Everyday
ひな祭りですよ
2023/03/03 23:13───昼ヶ崎、とある路地裏の一角───
陽依:わーー!おばあちゃん!これ、どうしたの?
(部屋の一角に七段もある雛人形が飾られており。視界に入るなり近寄って)
依子:ふふ。今日はひな祭りだからねぇ………ひよちゃんの為に出したんだよ。
ウルラ:出して飾ったの全部俺だけどな……。
依子:あら、ウルちゃん。
陽依:おかえりなさい!ウルラさん!
依子:例のもの、買ってきてくれたのかしら?
ウルラ:おらよ。
依子:そう、これよぉ!連続昼ドラ『団地の踊り場から』公式ガイドブックーー!これであの、泥沼関係図を再確認できる……ウルちゃん、でかしたわぁ!!
ウルラ:ひな祭りになんて話してんだこのバアサン……。
陽依:ふふっ。おばあちゃん、ほんとに昼ドラ好きだね!
ウルラ:全然微笑ましくねぇ………ひよ。お前、今暇か?ちらし寿司の準備すっから手伝ってくれや。
陽依:今日、ちらし寿司?やったあ!
依子:ちゃんと手巻き用の海苔も買ってきてくれた?
ウルラ:去年、それで散々ごねたのどこのバアサンだよ!!言われなくても買ってきてるわ。
依子:さすがウルちゃん、スーパー賢いわねぇ。
依澄:ただいまー。
陽依:あ!お兄ちゃん!お帰りー!
依澄:うわっ!?なんだこれ?!
(突然視界に入ってきた雛人形に驚き)
依子:ひよちゃん用に出したのよ。
依澄:あー……でも、これ今日が終わったら早く片付けないと……。
陽依:なんで?
ウルラ:婚期が遅れるっつーわな。
依子:あくまで言われてるだけだけどねぇ。
陽依:それは困る!だって、私早く結婚したいもん!
ウルラ:ひよはまだ関係ねーだろ……。
依澄:そうだよ、また中学生だし……。
陽依:むー!お兄ちゃんもウルラさんもひどい!私だって、気になる人の一人や二人いるんだから!
依澄:えっ!?
ウルラ:二人はまずくね?
依澄:だ、誰……。
陽依:ゼファー伯爵!!
ウルラ:それ、ひよが好きなゲームのキャラじゃねーか。二次元はノーカンだろ。
陽依:違うの、ウルラさん!この間、学校帰りにストーカーに遭ったときに……。
ウルラ:さらっと重要情報出したなおい!?
依澄:ストーカーって、大丈夫だったのか…!?
陽依:大丈夫だったよ!それでね、走って逃げようって思ってたら、近くを通りがかったお巡りさんが助けてくれたの!そのお巡りさんが、すっっっごいゼファー伯爵なの!!
依澄:それって、もしかして風嵐さんのことか?
陽依:そうとも言う!髪型と黒子の位置が奇跡のマッチングなの!名前もちょっと似てるし、これもう運命だよね……!!
ウルラ:でも、あいつすっげー腹黒いけどいいのか?
陽依:ウルラさん、ゼファー伯爵と知り合いなの!?
ウルラ:その呼び方紛らわしいわ!!
依子:いいじゃないの。恋愛は個人の自由ですからねー。
陽依:ねー!
ウルラ:はぁ………。
依澄:でも、あんまり風嵐さんに迷惑にならないようにな。仕事してるんだから……。
陽依:分かってるよ!お兄ちゃんこそ、そういう人いないの?
依澄:えっ!?………そ、れは………。
依子:あらあらあら、これは……。
ウルラ:いるな。
陽依:えーー!だれーーー??
依澄:わーーっ!この話もう終わり!!ほら、早くしないと夜になっちゃうよ!!
ウルラ:そろそろ準備すっか。
陽依:はーい!
依子:ウルちゃん、お酒も用意しておいてねぇ。
ウルラ:注文多いな!!!
陽依:わーー!おばあちゃん!これ、どうしたの?
(部屋の一角に七段もある雛人形が飾られており。視界に入るなり近寄って)
依子:ふふ。今日はひな祭りだからねぇ………ひよちゃんの為に出したんだよ。
ウルラ:出して飾ったの全部俺だけどな……。
依子:あら、ウルちゃん。
陽依:おかえりなさい!ウルラさん!
依子:例のもの、買ってきてくれたのかしら?
ウルラ:おらよ。
依子:そう、これよぉ!連続昼ドラ『団地の踊り場から』公式ガイドブックーー!これであの、泥沼関係図を再確認できる……ウルちゃん、でかしたわぁ!!
ウルラ:ひな祭りになんて話してんだこのバアサン……。
陽依:ふふっ。おばあちゃん、ほんとに昼ドラ好きだね!
ウルラ:全然微笑ましくねぇ………ひよ。お前、今暇か?ちらし寿司の準備すっから手伝ってくれや。
陽依:今日、ちらし寿司?やったあ!
依子:ちゃんと手巻き用の海苔も買ってきてくれた?
ウルラ:去年、それで散々ごねたのどこのバアサンだよ!!言われなくても買ってきてるわ。
依子:さすがウルちゃん、スーパー賢いわねぇ。
依澄:ただいまー。
陽依:あ!お兄ちゃん!お帰りー!
依澄:うわっ!?なんだこれ?!
(突然視界に入ってきた雛人形に驚き)
依子:ひよちゃん用に出したのよ。
依澄:あー……でも、これ今日が終わったら早く片付けないと……。
陽依:なんで?
ウルラ:婚期が遅れるっつーわな。
依子:あくまで言われてるだけだけどねぇ。
陽依:それは困る!だって、私早く結婚したいもん!
ウルラ:ひよはまだ関係ねーだろ……。
依澄:そうだよ、また中学生だし……。
陽依:むー!お兄ちゃんもウルラさんもひどい!私だって、気になる人の一人や二人いるんだから!
依澄:えっ!?
ウルラ:二人はまずくね?
依澄:だ、誰……。
陽依:ゼファー伯爵!!
ウルラ:それ、ひよが好きなゲームのキャラじゃねーか。二次元はノーカンだろ。
陽依:違うの、ウルラさん!この間、学校帰りにストーカーに遭ったときに……。
ウルラ:さらっと重要情報出したなおい!?
依澄:ストーカーって、大丈夫だったのか…!?
陽依:大丈夫だったよ!それでね、走って逃げようって思ってたら、近くを通りがかったお巡りさんが助けてくれたの!そのお巡りさんが、すっっっごいゼファー伯爵なの!!
依澄:それって、もしかして風嵐さんのことか?
陽依:そうとも言う!髪型と黒子の位置が奇跡のマッチングなの!名前もちょっと似てるし、これもう運命だよね……!!
ウルラ:でも、あいつすっげー腹黒いけどいいのか?
陽依:ウルラさん、ゼファー伯爵と知り合いなの!?
ウルラ:その呼び方紛らわしいわ!!
依子:いいじゃないの。恋愛は個人の自由ですからねー。
陽依:ねー!
ウルラ:はぁ………。
依澄:でも、あんまり風嵐さんに迷惑にならないようにな。仕事してるんだから……。
陽依:分かってるよ!お兄ちゃんこそ、そういう人いないの?
依澄:えっ!?………そ、れは………。
依子:あらあらあら、これは……。
ウルラ:いるな。
陽依:えーー!だれーーー??
依澄:わーーっ!この話もう終わり!!ほら、早くしないと夜になっちゃうよ!!
ウルラ:そろそろ準備すっか。
陽依:はーい!
依子:ウルちゃん、お酒も用意しておいてねぇ。
ウルラ:注文多いな!!!