きんいろの奇跡
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「うわぁ〜オリアス先生強いですねぇ!僕まだ一回も勝ててないや」
「ねーっ、能力切っててこれとか純粋にゲームメイクが上手すぎるんだよなぁ」
「名無しさんちゃん達が分かりやすいだけだと思うけど」
「私は違うよ」 「僕は違う!」
オリアスの言葉に入間と名無しさんは顔を見合わせ互いのほっぺを引っ張り合う。まるで兄弟のような仲が睦まじい様子を見てオリアスは一人笑い声をあげた。
「ほんっと仲が良いよねぇ〜君たち2人。本物の兄弟みたいだ」
「でもっ、オリアス先生と名無しさんさんだって仲良しですよね??」
「へぇ〜え、入間くんからしたらそう見えるんだ?」
「えっ、違いました?!」
「こーらオズくん、入間くんをいじめないでよ」
「あははっごめんごめん!入間くんがあまりにも純粋な目で見てくるからさぁ〜」
「ほら!やっぱりすごい仲良しだ!わぁあ」
入間の前だからか、人前ではオリアス先生という呼び方で徹底していたのにも関わらず気がつけばいつも通りに呼んでしまっていた事に気がついて名無しさんは耳を赤くする。
その様子に気が付かない入間は、目をキラキラとさせながらもどこで知り合ったのか、いつの間に仲良くなったのかなどオリアスに質問攻めだ。
「ちょちょちょ、ストーップ。名無しさんちゃんが大切なのは分かるけどさ、もうちょっと落ち着いて聞いてごらん」
「はっ!すみませんっ嬉しくなっちゃってつい...!」
「嬉しい?さっきもそんな事言ってたね」
入間の言葉にオリアスが頭にハテナを浮かべていると、見計らったかのようにオペラが現れて魔茶とお茶請けを持って会話に入ってくる。
「入間様の事ですから、名無しさん様が家に居る時同様飾らずに話が出来る方がいらっしゃるのが嬉しいのかと」
「流石オペラさんですね!僕、学校での名無しさんさんも好きなんですけど、こうやって家に居る時の名無しさんさんが一番好きだから嬉しくって」
「!!」
「バラムくんの前でも砕けた関係ではあるようですが彼とは兄弟のような雰囲気ですからね」
「分かりますっ!こう、同じ仲良しなんだけど種類が違うと言うか...クララやアズくんみたいなっ、特別な友達って感じがするというか」
何の計算もなくニコニコと語る入間は自分の事のように嬉しそうで。
明らかに計算でした上で入間に言わせているのであろうオペラのやり方を名無しさんも分かってはいたものの、顔を真っ赤に染め上げる。オリアスに至っても嬉しさが滲み出ている表情で下を向き赤面していた。
顔を真っ赤にした状態で固まった2人を入間は不思議な顔で見つめつつも、そろそろお開きですよと入間を連れてオペラ達はリビングを出ていった。
「とんだ爆弾投下してくじゃん.......」
「分かっててやってる分タチが悪いんだよほんと...」
お互い顔を見られずに、真っ赤なままの2人は暫く無言で座って居たがそれとなく互いへと視線を送れば同時に交わったタイミングに、吹き出すように笑い合う。
「...長い一日だったねぇ」
「...本当にね〜、うん、濃すぎる一日だった」
「まさか締めくくりが、理事長の家になるとは思いも寄らなかったよ」
「おじいちゃんが居たら、もっと騒がしかったと思うよ」
「まじで」
「うん、まじまじ」
抜けられない会議があるとかで、珍しく泊まりの用事だった事もあり入間が寂しくないようにと、オペラの配慮故のお泊まり会だと今では名無しさんも分かっている。
「家での様子が見られて俺もラッキーだったかな」
「...オペラさんとの力関係もわかったでしょ」
「あははっそれは想像以上だけどね」
「でも、入間くんは可愛いんだよ」
「あれは溺愛しちゃうでしょ〜」
ソファーに背を預け、並んだ状態で話す空間はここがサリバン邸だと忘れてしまう程にいつも通りで。
どこにいても変わらない居心地の良さにオリアスは静かに目を閉じてゆっくりと深呼吸を繰り返した。
「名無しさんちゃんの側は、息がしやすいね」
「ん?どうしたのいきなり」
「いや?何となーく、そう思っただけだよ」
満足気に目を瞑っているオリアスを見て名無しさんも同じように目を閉じながら後ろのソファーへと体重を預ける。
「(幸せだなぁ...これだけで)」
好きな人が無防備な姿で隣に居てくれる喜び。
呼吸をする度に幸せが体中を巡っていくようで、名無しさんは先程のオリアスの言葉が理解出来たような気がしていた。
「ありがとね名無しさんちゃん、俺を好きになってくれて」
「!............うん、こちらこそ」
背もたれに頭を乗せたまま、名無しさんの方を向いて笑ったオリアスに名無しさんは少し頬を熱くしながらも小さくはにかむ。
「オズくんも、好きになってくれてありがとう」
「ははっ、何これ照れるな」
互いに顔が赤くなっているのはスルーして、穏やかな夜は更けていく。
その様子をオペラがちゃっかり写真に納めており、後日揶揄われる事になろうとは今の名無しさん達は知る由もない。
「ねーっ、能力切っててこれとか純粋にゲームメイクが上手すぎるんだよなぁ」
「名無しさんちゃん達が分かりやすいだけだと思うけど」
「私は違うよ」 「僕は違う!」
オリアスの言葉に入間と名無しさんは顔を見合わせ互いのほっぺを引っ張り合う。まるで兄弟のような仲が睦まじい様子を見てオリアスは一人笑い声をあげた。
「ほんっと仲が良いよねぇ〜君たち2人。本物の兄弟みたいだ」
「でもっ、オリアス先生と名無しさんさんだって仲良しですよね??」
「へぇ〜え、入間くんからしたらそう見えるんだ?」
「えっ、違いました?!」
「こーらオズくん、入間くんをいじめないでよ」
「あははっごめんごめん!入間くんがあまりにも純粋な目で見てくるからさぁ〜」
「ほら!やっぱりすごい仲良しだ!わぁあ」
入間の前だからか、人前ではオリアス先生という呼び方で徹底していたのにも関わらず気がつけばいつも通りに呼んでしまっていた事に気がついて名無しさんは耳を赤くする。
その様子に気が付かない入間は、目をキラキラとさせながらもどこで知り合ったのか、いつの間に仲良くなったのかなどオリアスに質問攻めだ。
「ちょちょちょ、ストーップ。名無しさんちゃんが大切なのは分かるけどさ、もうちょっと落ち着いて聞いてごらん」
「はっ!すみませんっ嬉しくなっちゃってつい...!」
「嬉しい?さっきもそんな事言ってたね」
入間の言葉にオリアスが頭にハテナを浮かべていると、見計らったかのようにオペラが現れて魔茶とお茶請けを持って会話に入ってくる。
「入間様の事ですから、名無しさん様が家に居る時同様飾らずに話が出来る方がいらっしゃるのが嬉しいのかと」
「流石オペラさんですね!僕、学校での名無しさんさんも好きなんですけど、こうやって家に居る時の名無しさんさんが一番好きだから嬉しくって」
「!!」
「バラムくんの前でも砕けた関係ではあるようですが彼とは兄弟のような雰囲気ですからね」
「分かりますっ!こう、同じ仲良しなんだけど種類が違うと言うか...クララやアズくんみたいなっ、特別な友達って感じがするというか」
何の計算もなくニコニコと語る入間は自分の事のように嬉しそうで。
明らかに計算でした上で入間に言わせているのであろうオペラのやり方を名無しさんも分かってはいたものの、顔を真っ赤に染め上げる。オリアスに至っても嬉しさが滲み出ている表情で下を向き赤面していた。
顔を真っ赤にした状態で固まった2人を入間は不思議な顔で見つめつつも、そろそろお開きですよと入間を連れてオペラ達はリビングを出ていった。
「とんだ爆弾投下してくじゃん.......」
「分かっててやってる分タチが悪いんだよほんと...」
お互い顔を見られずに、真っ赤なままの2人は暫く無言で座って居たがそれとなく互いへと視線を送れば同時に交わったタイミングに、吹き出すように笑い合う。
「...長い一日だったねぇ」
「...本当にね〜、うん、濃すぎる一日だった」
「まさか締めくくりが、理事長の家になるとは思いも寄らなかったよ」
「おじいちゃんが居たら、もっと騒がしかったと思うよ」
「まじで」
「うん、まじまじ」
抜けられない会議があるとかで、珍しく泊まりの用事だった事もあり入間が寂しくないようにと、オペラの配慮故のお泊まり会だと今では名無しさんも分かっている。
「家での様子が見られて俺もラッキーだったかな」
「...オペラさんとの力関係もわかったでしょ」
「あははっそれは想像以上だけどね」
「でも、入間くんは可愛いんだよ」
「あれは溺愛しちゃうでしょ〜」
ソファーに背を預け、並んだ状態で話す空間はここがサリバン邸だと忘れてしまう程にいつも通りで。
どこにいても変わらない居心地の良さにオリアスは静かに目を閉じてゆっくりと深呼吸を繰り返した。
「名無しさんちゃんの側は、息がしやすいね」
「ん?どうしたのいきなり」
「いや?何となーく、そう思っただけだよ」
満足気に目を瞑っているオリアスを見て名無しさんも同じように目を閉じながら後ろのソファーへと体重を預ける。
「(幸せだなぁ...これだけで)」
好きな人が無防備な姿で隣に居てくれる喜び。
呼吸をする度に幸せが体中を巡っていくようで、名無しさんは先程のオリアスの言葉が理解出来たような気がしていた。
「ありがとね名無しさんちゃん、俺を好きになってくれて」
「!............うん、こちらこそ」
背もたれに頭を乗せたまま、名無しさんの方を向いて笑ったオリアスに名無しさんは少し頬を熱くしながらも小さくはにかむ。
「オズくんも、好きになってくれてありがとう」
「ははっ、何これ照れるな」
互いに顔が赤くなっているのはスルーして、穏やかな夜は更けていく。
その様子をオペラがちゃっかり写真に納めており、後日揶揄われる事になろうとは今の名無しさん達は知る由もない。