日常

カップルに優しいことで定評のある店

2023/03/27 22:58
───妖怪ノ里、望月───



小豆:あーくんとそらちゃんは本当によく食べるですねぇ……。

茜:ん?
(積み重なった空の器に更に重ねようとしており)


千草:一体何処にその量がいってるんだ…?

空乃:空乃………お腹、いっぱい……食べたい……。

茜:そうそう。一人前とか秒でなくなるし。

小豆:あ、そらちゃん。ほっぺにクリーム付いてるです!とってあげるです♪
(頬に付いたクリームをティッシュで拭いつつ)


空乃:んむ……小豆、ありがと……。

小豆:はわーん……いいんですよう!そらちゃんはきゃわいいですからね!いつでもお安いご用なのです♪

千草:そういや、あいつ呼ばなくて良かったのか?

空乃:…………?あいつ……?

千草:ほら、獄鬼の……。

小豆:あー、赤鬼さんですね!

茜:あの馬鹿は甘いもの苦手だから来ないよ。

千草:そうなのか?

茜:そもそも、彼女とこういうとこ来なそうだし。

空乃:むー……空乃、本当は一緒に来たい……。

紅:ふふ、空乃のお願いだったら長様も聞いてくれるんじゃないかしら?はい、茜。追加のパフェ。
(途中から聞いていたようで話に入りつつ、持ってきたパフェの容器を机に置いて)


茜:ん、ありがと。

紅:まぁでもそうね……ここに一緒に来るなら、店主様と雀様が黙ってないとは思うわね。

千草:あの二人、そういうの突っ込みたがりそうだしな……。

雀:やぁだ、人聞き悪いわねぇ。

千草:うっわ!!?

小豆:あ!すーちゃん、起きてたですね!

雀:恋バナの気配を察知して飛んできたのよ。

千草:怖……。

雀:烈火ちゃん連れてくるなら貸しきりにしてあげるわよ!

空乃:ほんと……?

茜:それ、雀の独断で決めれるの?

雀:朔ちゃんは女の子の頼みは断らないから大丈夫よ!それに、鳴巳ちゃんだって、何も甘いのしか作れない訳じゃないし!

紅:確かに、そうですわね。

小豆:はわーん………そらちゃんと赤鬼さんのランデブー……あずも拝みたかったです!

千草:見る気だったのかよ!?

雀:大丈夫よ、アタシがしっかり見張っとくわ。

空乃:じゃあ、烈火に話してみる………!

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