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《59.プレゼント》
もっと話しにくいおじいちゃんなのかなと思っていたのに纏う空気感が何処か懐かしくて落ち着くからか、マキノさんに呼ばれるまで初対面なのを忘れる程に会話に夢中になっていた。
「ルフィ、新しい服カッコいいやん」
「名無しさんもそう思うよなー!マキノが選ぶ服センスがいいんだ」
「サボもそれ貰ったん?似合ってんで」
「へへっありがとな!こういう服は初めてだからおれも嬉しいや」
「エースは....はははっめちゃくちゃ照れてるやん、見てみ」
「しっしっしそうなんだよー!ずっーとほっぺが赤いんだエースの奴」
「なあー!ほんとさっ...あはははは!」
「うるせぇーぞお前ら!」
笑い転げる2人に一緒になって声を上げる。ツンデレのツンが激しいあのエースがマキノさんの前ではああも大人しいのかと面白かった。
サイズを測り終えるや否や走ってやってくるエースに、2人が揃って後ろに隠れる。
「やーいエースの照れ屋さーん」
「違うぞルフィ、こういう時はシャイボーイって言うんだぜ」
「そうなのか?やーいエースのシャイボー...いってぇえ!なんだよ!すぐ殴んなよ」
「サボも余計な事教えてんじゃねえ!」
「ははっ、いいじゃねえか。ほんとの事なんだしy...いってぇええ!何すんだよ!」
ぽこぽこと一発ずつ力を込めて照れを隠すエースに、可愛いなあとニマニマしてると「名無しさんお前もだからな」と軽く蹴られた。うん、解せない。
贔屓だ!ずりぃーみたいな声が飛び交う中、再び名前を呼ばれてマキノさんの方へと振り向けば手にはひらひらのワンピース。ちょっと待てよと心の準備を整える。
「ほら、名無しさんちゃんもいらっしゃい。実はね女の子もお世話になってるってガープさんからお話を聞いていて、どうかしらと思って持ってきたの」
「あ.....ははは、」
「ずっとサイズの合わない服よりも、女の子なんだし可愛い服を着たいでしょう?」
「いや〜、そのー」
再び「どうかしら」とあの素敵な笑顔で言われてしまい断ろうにも言葉に詰まる。確かに今の自分の服装は、ダダンさんの余った服をリメイクして紐をつけたり腰で結んだりしても大きくてどれも全部お尻は隠れてしまうものばかり。
その下にこれまた少し大きめのズボンを履いているものだから見る人によっては全身ダボダボ人間で。ただ、手を加えるか折り込んでしまえば履けない事は無かったので、特に不自由だと思う事はなかったのだ。
...そもそもが23歳にもなって、いや身体は若返ったとはいえ元々スカート類何て縁遠い服装しか好んで来なかった為、ワンピース何て代物は精神年齢以上にハードルが高かった。何より着ている自分が想像もつかない。
「えーっとですね....。気持ちはめちゃくちゃ嬉しいんですけど、そのー...スカートがちょっとあまり得意ではなくて」
遠回しにワンピースは履けないアピールをしてみるものの
「そうなの?名無しさんちゃん凄く似合うと思うわ。色々あるし一度着て見てから考えてみるのもいいんじゃないかしら」
「おーっとっと.....」
残念だわと引いてくれる事を願っていれば、案外強気でくるマキノさんにどうしようかと困り果てる。
何より好意で準備してくれたものなのだから、ここで断るのは失礼なのではという気持ちと、いやいや貰っても恥ずかしくて着られないから結局勿体無いという気持ちが交差してヘルプを求めるように後ろを見れば
「いいんじゃねえか?一回着てみろよ名無しさん」
「そうだぞ!こっちのひらひらしたやつなんて名無しさんに似合いそうだ」
笑顔で勧めてくるサボとルフィ。思ったよりも味方が居ない。こうなれば最後の頼みの綱だと思いエースを見れば、何も言わずにそっぽを向いた。く〜裏切り者め。
ギギギと音が鳴りそうな手でとりあえず受け取るものの、ワンピースを着るのなんていつぶりだろうと眩暈がした。
もっと話しにくいおじいちゃんなのかなと思っていたのに纏う空気感が何処か懐かしくて落ち着くからか、マキノさんに呼ばれるまで初対面なのを忘れる程に会話に夢中になっていた。
「ルフィ、新しい服カッコいいやん」
「名無しさんもそう思うよなー!マキノが選ぶ服センスがいいんだ」
「サボもそれ貰ったん?似合ってんで」
「へへっありがとな!こういう服は初めてだからおれも嬉しいや」
「エースは....はははっめちゃくちゃ照れてるやん、見てみ」
「しっしっしそうなんだよー!ずっーとほっぺが赤いんだエースの奴」
「なあー!ほんとさっ...あはははは!」
「うるせぇーぞお前ら!」
笑い転げる2人に一緒になって声を上げる。ツンデレのツンが激しいあのエースがマキノさんの前ではああも大人しいのかと面白かった。
サイズを測り終えるや否や走ってやってくるエースに、2人が揃って後ろに隠れる。
「やーいエースの照れ屋さーん」
「違うぞルフィ、こういう時はシャイボーイって言うんだぜ」
「そうなのか?やーいエースのシャイボー...いってぇえ!なんだよ!すぐ殴んなよ」
「サボも余計な事教えてんじゃねえ!」
「ははっ、いいじゃねえか。ほんとの事なんだしy...いってぇええ!何すんだよ!」
ぽこぽこと一発ずつ力を込めて照れを隠すエースに、可愛いなあとニマニマしてると「名無しさんお前もだからな」と軽く蹴られた。うん、解せない。
贔屓だ!ずりぃーみたいな声が飛び交う中、再び名前を呼ばれてマキノさんの方へと振り向けば手にはひらひらのワンピース。ちょっと待てよと心の準備を整える。
「ほら、名無しさんちゃんもいらっしゃい。実はね女の子もお世話になってるってガープさんからお話を聞いていて、どうかしらと思って持ってきたの」
「あ.....ははは、」
「ずっとサイズの合わない服よりも、女の子なんだし可愛い服を着たいでしょう?」
「いや〜、そのー」
再び「どうかしら」とあの素敵な笑顔で言われてしまい断ろうにも言葉に詰まる。確かに今の自分の服装は、ダダンさんの余った服をリメイクして紐をつけたり腰で結んだりしても大きくてどれも全部お尻は隠れてしまうものばかり。
その下にこれまた少し大きめのズボンを履いているものだから見る人によっては全身ダボダボ人間で。ただ、手を加えるか折り込んでしまえば履けない事は無かったので、特に不自由だと思う事はなかったのだ。
...そもそもが23歳にもなって、いや身体は若返ったとはいえ元々スカート類何て縁遠い服装しか好んで来なかった為、ワンピース何て代物は精神年齢以上にハードルが高かった。何より着ている自分が想像もつかない。
「えーっとですね....。気持ちはめちゃくちゃ嬉しいんですけど、そのー...スカートがちょっとあまり得意ではなくて」
遠回しにワンピースは履けないアピールをしてみるものの
「そうなの?名無しさんちゃん凄く似合うと思うわ。色々あるし一度着て見てから考えてみるのもいいんじゃないかしら」
「おーっとっと.....」
残念だわと引いてくれる事を願っていれば、案外強気でくるマキノさんにどうしようかと困り果てる。
何より好意で準備してくれたものなのだから、ここで断るのは失礼なのではという気持ちと、いやいや貰っても恥ずかしくて着られないから結局勿体無いという気持ちが交差してヘルプを求めるように後ろを見れば
「いいんじゃねえか?一回着てみろよ名無しさん」
「そうだぞ!こっちのひらひらしたやつなんて名無しさんに似合いそうだ」
笑顔で勧めてくるサボとルフィ。思ったよりも味方が居ない。こうなれば最後の頼みの綱だと思いエースを見れば、何も言わずにそっぽを向いた。く〜裏切り者め。
ギギギと音が鳴りそうな手でとりあえず受け取るものの、ワンピースを着るのなんていつぶりだろうと眩暈がした。