エンドライフ②
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《5.おでん談義》
「あの...ヤマト、でいいのか?」
「あぁ好きに呼んでくれ」
「ごめんヤマト。うちな、ヤマトの事めっちゃ女性やと思い込んで話してたんやけど...男性やったんやな、ごめん勘違いしてた」
「ん?...アッハッハッハ!なんだ、そう言う事か!」
まさか性別を誤るとか失礼極まりないと思いながら頭を下げて謝罪をすれば、それはそれはもう豪快に笑ってくれた。...何故。
「名無しさんは面白いなァ!違う違う、僕は息子だが性としては女だ」
「.....、んん?」
「僕はね、憧れの人がいてその人のようになりたいから男になろうと決めたんだよ」
「えーっと、つまり、ヤマトは女性で合ってるけど、憧れの人が男性やから自分も男になりたいんやって事で合ってる?」
「あぁそう言う事だね」
「なんや、良かったー。息子っていうからてっきりその胸にはメロンか何か入れてんのか?って思ったり突っ込んでいいものかめちゃくちゃ考えてもたよ」
はーメロンじゃなくて良かったと胸を撫で下ろせば、これまた豪快に笑ってくれて、理由は皆目検討も付かないが凄く綺麗な見た目とは違い可愛い人なのだなと癒される。
「それよりさ、名無しさんは今日時間はあるのか?」
「せっかくやし、3日ぐらいはゆっくりしてこうかなーって思っとうよ」
「そうか!なら今日はここに泊まっていってくれ、食べ物なら沢山あるし名無しさんともっと話してみたい」
「やった!めちゃくちゃ助かるわ。ありがとうなヤマト、お世話になります」
「アハハっ、お世話致します」
.....何だろう、元々自分も全く人見知りする方ではないがそれを差し引いたとしても物凄く話しやすいというか自然体でいられる人だなヤマトって。そんな事を思いながら、食べるものを持ってくるよと走り去って行った姿を見送る。
カイドウがどんな人物なのかはよく知らないが、あんな素敵な娘さん...息子さん?が居て嬉しいだろうなと密かに思った。
「名無しさんーーーっ!お待たせ、あっちの方で飲もうよ」
「すげぇー、いいな高い場所めっちゃ好き」
「じゃあちょうど良かったかな。そうだ、お酒も一応持ってきたけど名無しさんは飲めるのかい?」
「全然いけるでー。ほな今日はせっかくやし2人でお祝いしよか、うちも船からチョコレート持ってきた」
「へぇえいいね、それ!お祝いしよう」
そこから仲が深くなるのに時間はかからなかった。ヤマトは元々人懐っこい人柄であったし、知らないものを知ろうと前のめりに聞いてくる無邪気さはルフィにちょっと似ている所もあって、それが無性に好ましかった。
「じゃーん!見てくれ名無しさん、これがさっき僕がいっていた憧れの人が残した日記だよ。ここにはたっくさん外の世界の事や彼が尊敬した人物の事、世界のことわりとか色々記されているんだ」
「わー!凄いな、こんなに沢山思い出を残してくれてんのか」
「そうなんだよ!おでんはとても凄い人なんだ!だから僕はおでんなろうって決めたんだよ」
目をキラキラとさせて語るヤマトは、何だか大型犬みたいで凄く可愛い。そのおでんという人が誰なのかは分からなかったけど、これほどヤマトを心酔させる程の人物なのだからそれはもうかなりの人格者なのだなと感じた。
そこからヤマトのおでん談義が熱烈に始まって、彼がいかに凄い人で真っ直ぐな人だったのかが伝わってくる。
「そっかあ...もし生きてたのなら、うちもおでんさんに会ってみたかったな」
「!名無しさんもきっと、おでんを好きになるはずだよ!」
「うん、そんな気がする。破天荒でも何でも真っ直ぐに生きる信念のある人うちもな、大好き」
「じゃあ僕たちは今日からおでん好きの仲間だね!」
「ははっ仲間やなー!でもいいんか?うち今日初めて知ったぐらいやのに」
「...少なくとも、僕の父親含めてここに住む人達はおでんの事を好きだと言う人は居ないんだよ。元々敵同士だったっていうのもあるんだろうけど」
「そうやったんか。...勿体無いなー、何かさ」
あんなに嬉しそうにおでんを語っていたヤマトが、少し寂しそうに告げるから、もしかしたらヤマトはここでの味方は少ないんじゃないかと何となくそう思った。
「あの...ヤマト、でいいのか?」
「あぁ好きに呼んでくれ」
「ごめんヤマト。うちな、ヤマトの事めっちゃ女性やと思い込んで話してたんやけど...男性やったんやな、ごめん勘違いしてた」
「ん?...アッハッハッハ!なんだ、そう言う事か!」
まさか性別を誤るとか失礼極まりないと思いながら頭を下げて謝罪をすれば、それはそれはもう豪快に笑ってくれた。...何故。
「名無しさんは面白いなァ!違う違う、僕は息子だが性としては女だ」
「.....、んん?」
「僕はね、憧れの人がいてその人のようになりたいから男になろうと決めたんだよ」
「えーっと、つまり、ヤマトは女性で合ってるけど、憧れの人が男性やから自分も男になりたいんやって事で合ってる?」
「あぁそう言う事だね」
「なんや、良かったー。息子っていうからてっきりその胸にはメロンか何か入れてんのか?って思ったり突っ込んでいいものかめちゃくちゃ考えてもたよ」
はーメロンじゃなくて良かったと胸を撫で下ろせば、これまた豪快に笑ってくれて、理由は皆目検討も付かないが凄く綺麗な見た目とは違い可愛い人なのだなと癒される。
「それよりさ、名無しさんは今日時間はあるのか?」
「せっかくやし、3日ぐらいはゆっくりしてこうかなーって思っとうよ」
「そうか!なら今日はここに泊まっていってくれ、食べ物なら沢山あるし名無しさんともっと話してみたい」
「やった!めちゃくちゃ助かるわ。ありがとうなヤマト、お世話になります」
「アハハっ、お世話致します」
.....何だろう、元々自分も全く人見知りする方ではないがそれを差し引いたとしても物凄く話しやすいというか自然体でいられる人だなヤマトって。そんな事を思いながら、食べるものを持ってくるよと走り去って行った姿を見送る。
カイドウがどんな人物なのかはよく知らないが、あんな素敵な娘さん...息子さん?が居て嬉しいだろうなと密かに思った。
「名無しさんーーーっ!お待たせ、あっちの方で飲もうよ」
「すげぇー、いいな高い場所めっちゃ好き」
「じゃあちょうど良かったかな。そうだ、お酒も一応持ってきたけど名無しさんは飲めるのかい?」
「全然いけるでー。ほな今日はせっかくやし2人でお祝いしよか、うちも船からチョコレート持ってきた」
「へぇえいいね、それ!お祝いしよう」
そこから仲が深くなるのに時間はかからなかった。ヤマトは元々人懐っこい人柄であったし、知らないものを知ろうと前のめりに聞いてくる無邪気さはルフィにちょっと似ている所もあって、それが無性に好ましかった。
「じゃーん!見てくれ名無しさん、これがさっき僕がいっていた憧れの人が残した日記だよ。ここにはたっくさん外の世界の事や彼が尊敬した人物の事、世界のことわりとか色々記されているんだ」
「わー!凄いな、こんなに沢山思い出を残してくれてんのか」
「そうなんだよ!おでんはとても凄い人なんだ!だから僕はおでんなろうって決めたんだよ」
目をキラキラとさせて語るヤマトは、何だか大型犬みたいで凄く可愛い。そのおでんという人が誰なのかは分からなかったけど、これほどヤマトを心酔させる程の人物なのだからそれはもうかなりの人格者なのだなと感じた。
そこからヤマトのおでん談義が熱烈に始まって、彼がいかに凄い人で真っ直ぐな人だったのかが伝わってくる。
「そっかあ...もし生きてたのなら、うちもおでんさんに会ってみたかったな」
「!名無しさんもきっと、おでんを好きになるはずだよ!」
「うん、そんな気がする。破天荒でも何でも真っ直ぐに生きる信念のある人うちもな、大好き」
「じゃあ僕たちは今日からおでん好きの仲間だね!」
「ははっ仲間やなー!でもいいんか?うち今日初めて知ったぐらいやのに」
「...少なくとも、僕の父親含めてここに住む人達はおでんの事を好きだと言う人は居ないんだよ。元々敵同士だったっていうのもあるんだろうけど」
「そうやったんか。...勿体無いなー、何かさ」
あんなに嬉しそうにおでんを語っていたヤマトが、少し寂しそうに告げるから、もしかしたらヤマトはここでの味方は少ないんじゃないかと何となくそう思った。