エンドライフ②
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《13. 愉快な彼ら 》
真実を知った以上はこの島にももう用は無くなったのでお礼を告げて立ち上がれば、もふもふ帽子くんが何か言いたそうだったので問いかけると脈絡のない質問が飛んできた。
「お前、家族は」
「へ?おるよ。今は一人暮らしやから会えてないけどな」
「親友や恩人を殺された経験は」
「は、無い無いそんな物騒な経験」
「殺したいほど憎い相手はいるのか」
「おったらビックリするわ(笑)何やいきなし、どうしたん」
突然の質問攻めかと思いきやどれも物騒極まりない。もしかしてこの子なりのコミュニケーションの取り方なのか?と考えていると
「じゃあ何故、白ひげ何て追っている。復讐や仇討ちとかじゃねェっていうなら普通用はねェだろ」
「あ。そういう事か、ビックリしたー」
「答えろ」
「...何て言えばいいやろ。色々理由はあるけど、一目会ってみたいんよな」
「.....は、まさかそれだけか」
「大事な人を救ってくれたとか白ひげ海賊団が好きとか、色々あるんやけど、実際にこの目で見てみたいんよ」
と笑いかければ正気を疑う顔をされたので、本間隠せへん人達やなとほっこりとする。
「...へへ、心配してくれたんよな、ありがとう!こう見えて結構強いから大丈夫やで」
「俺は心配なんざしてねェ」
「そういう事にしておくわ」
「お前な...」
今までの尋問も、きっとそういう懸念があったのだろうなと鋭い目つきに隠れた人柄を感じて思ってしまったのだから仕方がない。人の良さは隠せないものなのだ。
「ほな情報本間にありがとうな、助かったわ!また会う事あったらその時はよろしくな」
「あっ、おい行っちゃうのかよ女神ちゃん」
「誰が女神や」
「せめて電伝虫の番号くらい置いていってくれよ!」
「......あ」
女神ちゃんは流石に恥ずかし過ぎるので辞めるようにだけ茶髪の彼には伝えたが、そういえば電伝虫は持っていなかったなと気づかされる。
「ごめん、電伝虫持ってないの今気がついたわ」
「えぇっ?!航海してるのに通信機器持ってないの?危険だよ!」
「やー、早く白ひげに会いたいなーって失念してたわ」
「笑い事じゃねえーから!とにかく電伝虫ならどこの店でも売ってるし買ってから行くべきだと思うぞ!」
「本間やなぁ(笑)何から何までありがとう。あ、せや忘れとったんやけどさこれ要る?」
「何だこれ...ただの紙?」
そう言えばとビブルカードを取り出し適当にちぎって渡す。この紙があれば場所も分かる上、生命力と同じやから元気なら今の状態やし危なくなれば燃えてくるよーと伝えれば何それ怖ぇえ!と飛び上がっていたので、笑ってしまった。
「そっか、ほな要らんかな」
「...いや、貰っておく。お前とはどうやらまた会いそうな気もするからな」
「まーな。うちもそんな気がするわ」
「えっなになに突然男女の雰囲気な感じなのっ??」
「キャプテンばっかずりぃーー!!」
「んな訳あるかっ!馬鹿かお前ら」
ブーブーとブーイングを受けるもふもふ帽子くん。
本間愉快な人達やなとひとしきり笑って今度こそ店を後にした。
白ひげの正体は予想外ではあったものの、まーちょっとした旅行にはなったかと愉快な彼らを思い出しながら船へと向かう。
「そういえばキャプテン」
「何だベポ」
「あの子の名前、聞くの忘れちゃったね」
「「あっ........」」
ベポの言葉にペンギンとシャチが声を揃えて唖然としている事など名無しさんは知る由もなく、同じ事に気がついたのは船を進めて暫くしてからだった。
真実を知った以上はこの島にももう用は無くなったのでお礼を告げて立ち上がれば、もふもふ帽子くんが何か言いたそうだったので問いかけると脈絡のない質問が飛んできた。
「お前、家族は」
「へ?おるよ。今は一人暮らしやから会えてないけどな」
「親友や恩人を殺された経験は」
「は、無い無いそんな物騒な経験」
「殺したいほど憎い相手はいるのか」
「おったらビックリするわ(笑)何やいきなし、どうしたん」
突然の質問攻めかと思いきやどれも物騒極まりない。もしかしてこの子なりのコミュニケーションの取り方なのか?と考えていると
「じゃあ何故、白ひげ何て追っている。復讐や仇討ちとかじゃねェっていうなら普通用はねェだろ」
「あ。そういう事か、ビックリしたー」
「答えろ」
「...何て言えばいいやろ。色々理由はあるけど、一目会ってみたいんよな」
「.....は、まさかそれだけか」
「大事な人を救ってくれたとか白ひげ海賊団が好きとか、色々あるんやけど、実際にこの目で見てみたいんよ」
と笑いかければ正気を疑う顔をされたので、本間隠せへん人達やなとほっこりとする。
「...へへ、心配してくれたんよな、ありがとう!こう見えて結構強いから大丈夫やで」
「俺は心配なんざしてねェ」
「そういう事にしておくわ」
「お前な...」
今までの尋問も、きっとそういう懸念があったのだろうなと鋭い目つきに隠れた人柄を感じて思ってしまったのだから仕方がない。人の良さは隠せないものなのだ。
「ほな情報本間にありがとうな、助かったわ!また会う事あったらその時はよろしくな」
「あっ、おい行っちゃうのかよ女神ちゃん」
「誰が女神や」
「せめて電伝虫の番号くらい置いていってくれよ!」
「......あ」
女神ちゃんは流石に恥ずかし過ぎるので辞めるようにだけ茶髪の彼には伝えたが、そういえば電伝虫は持っていなかったなと気づかされる。
「ごめん、電伝虫持ってないの今気がついたわ」
「えぇっ?!航海してるのに通信機器持ってないの?危険だよ!」
「やー、早く白ひげに会いたいなーって失念してたわ」
「笑い事じゃねえーから!とにかく電伝虫ならどこの店でも売ってるし買ってから行くべきだと思うぞ!」
「本間やなぁ(笑)何から何までありがとう。あ、せや忘れとったんやけどさこれ要る?」
「何だこれ...ただの紙?」
そう言えばとビブルカードを取り出し適当にちぎって渡す。この紙があれば場所も分かる上、生命力と同じやから元気なら今の状態やし危なくなれば燃えてくるよーと伝えれば何それ怖ぇえ!と飛び上がっていたので、笑ってしまった。
「そっか、ほな要らんかな」
「...いや、貰っておく。お前とはどうやらまた会いそうな気もするからな」
「まーな。うちもそんな気がするわ」
「えっなになに突然男女の雰囲気な感じなのっ??」
「キャプテンばっかずりぃーー!!」
「んな訳あるかっ!馬鹿かお前ら」
ブーブーとブーイングを受けるもふもふ帽子くん。
本間愉快な人達やなとひとしきり笑って今度こそ店を後にした。
白ひげの正体は予想外ではあったものの、まーちょっとした旅行にはなったかと愉快な彼らを思い出しながら船へと向かう。
「そういえばキャプテン」
「何だベポ」
「あの子の名前、聞くの忘れちゃったね」
「「あっ........」」
ベポの言葉にペンギンとシャチが声を揃えて唖然としている事など名無しさんは知る由もなく、同じ事に気がついたのは船を進めて暫くしてからだった。