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《54.ASLの小さな誓い》
「どうしたルフィ、さっきから黙り込んで」
名無しさんが去った後言われた通りにお布団に潜って横になりながら話をする3人。
「.......あいつ、おれ以上に痛そうな顔してた」
「...まぁ、今回は皆怪我が酷かったしな」
「......それもあるけど、前にも似たような事があってルフィが帰ってこなかった日も、多分あいつ起きてたんだ」
「前って...じぃちゃんとここに来た日の事か?でもおれ帰れたの朝だぞ」
「あの日は珍しく名無しさんが外ばっか気にしててよ、おれは途中で寝ちまったけど、ダダンの声が聞こえたと思ったらお前の後に名無しさんの声が聞こえてきたからな」
「あ、そういや始めに出迎えてくれたのあいつだった」
「やっぱりか。...だから今日も気になってずっと起きてたんだろうぜ」
「手当てしてあったのそれかー!てっきりダダンがやってくれたもんだと思ってたからお礼言っちまったよ」
なんだよ名無しさんだったのか、だからあん時不思議顔してたんだなダダンは。何ていいながら、言えよなくそぅとぶつぶつ呟くルフィ。
「あ。それとなルフィ」
「なんだよサボ」
「名無しさんの事だけど、山賊じゃねえぞ」
「.....え、ぇぇえええええっ??!」
「ばっ、静かにしろ!」
「な、なななっだってあいつ違うなんて言ってなかったぞ!」
「そりゃお前、あんな風に山賊山賊ーって毛嫌いしてる奴に実は山賊じゃないです、何て言われても信じられると思うか?」
「お、、、思わねえ」
「だろ?だから明日、起きてから名無しさんにちゃんと謝るんだぞ」
「...うん、わかった。何だ、そうか、だからあいつ他の奴と違って優しかったのか」
真相が分かって少し落ち込むルフィをサボが宥めつつ、ずっと黙り込んでいたエースがそっと口を開いた。
「なぁお前ら、今日以降滅多な怪我はしないと誓え」
「急にどうした?エース」
「なんか良くねえことでもあんのかよエース」
「...ルフィお前、怪我をするイコール弱えって事に気づかないのか」
「お、おれは弱くなんかねえ!」
「弱えんだよ、実際。じゃなきゃこんな怪我するはずがない。...勿論おれもだ」
天井を見つめたまま自分に言い聞かせるように呟くエース。何となくその真意が分かった気がして、サボも静かに同意した。
「まぁ、確かにな。大人相手だったとはいえこんな所で怪我してるようじゃ、海に出た後の先が知れる」
「だから今日以降、酷い怪我した奴が一番弱いと思え。特にルフィ、また簡単に捕まりやがったら今度こそ見捨てるからな」
「つかまんねえし負けねえよ!おれはもっともっと強くなるんだからな!」
「泣き虫の癖してよく言うぜ」
「おれは泣き虫なんかじゃねえっ!」
「はいはいそこまでな。じゃあさ、今日みたいな怪我をしたらそいつはメシ無しってのはどうだ?」
「「.....のった!」」
約束だからな!と各々で言い合った後、体が温まったのもあってか段々と喋り声が小さくなる。
「なあ、エース」
「何だよサボ。もう寝ろ」
「名無しさんは、大丈夫かな」
「...さぁな。心配なら明日の朝にでも声掛けてみろよ」
「それもそうだな。今日からおれもここに住むんだしそうするよ」
その会話で最後だったのか、一つだけ響いていた小さな寝息は気がつけば3つに変わっていき静かに夜はふけていく。
「どうしたルフィ、さっきから黙り込んで」
名無しさんが去った後言われた通りにお布団に潜って横になりながら話をする3人。
「.......あいつ、おれ以上に痛そうな顔してた」
「...まぁ、今回は皆怪我が酷かったしな」
「......それもあるけど、前にも似たような事があってルフィが帰ってこなかった日も、多分あいつ起きてたんだ」
「前って...じぃちゃんとここに来た日の事か?でもおれ帰れたの朝だぞ」
「あの日は珍しく名無しさんが外ばっか気にしててよ、おれは途中で寝ちまったけど、ダダンの声が聞こえたと思ったらお前の後に名無しさんの声が聞こえてきたからな」
「あ、そういや始めに出迎えてくれたのあいつだった」
「やっぱりか。...だから今日も気になってずっと起きてたんだろうぜ」
「手当てしてあったのそれかー!てっきりダダンがやってくれたもんだと思ってたからお礼言っちまったよ」
なんだよ名無しさんだったのか、だからあん時不思議顔してたんだなダダンは。何ていいながら、言えよなくそぅとぶつぶつ呟くルフィ。
「あ。それとなルフィ」
「なんだよサボ」
「名無しさんの事だけど、山賊じゃねえぞ」
「.....え、ぇぇえええええっ??!」
「ばっ、静かにしろ!」
「な、なななっだってあいつ違うなんて言ってなかったぞ!」
「そりゃお前、あんな風に山賊山賊ーって毛嫌いしてる奴に実は山賊じゃないです、何て言われても信じられると思うか?」
「お、、、思わねえ」
「だろ?だから明日、起きてから名無しさんにちゃんと謝るんだぞ」
「...うん、わかった。何だ、そうか、だからあいつ他の奴と違って優しかったのか」
真相が分かって少し落ち込むルフィをサボが宥めつつ、ずっと黙り込んでいたエースがそっと口を開いた。
「なぁお前ら、今日以降滅多な怪我はしないと誓え」
「急にどうした?エース」
「なんか良くねえことでもあんのかよエース」
「...ルフィお前、怪我をするイコール弱えって事に気づかないのか」
「お、おれは弱くなんかねえ!」
「弱えんだよ、実際。じゃなきゃこんな怪我するはずがない。...勿論おれもだ」
天井を見つめたまま自分に言い聞かせるように呟くエース。何となくその真意が分かった気がして、サボも静かに同意した。
「まぁ、確かにな。大人相手だったとはいえこんな所で怪我してるようじゃ、海に出た後の先が知れる」
「だから今日以降、酷い怪我した奴が一番弱いと思え。特にルフィ、また簡単に捕まりやがったら今度こそ見捨てるからな」
「つかまんねえし負けねえよ!おれはもっともっと強くなるんだからな!」
「泣き虫の癖してよく言うぜ」
「おれは泣き虫なんかじゃねえっ!」
「はいはいそこまでな。じゃあさ、今日みたいな怪我をしたらそいつはメシ無しってのはどうだ?」
「「.....のった!」」
約束だからな!と各々で言い合った後、体が温まったのもあってか段々と喋り声が小さくなる。
「なあ、エース」
「何だよサボ。もう寝ろ」
「名無しさんは、大丈夫かな」
「...さぁな。心配なら明日の朝にでも声掛けてみろよ」
「それもそうだな。今日からおれもここに住むんだしそうするよ」
その会話で最後だったのか、一つだけ響いていた小さな寝息は気がつけば3つに変わっていき静かに夜はふけていく。