日常

ぎゅうぎゅうです

2023/12/03 23:49
───翌日、琥珀宅───



雪白:そういうわけで、クロさまを氷づけにするために、みんな協力してください!!

千草:昨日の今日でどうしてそうなった!!?

小豆:ゆきちゃーーんっ!!すっごく心配したですよーーう!!
(雪白を引き寄せてぎゅっと抱きしめて)


雪白:わっ!ごめんねぇ、あずきちゃん……わたしもう泣かないよ!!

小豆:健気が過ぎるのです~~!!分かったですよ、ゆきちゃん。一緒にクロさんを氷漬けにするのです!!

雪白:おーーー!!

千草:そこだけ聞いてると殺害予告みたいだな……。

茜:……それは置いといて、………なんで昨日より増えてるの……。

松葉:ふはははは!!魔王が手下を導くのは当然の事だ!!

椎名:乗りかった船だし、黒の安否も気になったから……。

蘇芳:みなさ~ん、お茶淹れたっすよ!お茶菓子もあるっす!

茜:はぁ………もういいや。狸ジジイ、お茶菓子頂戴。

蘇芳:何個いるっすk

茜:20。

蘇芳:了解っす!

千草:お前……少し遠慮しろよ……。

茜:は?病み上がりはお腹空くんだよ。いいでしょ。

琥珀:………おや、今日は随分賑やかですね。

椎名:ごめんね、琥珀……大人数で押し掛けて……。

琥珀:私は別に構いませんよ。

千草:とりあえず、これからどうするんだ?

小豆:やっぱりまずは、クロさんが居なくなった一因を知るべきだと思うのですよ。ねっ?あーくん?

茜:…………だと思った。

蘇芳:でも、黒喰さんの過去を視ようにも本人が居ないっすよ?

椎名:確か、茜君が対象者に触れておく必要があったよね…?

茜:それは大丈夫だと思う。

松葉:何故だ?

茜:一度視た過去は覚えてる……し、他の人に視せれるから。

千草:そんなこと可能なのか?

琥珀:日々の修行の成果ですよ。

松葉:やるではないか!茜よ!
(わしゃわしゃと頭を撫でつつ)


茜:ちょっ……!?やめてよ!!

小豆:じゃあ、これでクロさんの過去は問題ないですね!

茜:問題ないけど……聞いたあとに、今まで同じようにいられる?

椎名:えっ?

蘇芳:どういう意味っすか?

茜:あんたに言ってるんだよ、チビっ子。

雪白:…………わたし?

琥珀:それは内容によりますね……今の時点で黒喰の過去を知っているのは本人と茜だけですもの。

雪白:…………………。

茜:別に脅しで言ってるんじゃない。話を聞いてもなお………黒喰を探す、って言える?

雪白:……………いえるよ。だから、おしえて。クロさまのこと。

茜:…………分かった。とりあえず、昨日あいつが来た経緯までは俺が話す。あいつが来たのは、あんた達が来るより一刻前くらいだったかな……。

コメント

コメントを受け付けていません。