日常

相談

2025/06/18 20:52
───妖ノ山、山頂付近───



ガキィィィイイイン!!!



烈火:い"っ……!!
(戦斧ごと宙を舞いそのまま地面に落ちて)


琥珀:これで私の百勝目…………そろそろ降参してはどうですか?
(手を汚れをぱんぱんと払いつつ地面に転がる烈火を見下ろして)


烈火:う………うっさいわい!!今日は調子が悪いだけや!!

琥珀:寝転がっていて丁度いいですし、烈火。一度そこに座りなさいな。

烈火:はぁ?ワイはまだやれ…

琥珀:早く座りなさい???

烈火:……………チッ、なんやねん……。
(圧を感じ渋々起き上がって胡座をかき)


琥珀:貴男が負けるのも当然です。全然集中出来ていませんもの。

烈火:……しとるわい。

琥珀:聞きましたよ、黄名子に良い人ができたと。それが原因で貴男と黄名子が揉めたとも。

烈火:…………どっから聞いたねん……。

琥珀:風の噂ですよ。

烈火:…………………………。

琥珀:まぁ、貴男が素直になれない性格なのは周囲……特に獄鬼の皆は承知の事です。ですが、烈火。貴男、黄名子が獄鬼を出ていきたいと言ったのですか?

烈火:……………………………。

琥珀:回りくどいことをするから、貴男の真意が伝わらないのですよ。思っていても、口にしなければ伝わりません。常磐のように相手の心が読めるわけでは無いのですから。

烈火:…………………には……。

琥珀:ん?

烈火:…………あいつは……ちっさい頃からずっとワイに付き合わせてるから、もうええんや。只でさえ相手は別の世界のやつなんやぞ……。ワイ等が引き留める訳にはいかへんやろがい……。

琥珀:………………ふふっ。

烈火:…………何が可笑しいねん。

琥珀:本当に丸くなりましたねぇ、烈火……。貴男の成長は認めます。ですが、それを言うべき相手は私ではないでしょう?

烈火:………………………。

琥珀:思っていることを伝えるのは、時に勇気がいりますよね。自分が伝えなければ、相手が知り得ることは永遠に来ない。かつて私も、伝えなかったことで後悔した事があります。

烈火:なんやジジイ……お前には浮いた話はあらへんと思うてたけどな……。

琥珀:もうずっと昔…………若い頃の話ですよ。

烈火:………………けっ。
(立ち上がり、その辺りに転がっていた戦斧を手に取って)


琥珀:おや、帰るのですか?

烈火:…………柳婆の所へ行く。

琥珀:ああ、成る程…………まぁ、頑張りなさい。いい方に向かうように祈ってますよ。

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