エンドライフ②
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《14. いつだって君に》
「あぁああっ........戻って、きたーー」
白ひげ事件があってからやっとの思いで偉大なる航路 まで戻ってきはしたものの、やっぱり入るのは体力を使うなと物凄く痛感した。レイリーさんとシャッキーさんの計らいで、船底の海廊石やらモーターエンジンやらお風呂やらと色々設備は物凄いお陰で無事みたいな所は多いにあったからだ。
(本間感謝やな...あの2人には。久々声聞きたいや)
せっかく電伝虫を手に入れたのに肝心の番号が分からないので連絡も出来ない。もっと考えておくべきやったなと反省しながら航路を進めば行きしには見かけなかった島が見えてくる。
(見える限り街は無さそうやけど、果物とかはありそうかな)
恐らく疲れもあったのだろう。今はとにかく甘くてスッキリしたものを食べたかったので、ちょっとだけ寄り道しようかなと航路を変える。
せっかく3年あるのだから、早い所白ひげに出会わなければという焦りは修行をしていた4年間で骨身に染みている。守れるだけの力を未来を変えられるだけの力を手に入れた何て自惚れられる程うちはまだ何も出来てはいない。
だからこそパワー以上に力を持つ人脈と信頼を築いておく必要があった。無知ほど恐ろしいものは無いし、力無き野望はただの夢だ。...夢ならもうこの世界に来るまでに今まで沢山見てきた。だから自分は夢で終わらせるつもりは毛頭ない。
そんな事はとっくの昔に分かってはいても、1人になるとつい考えてしまうのだから感情を持つ人間の性は怖いのだ。
(一旦リセット。大丈夫や、時間はあるしなんとかなるさ)
何せ、今まで多大なるラッキーの連続で今日まで生きてこられたのだから油断するつもりはないが叶えられる未来しか考えていなかった。
「おっしゃー!ついたーーー!」
ずっと船に揺られていたので、久しぶりの地面というだけで物凄く嬉しい。かなり大きな島のようで、すり抜けていく風は心地が良いし時折聞こえる鳥たちの鳴き声は何処か安心した。
(あーーー.......エースに会いたい)
ググっと伸びをすれば思ったよりも体は固まっていたようで気持ちが良い。次第に深みに嵌りそうになっていた気分は落ち着いたので単純なものだ。でも、そういう瞬間はいつも堪らなくエースに会いたくなる。
不器用で優しくて答えを求め続ける瞳は酷く綺麗で、脆い
「........待っててな!エース」
そう、考えている暇なんてない。
全ての出会いに意味があるのだから一度の失敗でへこたれていても仕方が無いのだし何とかするし何とでもなる。
そう思ってしまえば後はこの土地を楽しむ事だけに意識が向いた。幸い近くに船は見えなかったしのんびりと散策出来そうだ。
そんな事を思いながら鼻歌混じりにパイナップルやココナッツ、ザクロやマンゴーなど色とりどりの果物をゲットしていく。かなり当たりの島らしい。
冷凍すればかなり持ちそうなぐらいの果物を仕入れられて気分上々にほくほくと船にて切り分けていると、突然物凄い気配が全身を包んだ。
(な、にこれ.....誰や....。ついさっきまで、人なんておらんかったはずやのに...)
ナイフを入れていたものだけ手早く冷蔵庫になおし、ゆっくりと気配を消して能力を発動させる。幸いすぐ近くにいる訳では無さそうだったので慎重に船を岩陰に隠した。
「あぁああっ........戻って、きたーー」
白ひげ事件があってからやっとの思いで
(本間感謝やな...あの2人には。久々声聞きたいや)
せっかく電伝虫を手に入れたのに肝心の番号が分からないので連絡も出来ない。もっと考えておくべきやったなと反省しながら航路を進めば行きしには見かけなかった島が見えてくる。
(見える限り街は無さそうやけど、果物とかはありそうかな)
恐らく疲れもあったのだろう。今はとにかく甘くてスッキリしたものを食べたかったので、ちょっとだけ寄り道しようかなと航路を変える。
せっかく3年あるのだから、早い所白ひげに出会わなければという焦りは修行をしていた4年間で骨身に染みている。守れるだけの力を未来を変えられるだけの力を手に入れた何て自惚れられる程うちはまだ何も出来てはいない。
だからこそパワー以上に力を持つ人脈と信頼を築いておく必要があった。無知ほど恐ろしいものは無いし、力無き野望はただの夢だ。...夢ならもうこの世界に来るまでに今まで沢山見てきた。だから自分は夢で終わらせるつもりは毛頭ない。
そんな事はとっくの昔に分かってはいても、1人になるとつい考えてしまうのだから感情を持つ人間の性は怖いのだ。
(一旦リセット。大丈夫や、時間はあるしなんとかなるさ)
何せ、今まで多大なるラッキーの連続で今日まで生きてこられたのだから油断するつもりはないが叶えられる未来しか考えていなかった。
「おっしゃー!ついたーーー!」
ずっと船に揺られていたので、久しぶりの地面というだけで物凄く嬉しい。かなり大きな島のようで、すり抜けていく風は心地が良いし時折聞こえる鳥たちの鳴き声は何処か安心した。
(あーーー.......エースに会いたい)
ググっと伸びをすれば思ったよりも体は固まっていたようで気持ちが良い。次第に深みに嵌りそうになっていた気分は落ち着いたので単純なものだ。でも、そういう瞬間はいつも堪らなくエースに会いたくなる。
不器用で優しくて答えを求め続ける瞳は酷く綺麗で、脆い
「........待っててな!エース」
そう、考えている暇なんてない。
全ての出会いに意味があるのだから一度の失敗でへこたれていても仕方が無いのだし何とかするし何とでもなる。
そう思ってしまえば後はこの土地を楽しむ事だけに意識が向いた。幸い近くに船は見えなかったしのんびりと散策出来そうだ。
そんな事を思いながら鼻歌混じりにパイナップルやココナッツ、ザクロやマンゴーなど色とりどりの果物をゲットしていく。かなり当たりの島らしい。
冷凍すればかなり持ちそうなぐらいの果物を仕入れられて気分上々にほくほくと船にて切り分けていると、突然物凄い気配が全身を包んだ。
(な、にこれ.....誰や....。ついさっきまで、人なんておらんかったはずやのに...)
ナイフを入れていたものだけ手早く冷蔵庫になおし、ゆっくりと気配を消して能力を発動させる。幸いすぐ近くにいる訳では無さそうだったので慎重に船を岩陰に隠した。