コメント返信

2024/08/26にスキコメントを下さった猫柳咲悧様へ2024082713:29

この度はhello solitary hand・番外編『ヨコハマ秘境・温泉湯煙おもてなし事件』、『国木田独歩の憂鬱』をお読み下さりありがとうございました。

『ヨコハマ秘境・温泉湯煙おもてなし事件』は、公式のドラマCDを聞いて、「ポトマは男女混合で温泉満喫してるのに、探偵社女子だけお留守番とはこれ如何に」と思い立ち執筆したものになります。文ストの女性陣は皆強く美しい方々ばかりですが、特に探偵社女子の皆さんはホント美しく可憐な侭強く逞しいので書いていて楽しいです。隙あらばもっと女子会とか書きたい。と云うか文ストの女性陣大集合の女子会とか書きたい。紅葉の姐さんとか燁子さんとかお呼びしたい。とか考えておりますので、機会があれば執筆するかもしれません。因みに太宰のイマジナリー主人公との会話は、無論国木田君に仕事を押し付ける為のパフォーマンスですが、会話の内容は多分実際に主人公相手でも同じになったかと思われます。

却説、ご質問のあった「騙くらかしてきた」と云う柳川の方便についてですが。お恥ずかしい話、単純に口の悪い主人公の鋭いツッコミを意識しただけで、元ネタなどは無かったりします。文ストと云う作品の夢小説を書くにあたり、元ネタとなった文豪先生の作品はそれなりに目を通し、それに絡めた小ネタはちょいちょい挟んでおりますが、矢張りまだまだ勉強が足りぬようです。新たな知識と着眼点を教えて下さり感謝致します。

そして『国木田独歩の憂鬱』については、二年間拗らせ両片思い共に振り回される国木田君の奮闘記は絶対面白いと確信を得て執筆したものになります。これは持論ですが、国木田君が最も輝くのは周りに振り回されている時だと思っています。更に云うなら、同じ相棒でも太宰は中也相手だと応戦するのに対し、国木田君のツッコミは割と素直に受けるので、それもあって国木田君との絡みは中也との絡みとはまた違った面白さがあり筆がよく進んだのを覚えています。また文ストキャラの中で、国木田君は共感できる点や理解出来る所が多く、比較的描きやすく感じています。因みに一番描くの難しいのは賢治君だったりします。太宰みたいにこんがらがっている子や、ドス君みたいに底知れない沼みたいな人は、よくよく目をこらして読み解けば時間は掛かりますが色々見えてくるんですが、あの子は純粋過ぎて逆に読みずらいです。天然児恐るべし。

今回も沢山のお言葉をくださりありがとうございます。読者の方が面白いと思うポイントやそれについての感想は、物語を綴る上で非常に為になる発想を齎してくれます。頂いたお言葉を胸に、これからも楽しんで頂けるようなお噺を綴って参りますので、掲載の際はまたお読み頂ければ幸いです。では、またのお越しをお待ちしております。