コメント返信

2024/11/23に御意見箱へコメントを下さったちーさん。様へ2024112419:56

この度はhello solitary handをお読み頂き、誠にありがとうございました。

本作が再熱した文ストを楽しむ一助となれた事、同じ文ストファンとして嬉しく思います。

実は本作が登場キャラクターの各視点で展開されるのは、作者が三人称視点より一人称視点の方が筆が乗りやすいと云う単純な理由なのですが、登場キャラの視点に立つ事で、自分だけでは考え得ないセリフや展開が自ずと生まれてくれるので、作者自身とても助かっております。その分文章量も大分分厚くなってしまいがちですが、言葉選びは拘っている所なので、お褒め頂き嬉しいです。

また夢主の異能の設定は、実はお噺の構成を錬るにあたり「あ、この人まだ許容してなかった!」や「あ、この展開異能あるから無理だ!」と、結構な頻度で作者の頭を悩ませてくる為気が抜けない要素でもあります。が、僭越ながら作者的にも“独楽園”は自分でも拍手したくなる会心の設定だと自負しております。現在執筆中の“共喰い編”において、この異能の謎がもう一段階明かされますので是非お楽しみに。

そして好きなお噺として上げて下さった3作。中也落ちifの羊シリーズは当サイトの中でも恐らく指折りの人気作となっております。そして夢主の誕生日記念に書いた小夜凪心中百火繚乱は作者も特にお気に入りのお噺です。作者はアニメ版文ストのEDの入り方がとても好きで、“人生万事塞翁が虎編”、“三者鼎立編”、“DEAD APPLE編”の最終話ラストは、何時もED曲が流れるイメージで書いております。そしてこの百火繚乱小夜凪心中も実は乱歩さんが窓を開け放ってから太宰が夢主と海上に顔を出すまでアニメ第2期OPのReason Livingが流れてるイメージで書きました。宜しければ今後読み直す際に脳内再生してみてください。それから皆大好きファミマファのお噺は、作者も大変楽しんで書きました。そして溢れ出すネタに対し文字数制限というどうしようもない現実の前に膝を折り、泣く泣くあのボリュームで抑えた作品でもあります。ので、もし需要と時間があれば本当にシリーズ化したいとも思っています。ええ、本当に、もっと時間と体力があればいいのになぁ…。

そして皆様大変お待たせしております“共喰い編”ですが、何とか12月中に掲載できそうです。相変わらずのボリュームと数年熟成させたあれやこれやを思う存分書き込んでおりますのでお楽しみに。改めましてこの度は沢山のお言葉をありがとうございました。“共喰い編”掲載の際には是非またお越し下さいませ。