされた花型のクッキーが数枚入った袋を差し出し)


陽依:わぁ…!可愛い!いいんですか?

ゼフ:勿論です。あの子は少し溜め込み気味なので、良かったら気に掛けてやっていただけると…。

陽依:は、はい!だって、フェリちゃんはお友達ですから…!クッキー、家宝にします!

ゼフ:あはは、お気持ちは嬉しいですが傷んでしまってはいけないので、早めに召し上がって下さい。……では、俺はこの辺りで。ウルラさんも、失礼しますね。

ウルラ:おー。ストレス溜めんなよー。

ゼフ:それは………お互い様、ですよね?ウルラさん。……では。
(一瞬だけ皮肉めいた笑みを浮かべるも直ぐに元の笑顔になり。会釈をすれば、二人の横を通りすぎて)


陽依:…………?どういうこと?

ウルラ:ひよは気にしなくていい。

陽依:そっか……、あ!それより、ウルラさん!

ウルラ:あ?

陽依:クッキー永久保存する方法とか…。

ウルラ:ねぇわ!!食えっつってたんだから、食えばいいだろ?

陽依:だってーーーーー!!(実質)推しからのクッキーなんて、勿体ないじゃん……!!食べたらなくなっちゃうんだよ!?

ウルラ:はぁ……ったく、先に写真撮っときゃいいだろ。

陽依:あっ……そっか!ウルラさん、頭いいね!そうするよ!

ウルラ:そりゃ、ようござんした。ほら、さっさと帰るぞ。遅くなるとバアサンが五月蝿い。

陽依:はーい!えへへ……。

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