エンドライフ
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《61.褒め上手は誰?》
なんだ、文句でもあるのかとジトっと見返せば女は怖ぇなあ〜とサボが呟くものだから今更だろうと呆れれば、そうじゃなくてとうち以上に呆れられた。
「いやさ、普段が普段だから今日一日ずっとそういう格好ばっかし見てると別人過ぎて、ほんとに名無しさんなのか気がついたら見ちゃってるんだよな」
「気持ちはわかるが失礼やぞ」
「褒めてんだよ」
「褒めてんの?!いや、あの、全く伝わらんのやけども」
いつしかのやり取りに似ているであろうキャッチボールを投げ合いつつも、褒められるとはなんぞやとゲシュタルトが崩壊してくる。
「いいよー別に。女の子らしい格好似合わんの分かってるし、何ていうかこう...心許ないというか恥ずかしいしな」
「スカートが恥ずかしいのか?」
「不思議そうに言うけど、普通にめっちゃ恥ずかしいよコレ。やってさ考えてもみーよエース、言わばエースがズボンも履かずに外を出歩いてるようなもんやねんで」
「いや全然違ぇーよ!それはただの変態じゃねえか!」
「同じようなもんよ」
「いや、おれもそれは違えと思うな〜」
この羞恥心が上手く伝わらなくて悶々するも、いい感じに伝えられる術がないのだから仕方がない。
「ま、こんな格好も今日限りやし別人なうちを存分に味わうがいいさ」
「えぇっ今日だけなのか?」
揶揄うつもりで踏ん反り返ったはずが、全く予想だにしていなかったのか驚く2人。そんな姿に思わずこちらも驚いた。
「やってほらスカートってスースーするし、慣れへんくて恥ずかしさは凄いわ修行も出来んわで今の所必要無いかなって」
「いや...いやいやいやいや。じゃあ何でマキノから色々ワンピース受け取ってたんだよ!おれちょっと楽しみにしてたのに!」
「してたんかい」
「エースも言ってやれよ、名無しさんはただでさえか弱くないんだから服装ぐらいたまには女っぽくしろよって」
「それはただのサボの好みでは」
「まあサボの好みはこの際置いといて、貰ったもんを無駄にすんのは勿体無い上良くねえ事だって、ダダン達も言ってたぞ」
「それは貰ったというより山賊らしく奪った、みたいな事ではなく?」
「同じ事だろ」
「いや、う〜んそう...なのか?」
何やら好みがあるらしいサボならまだ分かるが、エースまでそんな事言うとは思ってもおらず少し戸惑う。
...そう言えばマキノさんへの反応や、ワンピースを着る前もあっちが似合うこっちが似合うと皆ではしゃいでいたのを思い出し、これも一種の女子への憧れなのでは....?と思い当たった。
近くに歳の近い女の子なんて居そうな気配も無いし、様子を見るに年頃の時期に差し掛かっていると見て間違いない。
なんだ、そう言う事か。
確かに女の子の服装への好奇心は思春期なら分からなくは無いしそれなら説明はつく。それに今から女の子の格好に多少見慣れておけば、いざと言う相手が出来た時いい褒め言葉が思いつくってものだ。
「ははーん。そう言う事ね、分かった分かったうちに任せ」
「.....あ?何言ってんだ名無しさん」
「言ったろサボ、名無しさんは時々良く分からねぇ事言うんだって」
「まぁまぁみなまで言うな。そういう事ならたまになら着たらん事もないよ。ただし文句は受け付けへんからなー(笑)普通の女の子とは違って、慣れへんうちにとったら恥ずかしいには変わりないんやから」
こういうのは慣れ過ぎても良くないんよと諭すように伝えれば、意味が分からないという顔をされたがそれこそ意味が分からない。
お互いに軽くハテナを頭に飛ばしながら見つめ合ってると、嬉しそうなルフィの声が聞こえてきて打ち止めとなる。
「おーーーい!待たせたなあ、探しに行こうぜー!」
「お、ルフィ!お帰り〜。ありがとうなー」
「しっしっし本当名無しさん女みてえだ。可愛いな」
「ありがとうルフィ、ほなまた着た時も探検したり遊ぼっか」
「いいのか?やったーおれも名無しさんといっぱい遊びてえんだ!」
虫かごを抱えて自作であろう歌を歌いながら歩くルフィ。隣を歩きながら眺めるその姿は本当に無邪気で癒された。
「....おい、エース。何だか名無しさんが変な誤解をしてる気がするんだけど、気のせいか?」
「いや、おれもそんな気がしてる。」
「何を勘違いしてるのかは分からないけど、何つーかルフィみたいに素直に受け取って貰えてねえのだけは分かった」
「まあお前の場合ただの趣味だと思われてるからな」
「なんだとー!それを言ったらお前もだろエース!馬だの山賊だのひとっことも褒めてないからな?」
グググと額をすり合わせ何やら言い合ってる様子の2人。今日も仲良しだなと暫し眺めて先を急ぐルフィに追いついた。
なんだ、文句でもあるのかとジトっと見返せば女は怖ぇなあ〜とサボが呟くものだから今更だろうと呆れれば、そうじゃなくてとうち以上に呆れられた。
「いやさ、普段が普段だから今日一日ずっとそういう格好ばっかし見てると別人過ぎて、ほんとに名無しさんなのか気がついたら見ちゃってるんだよな」
「気持ちはわかるが失礼やぞ」
「褒めてんだよ」
「褒めてんの?!いや、あの、全く伝わらんのやけども」
いつしかのやり取りに似ているであろうキャッチボールを投げ合いつつも、褒められるとはなんぞやとゲシュタルトが崩壊してくる。
「いいよー別に。女の子らしい格好似合わんの分かってるし、何ていうかこう...心許ないというか恥ずかしいしな」
「スカートが恥ずかしいのか?」
「不思議そうに言うけど、普通にめっちゃ恥ずかしいよコレ。やってさ考えてもみーよエース、言わばエースがズボンも履かずに外を出歩いてるようなもんやねんで」
「いや全然違ぇーよ!それはただの変態じゃねえか!」
「同じようなもんよ」
「いや、おれもそれは違えと思うな〜」
この羞恥心が上手く伝わらなくて悶々するも、いい感じに伝えられる術がないのだから仕方がない。
「ま、こんな格好も今日限りやし別人なうちを存分に味わうがいいさ」
「えぇっ今日だけなのか?」
揶揄うつもりで踏ん反り返ったはずが、全く予想だにしていなかったのか驚く2人。そんな姿に思わずこちらも驚いた。
「やってほらスカートってスースーするし、慣れへんくて恥ずかしさは凄いわ修行も出来んわで今の所必要無いかなって」
「いや...いやいやいやいや。じゃあ何でマキノから色々ワンピース受け取ってたんだよ!おれちょっと楽しみにしてたのに!」
「してたんかい」
「エースも言ってやれよ、名無しさんはただでさえか弱くないんだから服装ぐらいたまには女っぽくしろよって」
「それはただのサボの好みでは」
「まあサボの好みはこの際置いといて、貰ったもんを無駄にすんのは勿体無い上良くねえ事だって、ダダン達も言ってたぞ」
「それは貰ったというより山賊らしく奪った、みたいな事ではなく?」
「同じ事だろ」
「いや、う〜んそう...なのか?」
何やら好みがあるらしいサボならまだ分かるが、エースまでそんな事言うとは思ってもおらず少し戸惑う。
...そう言えばマキノさんへの反応や、ワンピースを着る前もあっちが似合うこっちが似合うと皆ではしゃいでいたのを思い出し、これも一種の女子への憧れなのでは....?と思い当たった。
近くに歳の近い女の子なんて居そうな気配も無いし、様子を見るに年頃の時期に差し掛かっていると見て間違いない。
なんだ、そう言う事か。
確かに女の子の服装への好奇心は思春期なら分からなくは無いしそれなら説明はつく。それに今から女の子の格好に多少見慣れておけば、いざと言う相手が出来た時いい褒め言葉が思いつくってものだ。
「ははーん。そう言う事ね、分かった分かったうちに任せ」
「.....あ?何言ってんだ名無しさん」
「言ったろサボ、名無しさんは時々良く分からねぇ事言うんだって」
「まぁまぁみなまで言うな。そういう事ならたまになら着たらん事もないよ。ただし文句は受け付けへんからなー(笑)普通の女の子とは違って、慣れへんうちにとったら恥ずかしいには変わりないんやから」
こういうのは慣れ過ぎても良くないんよと諭すように伝えれば、意味が分からないという顔をされたがそれこそ意味が分からない。
お互いに軽くハテナを頭に飛ばしながら見つめ合ってると、嬉しそうなルフィの声が聞こえてきて打ち止めとなる。
「おーーーい!待たせたなあ、探しに行こうぜー!」
「お、ルフィ!お帰り〜。ありがとうなー」
「しっしっし本当名無しさん女みてえだ。可愛いな」
「ありがとうルフィ、ほなまた着た時も探検したり遊ぼっか」
「いいのか?やったーおれも名無しさんといっぱい遊びてえんだ!」
虫かごを抱えて自作であろう歌を歌いながら歩くルフィ。隣を歩きながら眺めるその姿は本当に無邪気で癒された。
「....おい、エース。何だか名無しさんが変な誤解をしてる気がするんだけど、気のせいか?」
「いや、おれもそんな気がしてる。」
「何を勘違いしてるのかは分からないけど、何つーかルフィみたいに素直に受け取って貰えてねえのだけは分かった」
「まあお前の場合ただの趣味だと思われてるからな」
「なんだとー!それを言ったらお前もだろエース!馬だの山賊だのひとっことも褒めてないからな?」
グググと額をすり合わせ何やら言い合ってる様子の2人。今日も仲良しだなと暫し眺めて先を急ぐルフィに追いついた。