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《57.お風呂事件②》
あれからお風呂場に向かえば、「うわぁ!」とルフィの声が聞こえてきたので、急いでお風呂の戸を開ける。
「お、名無しさんー!遅かったなー」
「何してるんルフィ...大丈夫か」
どうやら桶をひっくり返してしまったようで、その勢いで倒れたらしい。怪我が無い事だけ確認をしてちょっと待っててなと上の服をお腹辺りで縛り下のズボンは膝まで上げた。どうせ濡れるのだろうが念の為の処置だ。
「はい、お待たせー」
「ん?名無しさんは服脱がねえのか?」
「ルフィが溺れたら困るからな。ルフィがちゃんと上がってから後で入るよ」
「そうなのか、悪ぃなあ!」
「いいよ全然。ほら座って座って」
「おうっ!よろしくな」
楽しそうに笑ったルフィに、弟が居たらこんな感じなのかなと密かに思う。何分女兄弟だった為お兄ちゃんや弟的な存在が憧れなのだ。
それから2人でゴムゴムの新しい技名を考えたり、明日のご飯のリクエストを聞いたり、シャンクスがどれだけカッコいいのか聞いたりと楽しい時間を探す。
「よし、ほな頭流すでー。目ぇ塞いどき」
「分かった!任せろ!...ぉ、おし、いいぞ」
まだまだ水が怖いのだろうルフィの元気な掛け声と同時に、お湯をかけようとした、その時だった
ーバンッ
「「おいルフィ!!お前何勝手に...!」」
突然勢いよくお風呂の戸が開けられたものだから、2人して変な声を上げながらビックリとする。
「あ、なんだよエースとサボか。驚いた〜。一体どうしたんだ?」
未だ目を手で塞いだままのルフィが2人に問いかけるも、飛び込んできた2人は固まったままで、
「おーい、大丈夫かー。エースもサボもどしたん急に」
2人の目の前で手を振ってみれば、やっと意識が戻ったようで慌てたようにそっぽを向いた。
「んだよ、てっきりおれは名無しさんも脱いじまってんのかと」
「あぁ、ビックリしたぜ....ったくルフィのやつ、本当考え無しだな。後で説教だ」
何やらボソボソと呟くサボとエース。内容までは聞こえてこないので、まあいいかと途中だった頭を洗い終わるとルフィは2人を見て嬉しそうに笑った。
「分かった!エースもサボも名無しさんと風呂に入りてえーんだろ、ししし皆で入ろうぜー」
「「ちっがう!!」」
「ん?何でだ?名無しさんもこの後入るって言ってたぞ」
「いいかルフィ、普通は10歳にもなったら歳の近ぇ女とは一緒に風呂は入らねえーの」
「え!そうなのかサボ!そうかー、おれはまだ7歳だから名無しさんもいいよって言ってくれたんだな」
「とにかくだ、今度また一緒に入りてえ時はまずおれかサボに声をかけろ。分かったなルフィ」
「?おう、分かった!」
「ぜってえわかってねえだろお前」
エースに注意されるものの、嬉しそうに笑うルフィ。何やら落ち着いたようなのでどうせならと声をかけてみる。
「ついでやし、エースとサボも頭洗ったろか?それなら一気に済んで2人共楽やろ」
「いやいやいやいや今の話聞いてたのか名無しさん。10歳過ぎたら男はそんな事しねえーの」
「いやでもなサボ、うちは服着とるし気にせんといて貰えたら...」
「「気にするわっ!」」
「とにかく、おれとサボは一旦戻るからルフィお前もさっさと上がれよ」
「分かったー!また後で遊ぼうな!」
恐らくわかっていないのだろうルフィを置いて、嵐のように去っていく2人。一体何をしにきたのか分からないが、とりあえずニコニコとする目の前のルフィに笑顔を返した。
その後足早に部屋に戻った2人は部屋に入るなり膝から崩れ落ちて、勢い余って戸を開けちまったなどと各々が呟く。
「なんつーか、あれはあれで目に毒だった気がする...」
「....よくルフィのやつ平気だったな」
「......エース、おれさ普段名無しさんってかなりダボダボの服ばっか着てるから全然気がつかなかったんだけど、こう、かなり細ぇーんだな」
滴る汗に、火照る頬っぺた、少し濡れた髪の毛と、ウエストラインに張り付いた服....
「「.........」」
「思い出させんなよサボ!」
「いや何も言ってねぇーから!」
そんなやり取りを交わしながら、お互い頬っぺが少し赤いのは置いておき
「.....服着てなかったらそれはそれで困ったけどよ、名無しさんももっと危機感持つべきだとおれは思う」
「...それな。名無しさんはもうちょっと自分を女だと認識した方がいいと思うんだおれも」
「まあ何にせよ、今後はルフィに教えてこーぜサボ」
「だな。あいつをあのまま放っとくとまたすぐ同じ事をやりそうだ」
こんな会話をしていた事を、未だお風呂で遊ぶルフィと当の本人は知る由も無い。
あれからお風呂場に向かえば、「うわぁ!」とルフィの声が聞こえてきたので、急いでお風呂の戸を開ける。
「お、名無しさんー!遅かったなー」
「何してるんルフィ...大丈夫か」
どうやら桶をひっくり返してしまったようで、その勢いで倒れたらしい。怪我が無い事だけ確認をしてちょっと待っててなと上の服をお腹辺りで縛り下のズボンは膝まで上げた。どうせ濡れるのだろうが念の為の処置だ。
「はい、お待たせー」
「ん?名無しさんは服脱がねえのか?」
「ルフィが溺れたら困るからな。ルフィがちゃんと上がってから後で入るよ」
「そうなのか、悪ぃなあ!」
「いいよ全然。ほら座って座って」
「おうっ!よろしくな」
楽しそうに笑ったルフィに、弟が居たらこんな感じなのかなと密かに思う。何分女兄弟だった為お兄ちゃんや弟的な存在が憧れなのだ。
それから2人でゴムゴムの新しい技名を考えたり、明日のご飯のリクエストを聞いたり、シャンクスがどれだけカッコいいのか聞いたりと楽しい時間を探す。
「よし、ほな頭流すでー。目ぇ塞いどき」
「分かった!任せろ!...ぉ、おし、いいぞ」
まだまだ水が怖いのだろうルフィの元気な掛け声と同時に、お湯をかけようとした、その時だった
ーバンッ
「「おいルフィ!!お前何勝手に...!」」
突然勢いよくお風呂の戸が開けられたものだから、2人して変な声を上げながらビックリとする。
「あ、なんだよエースとサボか。驚いた〜。一体どうしたんだ?」
未だ目を手で塞いだままのルフィが2人に問いかけるも、飛び込んできた2人は固まったままで、
「おーい、大丈夫かー。エースもサボもどしたん急に」
2人の目の前で手を振ってみれば、やっと意識が戻ったようで慌てたようにそっぽを向いた。
「んだよ、てっきりおれは名無しさんも脱いじまってんのかと」
「あぁ、ビックリしたぜ....ったくルフィのやつ、本当考え無しだな。後で説教だ」
何やらボソボソと呟くサボとエース。内容までは聞こえてこないので、まあいいかと途中だった頭を洗い終わるとルフィは2人を見て嬉しそうに笑った。
「分かった!エースもサボも名無しさんと風呂に入りてえーんだろ、ししし皆で入ろうぜー」
「「ちっがう!!」」
「ん?何でだ?名無しさんもこの後入るって言ってたぞ」
「いいかルフィ、普通は10歳にもなったら歳の近ぇ女とは一緒に風呂は入らねえーの」
「え!そうなのかサボ!そうかー、おれはまだ7歳だから名無しさんもいいよって言ってくれたんだな」
「とにかくだ、今度また一緒に入りてえ時はまずおれかサボに声をかけろ。分かったなルフィ」
「?おう、分かった!」
「ぜってえわかってねえだろお前」
エースに注意されるものの、嬉しそうに笑うルフィ。何やら落ち着いたようなのでどうせならと声をかけてみる。
「ついでやし、エースとサボも頭洗ったろか?それなら一気に済んで2人共楽やろ」
「いやいやいやいや今の話聞いてたのか名無しさん。10歳過ぎたら男はそんな事しねえーの」
「いやでもなサボ、うちは服着とるし気にせんといて貰えたら...」
「「気にするわっ!」」
「とにかく、おれとサボは一旦戻るからルフィお前もさっさと上がれよ」
「分かったー!また後で遊ぼうな!」
恐らくわかっていないのだろうルフィを置いて、嵐のように去っていく2人。一体何をしにきたのか分からないが、とりあえずニコニコとする目の前のルフィに笑顔を返した。
その後足早に部屋に戻った2人は部屋に入るなり膝から崩れ落ちて、勢い余って戸を開けちまったなどと各々が呟く。
「なんつーか、あれはあれで目に毒だった気がする...」
「....よくルフィのやつ平気だったな」
「......エース、おれさ普段名無しさんってかなりダボダボの服ばっか着てるから全然気がつかなかったんだけど、こう、かなり細ぇーんだな」
滴る汗に、火照る頬っぺた、少し濡れた髪の毛と、ウエストラインに張り付いた服....
「「.........」」
「思い出させんなよサボ!」
「いや何も言ってねぇーから!」
そんなやり取りを交わしながら、お互い頬っぺが少し赤いのは置いておき
「.....服着てなかったらそれはそれで困ったけどよ、名無しさんももっと危機感持つべきだとおれは思う」
「...それな。名無しさんはもうちょっと自分を女だと認識した方がいいと思うんだおれも」
「まあ何にせよ、今後はルフィに教えてこーぜサボ」
「だな。あいつをあのまま放っとくとまたすぐ同じ事をやりそうだ」
こんな会話をしていた事を、未だお風呂で遊ぶルフィと当の本人は知る由も無い。