日常

こっちも開催中

2025/06/16 22:49
───妖怪ノ里・鳴巳宅───



雀:はぁ~~~~~?!!!ちょっ……それどういうことなのよ、藍ちゃん!!!

藍丸:意味分からないでしょ~?

蝋:むぐむぐ……。
(沢山積んである和菓子から饅頭を手に取り頬張っていて)


鳴巳:あ、あのぉ……何の話ですか……?
(土間の方からひょっこりと顔を覗かせて)


雀:鳴巳ちゃん!どうもこうもないわ、あのお馬鹿!!

鳴巳:あの……?

藍丸:れっちゃんがね、きなちゃんが紹介したい人がいるんだーって話したらいきなり「荷物をまとめて出ていけ」って……。

鳴巳:き、急ですね……!

雀:んもう!どうして烈火ちゃんは素直におめでとうが言えないのかしら……。

藍丸:れっちゃん、昔からそういうところあるよー。

鳴巳:烈火さんと黄名子さんは、付き合いが長いんですか……?

藍丸:幼馴染みなんだよー。

雀:あら、いいわねぇ。そこからLOVEにはならなかったのね。

藍丸:きなちゃんいわく、「烈火はおっきい弟だからないよぉ」って言ってたよ!

鳴巳:お、弟ですか……。

雀:もしかして、姉にいい人が出来て複雑な弟の心境なのかしら……。

鳴巳:だとしても、「出ていけ」は……少々言いすぎのような、気もしますが……。

蝋:……………………。
(鳴巳の言葉を聞き、どら焼きを取って口に運ぼうとしていた手を止め)


鳴巳:………?

藍丸:どうしたの?蝋お兄さん…。

蝋:蝋、黄名子、幸せなって、ほしい……でも……烈火も、幸せ、なって、ほしい……。

藍丸:蝋お兄さん………大丈夫!きなちゃんも戻ってきてくれるし、れっちゃんだって分かってくれるよ!だから落ち込まないで?

雀:(あ、落ち込んでいたのねやっぱり………。)

鳴巳:(顔は無表情だったので、少し分かりづらかったですね……。)

雀:それで?肝心の烈火ちゃんは何処に行ったの?

藍丸:今朝言い合いして出ていったっきり、帰ってきてないんだよー。

雀:ふぅん……ま、考える時間も必要でしょうし、もう少し置いときましょ。姉弟のように育ったとはいえ、お互いいい大人ですもの。

鳴巳:そうですね……。

藍丸:じゃあ、ボク達は帰ろっか!蝋お兄さん!

蝋:………………!

雀:あら、心なしか蝋ちゃん悲しそうに見えるけど……。

蝋:…………………。
(藍丸と手元のどら焼き、まだ食べれていない和菓子をきょろきょろと見て)


藍丸:あっ、お菓子食べてる途中だったね…!

鳴巳:よ、良かったら……持って帰られますか……?ぼく、包みますから……。

蝋:………!いいの?あり、がとう……鳴巳。
(聞くなり嬉しそうに顔を綻ばせて)


鳴巳:い、いえ……そんな………!

雀:ふふ、可愛いわねぇ蝋ちゃんは~。烈火ちゃんもこれくらい素直だといいのだけれど……一体何処で何をしてるのかしらねぇ……。
(蝋の頭を撫でつつ)

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