エンドライフ②
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《15.あまりにもそれは突然に》
事が済めば後は確認で、余りにも危険な状況であればすぐさま島を出られる準備はぬかりなくしておく。先程とは違う進路を進んで気配の固まる反対岸を目指していけば、何やら暴れている訳ではなさそうでひとまずは安心した。
あんな気配、レイリーさんの威嚇でしか感じた事が無かったので余程の大物なんやろうなと警戒は解かずに声が微かに聞こえる範囲まで近づく。
(人数は.....ざっと1600ぐらいってとこか、多いな)
穏やかな雰囲気であったのならばこの人数でも警戒などしないが、何せ周りの動物達が怯えている。とにかく一目だけ見てここは去ろうと心に決めてから岩陰からそっと目を凝らして覗けば
「あ.........、れは」
思わず漏れ出た口を塞いで考えるよりも前に足がその場から走り去っていた。脇目も振らずとにかく落ち着くのが優先だと先程見つけていた湖の畔までたどり着く。
(あえた、おった....おった!)
いきなりの出会いに興奮で手が震える。嬉しいやら感動やらで今の感情をどう表現していいのか分からない。ただただ安堵にも似た幸福感が身体を包んでいて、やっと出会えたのだと笑顔が止まらなかった。
岸辺に滑り落ちるように座り込み、何とか気持ちを落ち着かせようと膝を抱えれば物凄いスピードで近づいてくる気配。気がつくのが少し遅れたかと思いながら後ろへ飛び退けば、先程居た場所は軽く地面が抉れていて。
「おいお前、ここで何してる」
「ぁ.....」
望んでいた目の前の人物は、抑えてはいるのだろうが殺気が漏れ出ていて傍目にも危険な状況だと言うのにそれ以上の感動がこの身を包んだ。
「やっと会えた.....!」
「...あ?」
溢れ出たのは喜びで一層怪訝な顔をされてしまったのは悲しいが今はそれどころではない。
「ずっと探しとったんです!...白ひげ海賊団一番隊隊長、不死鳥マルコさん」
「..........あァ??」
笑顔でそう告げれば意味が分からないという顔をされしばしの間見つめ合う。何はともあれ大きな第一歩をやっと踏み出せたのだ。
事が済めば後は確認で、余りにも危険な状況であればすぐさま島を出られる準備はぬかりなくしておく。先程とは違う進路を進んで気配の固まる反対岸を目指していけば、何やら暴れている訳ではなさそうでひとまずは安心した。
あんな気配、レイリーさんの威嚇でしか感じた事が無かったので余程の大物なんやろうなと警戒は解かずに声が微かに聞こえる範囲まで近づく。
(人数は.....ざっと1600ぐらいってとこか、多いな)
穏やかな雰囲気であったのならばこの人数でも警戒などしないが、何せ周りの動物達が怯えている。とにかく一目だけ見てここは去ろうと心に決めてから岩陰からそっと目を凝らして覗けば
「あ.........、れは」
思わず漏れ出た口を塞いで考えるよりも前に足がその場から走り去っていた。脇目も振らずとにかく落ち着くのが優先だと先程見つけていた湖の畔までたどり着く。
(あえた、おった....おった!)
いきなりの出会いに興奮で手が震える。嬉しいやら感動やらで今の感情をどう表現していいのか分からない。ただただ安堵にも似た幸福感が身体を包んでいて、やっと出会えたのだと笑顔が止まらなかった。
岸辺に滑り落ちるように座り込み、何とか気持ちを落ち着かせようと膝を抱えれば物凄いスピードで近づいてくる気配。気がつくのが少し遅れたかと思いながら後ろへ飛び退けば、先程居た場所は軽く地面が抉れていて。
「おいお前、ここで何してる」
「ぁ.....」
望んでいた目の前の人物は、抑えてはいるのだろうが殺気が漏れ出ていて傍目にも危険な状況だと言うのにそれ以上の感動がこの身を包んだ。
「やっと会えた.....!」
「...あ?」
溢れ出たのは喜びで一層怪訝な顔をされてしまったのは悲しいが今はそれどころではない。
「ずっと探しとったんです!...白ひげ海賊団一番隊隊長、不死鳥マルコさん」
「..........あァ??」
笑顔でそう告げれば意味が分からないという顔をされしばしの間見つめ合う。何はともあれ大きな第一歩をやっと踏み出せたのだ。