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2021/01/24にコメントを下さった方へ2021012416:19

この度はhello solitary hand番外編「Sugarless prescription」をご拝読頂き、また何時も感想をお送り頂き本当に有難う御座います。

「ヘンゼルとグレーテルの日記帳」のオマージュ元である江戸川乱歩の「日記帳」も呼んで頂けて大変嬉しいです。余談ですが文ストに登場するキャラクターの元となった文豪の中で、江戸川乱歩の作品が一番好きで最後にどんでん返しを付ける物語の構成など参考にさせて頂いております。勿論、文ストの乱歩さんも大好きです。

そして今回の「Sugarless prescription」でも、唯一太宰の策略に気付いていたのが乱歩さんだったりします。「甘々なお話」と云うリクエストを受けて正直今迄で最難易度になるぞと覚悟しました。抑々そう簡単に甘々ラブラブ出来る二人なら四年も拗れませんので笑。結果「本音しか喋れない状況を作る」と云う結論に至り、今回のお話が出来上がりました。書いている最中も、「これ大丈夫かな?甘くなってるかな?太宰ヤンデレ過ぎんかな?」と度々心配になりましたが、甘いと感じて頂けた方が居てホッとしました。確かに今回はスーツ取り違い事件や催春剤事件の様に主人公に被害はありませんでしたが、代わりに当物語に於いて漸く再登場頂いた安吾さんが尊い犠牲となりました。勿論太宰が可能なタイムリミットギリギリで取り引きを持ち掛けたのは態とです。そして、作者のタイトル遊びに何時も気付いて下さって本当に嬉しいです。普段は凡その構想を決めてからタイトルを付けてからそれを基軸に物語を構成するのですが、今回は珍しく出来上がってからタイトルを付けました。それ程迄に頭を悩ませた一作となりましたが、お陰で物語そのものは納得のいくものが書けました。

何時も沢山お言葉を下さって本当に有難うございます。また自作もご拝読頂ければ幸いです。