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2021/02/17にコメントを下さったまと様へ2021021809:35

この度はhello solitary hand 「DEAE APPLE」及び「国木田独歩の憂鬱」をお読み頂き、誠に有難う御座います。

新作もお楽しみ頂けた様で安心致しました。そして、またコメントを頂けて嬉しい限りです。

劇場版のDEAE APPLEは作者も特に大好きなお話だったので、連載前から本作の構想はある程度完成していました。が、正直魔人さんが此処までヤベェ奴になった事に、作者自身も驚いて居ます。彼はどうしても背筋がゾッとする様な描写が増えてしまう為、読み返した時に「ひぇ…」と作者の方も戦慄して居ます。本作の菫ちゃん自身を推し、幸せを願って下さる読者の皆様が増える中大変申し訳ありませんが、此処からの展開は更に苦境に入る予定ですので、書き上がりました際はご容赦とお覚悟をお願い致します。

また安吾さんに着目して頂けた事はとても嬉しいです。彼は確かに主人公に会ったのはたった一回でしたが、今の太宰が主人公を寄る辺にしている事は知っていますし、嘗て織田作が彼等のやり取りを見て微笑んでいた事も覚えています。そしてその後も、仕事上太宰の動向と共に彼女の事もある程度把握していました。また、最近は栄養ドリンクの差し入れや無花果パイのお裾分けや、番外編でも間接的に絡んでいた為、実際に会わずともそれなりに気には留めていたりします。主人公としても、安吾さんは太宰と織田作の旧友であり心強い協力者だと思っているので、今後も友好的に接していくと思います。

ラストの例えは私も気に入って居ます。今回も、ラストには劇場版主題歌の「僕ら」がイントロから嵌る様に書き上げましたので、試しに脳内再生してみて頂けると嬉しいです。

そして国木田独歩憂鬱に就いてですが、此方も結構前から粗方の構想は出来ていたので、漸く形に出来てスッキリしました。太宰としても其処まで踏み入った話をする心算は元々無かったのですが、いかんせん最初にちょっとだけ本音をポロリしてしまった所為で、其処からズルズルと国木田君に相談を持ちかける様になってしまった感じです。太宰が主人公を避けていた一年間、主人公は乱歩さんを始め探偵社メンバーが各々フォローを入れていましたが、あの面倒臭い男子高校生のノリでもんどり打つ太宰のフォローは国木田君一人で捌いていました。国木田君本当にお疲れ様です。

他にも思って下さっている事があるようで、大変嬉しく思います。頂けるお言葉は何時でも大歓迎です。また感想を送って下さるのを心より楽しみにして居ます。では大変長くなりましたが、今後とも本作品をどうぞ宜しくお願い致します。