この度はhello solitary hand番外編「羊の夢」をご拝読頂き誠に有難う御座います。


お気に召して頂けた様で嬉しくも安心致しました。正直今回の作品は筆が乗りに乗った上に、作者自身が早く公開したくてたまらなかった為、他の作品よりやや荒削りな作品となってしまいました。ただ、本作品で描きたかったものは全て詰め込めたと云う自負はあります。

正直、中也は許容された時点で主人公にとって唯一の「望みを掛けて良い相手」であり、またミミックの館へ向かう途中の電話で既に主人公に恋愛感情を自覚されているので、仮に中也ルートに進んでいた場合、本編程拗れずにゴールインしてました。読者の皆さんの悉くから「いい男」と呼ばれる本作の中也に唯一落ち度があったとすれば、それは自分の欲より主人公を優先してしまった事です。本編で紅葉の姐さんが云っていた通り、もし先に中也が主人公に思いの丈を伝えていれば、本作は黒の時代編でパッピーエンドを迎えていたでしょう。だからそこ今回はifルートでは、「主人公より自分の欲を優先した中原中也」を描きました。そして、主人公としても中也に何か望まれると云う事は幸福以外の何ものでも無い為、はっきり云って中也の心配している事は全て杞憂でしかなかったりします。

実は三社鼎立編のラストは割と断腸の思いで書ききった為、今回この様な機会を与えて頂き、深く感謝しております。そして、本作の主人公を推して頂けてとても嬉しいです。残念ながら本編では主人公と中也はパッピーエンドとはいきませんでしたが、これからはまた別の関係性を構築していきますので、今後とも見守って頂ければ幸いです。また作者は感想を頂ければその分喜びますので、また何かございましたらコメントを下さいますと嬉しいです。

では、長くなりましたが、今後とも本作品をどうぞ宜しくお願い致します。