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《58.おませな2人と嬉しい来訪》
あの後すぐはエースとサボの様子がおかしかった気もするが、しばらく経てばいつも通りで何だったのかと未だに不思議に思う。そんな2人も今となってはお兄ちゃんで、つい先日3人で兄弟の盃を交わしたのだと嬉しそうに報告してきた。
「なーなー、サボー。何で名無しさんは姉ちゃんにしねーんだ?おれ名無しさんが姉ちゃんならいいぞ」
「....いいか、ルフィ。おれたちはいつか海に出て海賊になった時海軍に追われる立場になるんだぞ。そうなった時名無しさんの存在がバレても見ろ、何があるかわかったもんじゃねえ」
「そうだぜルフィ。おれたちは男だから逃げきれたとしても、女のあいつは捕まっちまうかもしれないだろ」
「おれらが守ってやればいいじゃねえーか!」
「いやだからな、おれ達は海へ出ても名無しさんが同じタイミングとは限らないだろ?そしたら誰が1人になった名無しさんを守るんだよ」
「よし、名無しさんも一緒に海賊になってもらおう!そしたら全部解決だよな!ちょっとおれ声かけてくるよ」
「「ちょっと待て」」
こんなやり取りの末、何とかルフィを納得させてから盃を交わしたなどと笑顔で皆に報告された名無しさんは知る由もなく、今も嬉しそうにその時を思い出していた。
(それにしても兄弟か〜。うん、めっちゃしっくり来るな)
記憶にある限りでは、ルフィの兄として名が上がっていたのはエースだけだった気がするが、もしかしたら新巻の後に出てきたのだろうかと思いを馳せる。
何にせよ、あんなにすれ違っていた2人が仲良くなってサボも含めた三兄弟となったのは誰から見ても微笑ましい。素直じゃないがダダンさん達ともよく話題に上がるのだから、皆も成長が嬉しいのだろうなと話を聞く度に思う。
.....それにしても、だ。
「ダダンさん今日もあんまし眠れてへんのかな」
「みたいだなあ〜。お頭あぁ見えて繊細だからさ、皆が仲良くなったのは喜んでたみたいだけどその分ヤンチャ坊主が1人増えたみたいなもんだからなあ」
「はははっ、確かに」
「エースだけだった時はそもそも会話自体少なかったからまだマシだったんだろうけど、サボもルフィも社交的と言うか怖ェもの知らずというか」
そうなのだ。うちがきてエースと2人の時とは大分違いそれこそ無邪気にいつでも全力で皆が駆け回るものだから、本来の子供らしさというかそういう元気さに、きっとまだ心も体もついていかないのだろうなと感じた。
掃除をしながらダダンさん談義に花を咲かせていると、急に庭の方が騒がしくなったので皆で窓から覗いてみるとエース達も気になったのか外をひっそり覗いていて
「ぁあ!マキノーー!」
「ルフィ!」
確認するや否や嬉しそうに飛びつくルフィ。
(あれが、マキノさんか。めちゃくちゃ綺麗な人...うわぁあ色白っ細い、可愛い......!!)
初めて見るマキノさんに内心興奮しながらもこんなに美人なのかと驚いた。確かまだ10代だったのではと思い返して、ワンピースという世界の遺伝子レベルの高さに驚愕する。いや、めちゃくちゃ可愛いな。
「あなた達もいらっしゃい。ね?」
と、エースとサボに笑いかける姿何てより一層美人度が増していて、それはもう2人揃って頬を赤らめるのは当然だろうなと納得した。ルフィは勿論ずっと可愛いが、特にサボが赤くなるなんて珍しく、黙ったまま頬を赤らめる2人は何だか年相応に見えてそれはそれは可愛いかった。
今日は良いものが見られたなとモップを置きに玄関まで行けば、「あなたが名無しさんちゃんね、話に聞いてた通りだわ」と手招きをされ同性なのにドキッとする。何度も言うが笑顔の破壊力がとてつもない。
「あの、初めましてマキノ...さん?名無しさんと言います。いつもルフィがお世話になってます」
「ふふっ初めまして名無しさんちゃん。マキノと言います、よろしくね」
「.....あの、」
「ん?どうしたの?」
「めちゃくちゃ...綺麗ですね。ビックリしました」
「あら、ありがとう。あなたも十分綺麗な女の子よ」
返しまで天才的とはこの事で、初対面のはずなのにマキノさんへの好感度が爆上がりだ。とりあえず気持ちを落ち着けようと村長さんにも忘れず挨拶をして、服を持ってきたのだという笑顔のマキノさんを村長さんと一緒に少し離れた場所から眺める。なんだろうこの空気感、とても落ち着く。
「村長さん」
「ん?なんじゃ」
「あんな美人さんが村に居て世の男性は大丈夫なんでしょうか」
「.....はっはっは!面白い子じゃな!安心せい。あの子は確かに特別美人じゃが、村にもいっぱい美人はおるよ」
「なんと。それはそれで、男性側も大変ですね」
「村にはいい男もいっぱいおるぞ。そっちの方が気にならんのか」
「あ、いやそっちはまだ早いといいますか間に合ってます」
「はっはっは!いやはや、お嬢さんみたいな子だったらマキノのお店を手伝ってほしいわい」
いきなり話が飛躍して驚くものの、親しみやすい人だなあと笑顔になった。フーシャ村、いつかは行ってみたいものだ。
あの後すぐはエースとサボの様子がおかしかった気もするが、しばらく経てばいつも通りで何だったのかと未だに不思議に思う。そんな2人も今となってはお兄ちゃんで、つい先日3人で兄弟の盃を交わしたのだと嬉しそうに報告してきた。
「なーなー、サボー。何で名無しさんは姉ちゃんにしねーんだ?おれ名無しさんが姉ちゃんならいいぞ」
「....いいか、ルフィ。おれたちはいつか海に出て海賊になった時海軍に追われる立場になるんだぞ。そうなった時名無しさんの存在がバレても見ろ、何があるかわかったもんじゃねえ」
「そうだぜルフィ。おれたちは男だから逃げきれたとしても、女のあいつは捕まっちまうかもしれないだろ」
「おれらが守ってやればいいじゃねえーか!」
「いやだからな、おれ達は海へ出ても名無しさんが同じタイミングとは限らないだろ?そしたら誰が1人になった名無しさんを守るんだよ」
「よし、名無しさんも一緒に海賊になってもらおう!そしたら全部解決だよな!ちょっとおれ声かけてくるよ」
「「ちょっと待て」」
こんなやり取りの末、何とかルフィを納得させてから盃を交わしたなどと笑顔で皆に報告された名無しさんは知る由もなく、今も嬉しそうにその時を思い出していた。
(それにしても兄弟か〜。うん、めっちゃしっくり来るな)
記憶にある限りでは、ルフィの兄として名が上がっていたのはエースだけだった気がするが、もしかしたら新巻の後に出てきたのだろうかと思いを馳せる。
何にせよ、あんなにすれ違っていた2人が仲良くなってサボも含めた三兄弟となったのは誰から見ても微笑ましい。素直じゃないがダダンさん達ともよく話題に上がるのだから、皆も成長が嬉しいのだろうなと話を聞く度に思う。
.....それにしても、だ。
「ダダンさん今日もあんまし眠れてへんのかな」
「みたいだなあ〜。お頭あぁ見えて繊細だからさ、皆が仲良くなったのは喜んでたみたいだけどその分ヤンチャ坊主が1人増えたみたいなもんだからなあ」
「はははっ、確かに」
「エースだけだった時はそもそも会話自体少なかったからまだマシだったんだろうけど、サボもルフィも社交的と言うか怖ェもの知らずというか」
そうなのだ。うちがきてエースと2人の時とは大分違いそれこそ無邪気にいつでも全力で皆が駆け回るものだから、本来の子供らしさというかそういう元気さに、きっとまだ心も体もついていかないのだろうなと感じた。
掃除をしながらダダンさん談義に花を咲かせていると、急に庭の方が騒がしくなったので皆で窓から覗いてみるとエース達も気になったのか外をひっそり覗いていて
「ぁあ!マキノーー!」
「ルフィ!」
確認するや否や嬉しそうに飛びつくルフィ。
(あれが、マキノさんか。めちゃくちゃ綺麗な人...うわぁあ色白っ細い、可愛い......!!)
初めて見るマキノさんに内心興奮しながらもこんなに美人なのかと驚いた。確かまだ10代だったのではと思い返して、ワンピースという世界の遺伝子レベルの高さに驚愕する。いや、めちゃくちゃ可愛いな。
「あなた達もいらっしゃい。ね?」
と、エースとサボに笑いかける姿何てより一層美人度が増していて、それはもう2人揃って頬を赤らめるのは当然だろうなと納得した。ルフィは勿論ずっと可愛いが、特にサボが赤くなるなんて珍しく、黙ったまま頬を赤らめる2人は何だか年相応に見えてそれはそれは可愛いかった。
今日は良いものが見られたなとモップを置きに玄関まで行けば、「あなたが名無しさんちゃんね、話に聞いてた通りだわ」と手招きをされ同性なのにドキッとする。何度も言うが笑顔の破壊力がとてつもない。
「あの、初めましてマキノ...さん?名無しさんと言います。いつもルフィがお世話になってます」
「ふふっ初めまして名無しさんちゃん。マキノと言います、よろしくね」
「.....あの、」
「ん?どうしたの?」
「めちゃくちゃ...綺麗ですね。ビックリしました」
「あら、ありがとう。あなたも十分綺麗な女の子よ」
返しまで天才的とはこの事で、初対面のはずなのにマキノさんへの好感度が爆上がりだ。とりあえず気持ちを落ち着けようと村長さんにも忘れず挨拶をして、服を持ってきたのだという笑顔のマキノさんを村長さんと一緒に少し離れた場所から眺める。なんだろうこの空気感、とても落ち着く。
「村長さん」
「ん?なんじゃ」
「あんな美人さんが村に居て世の男性は大丈夫なんでしょうか」
「.....はっはっは!面白い子じゃな!安心せい。あの子は確かに特別美人じゃが、村にもいっぱい美人はおるよ」
「なんと。それはそれで、男性側も大変ですね」
「村にはいい男もいっぱいおるぞ。そっちの方が気にならんのか」
「あ、いやそっちはまだ早いといいますか間に合ってます」
「はっはっは!いやはや、お嬢さんみたいな子だったらマキノのお店を手伝ってほしいわい」
いきなり話が飛躍して驚くものの、親しみやすい人だなあと笑顔になった。フーシャ村、いつかは行ってみたいものだ。